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ブックガイド兼ワールドガイド  作者: 透坂雨音
キャラクターイフ
26/31

ファイブ ノミトの物語



 害虫のような生き物を生んでしまった、と母親は度々口にした。



 その言葉を聞いて育ったノミトは、できるだけ息をひそめ、部屋の隅でたまにみる虫のように、目立たず生きてきた。

 だから存在感のない人間として、他人からはたまに思い出される程度の人間になった。

 だが、そんな人間を見つけてくれる少女がいた。

 ノミトはその少女を何があっても助けたいと思った。

 運が悪いのか、度々大変な目に遭っているその少女を。

 その道の先に、地を這う虫のように踏みつぶされる結末が待っていたとしても。

 ノミトは突き進むつもりだった。


 結果としてノミトは命を失う事になったが、彼は後悔していなかった。


 守られた少女が、ノミトの死に酷く傷ついているとも知らず。


 道端の蟻を踏みつぶして罪悪感を抱く事はあっても、それがトラウマになる人間は少ないから。



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