双星のクリエイティス ナナキの物語
空に浮かぶ大きな大地。
暗い闇の中にあるただ一つの世界。
そんな世界に、ナナキという少年がいた。
ナナキは真面目な少年で、ごく普通の人間だった。
けれど、他の人と違うのは、戦うための力と才能があった事。
その能力を見出されたナナキは、特別な人に仕える事になる。
その相手は星の巫女。
星の巫女は、人類の繁栄のために仕事をしなければならない存在。
神に祈りを捧げ、その対価に願いを叶えてもらう事ができるという。
ナナキは、そんな巫女を守る存在になった。
巫女が神に祈りを捧げて、願いをかなえてもらうには手順が必要だ。
神の使いの導きによって、世界の果てにある星の祭壇にたどり着かなければならない。
だから、巫女は願いをかなえるため、信頼のできる護衛と共に旅に出るのだ。
ナナキは、そんな宿命を持った星の巫女と、そして巫女の進路を示す使い魔と共に、旅へ出た。
2人と1匹の旅は大変な事ばかりで、障害は大きい。
しかし、ナナキは全てそれらを自身の能力で打ち倒し、取り除いていった。
その度の果てに、祭壇へとたどり着く。
そこでいよいよ、星の巫女が祈りを捧げ、願いを叶える事になるのだが、思いもよらない事が起きた。
巫女の願いを私的に利用しようとした者達が、使い魔を人質にとったのだ。
星の巫女は使い魔を助けるために、怪我を負い、ナナキも重傷を負って、命を落としかける。
そんなナナキを見た星の巫女は、人類のためではなく、ナナキを助けるために願いを使ってしまう。
ナナキは命を助けられたものの、巫女を妨害した者達を許せなくなり、彼らを根絶やしにするために行動する。
ナナキは、それらを最後の一人がいなくなるまで続けるつもりだった。
しかし、そんなナナキは次代の星の巫女たちに打ち倒されたのだった。
ナナキはそこで命を終えると思っていたが、先代が神に叶えてもらった願いの効果は大きすぎた。
ナナキは死ぬ事もできず、長い時間封印される事になり、その封印がとける頃には記憶を失っていたのだった。
そんなナナキは、遠い未来の世界で目覚め、再び星の巫女と出会う事になる。
たった一つだけ忘れなかった、心の片隅にある、巫女を守るという想いを抱きながら。
新しい星の巫女と出会ったナナキは、記憶をなくしつつも再び自らに与えられた仕事を全うしようとする。
前回と同じように旅をして、己の力を振るい、障害を取り除きながら。
そんな中、重い怪我を負った事で、記憶を取り戻したナナキは、かつて自分たちを苦しめた組織が健在だという事に気づく。
ナナキは星の巫女のために、その組織を根絶やしにするため行動を始めた。
しかし、そんなナナキの行動は他ならぬ今代の巫女の説得によって止められる。
今代の巫女の言葉を聞き入れたナナキは、今度こそ旅を終え、巫女を最後まで守り抜く。
そこで彼はやっと、自分の仕事を終えられたのだった。




