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 秘密の特訓。


 これぞ男のロマンだという校長先生もとい師匠に従い、僕 山田公平は過酷な修行に身を投じていた。


 場所は裏山。特殊能力者の演習用に作られた人口の様々な環境が作り出されている。


 所に寄れば、それは命すら奪いかねない。


「ほらほらどうした! まだばてるには早いぞ!」


「はい!」


 カランコロンと音が鳴るのは鉄下駄である。


 僕らはごつごつとした岩山を、延々と走り続けていた。


「あらゆる格闘技の基本は足腰だ! まずはそこから鍛えねば話にならん!」


「はい!」



 ある時は断崖絶壁を手を縛って飛び跳ねた。


「更にうさぎ跳びだ! 山頂まで10往復!」


「師匠! これはあまり意味がないと証明されたのでは!」


「みんなやらないからやるのだ! そうでなくては意味ができない! 根性だよ!」


「なるほど!」



 さらに鉄棒に足をくくりつけて、水瓶の水を、足の上の桶へと移す。


「師匠! 頭に血が!」


「がんばれ! 血が下るよりも早く腹筋だ!」


「がんばります師匠!」



 さらにさらにどこだかわからない巨岩の上で、頭の上に水瓶を乗っけてバランス感覚を養なってみたりもした。


「水がこぼれるのは無駄な動きが多いからだ! 集中、集中だ!」


「はい、師匠!」


「それが終わったら滝壺へいくぞ!」


「師匠! 滝行ってやつでしょうか!」


「そうだ! ついでにアッパーカットの練習だ! 滝が割れるまでやるぞ!」


「えぇ!?」


 特訓の意味などわからない、然し力の意味を求めて僕はがんばった。


 あくなき特訓の果て、新たな僕は着々と完成しつつあった。



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