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エイプリル

名前:エイプリル

職業:召喚術師

サブ職:バランサー(軽業師)

種族:ヒューマン

レベル:91(ただし現在は基本的に師範システムで低下)

性別:男性

所属:ホワイトラビット(現在は半絶縁状態)


外見:???→学ラン+アフロ(眼鏡に無理矢理着せられた)

戦闘技術:B(弱体化時)

知能:EX+

精神:S

幸運:C

危険度:EX



【キャラクター概要】

PK回数が1000回以上、犠牲者が最低でも100人以上という、最大規模の殺戮を行った冒険者。

円卓会議の警告を無視して私刑を繰り返し、自身を阻止しようとした一般の冒険者はもちろん、円卓会議所属の5大戦闘ギルドの猛者達すら単騎で返り討ちにし、捕縛された現在も多くのアキバの冒険者から恐れられている。これらの虐殺は「血祭り事件」と呼ばれ、皮肉にも零細ギルドたちの結束を呼び起こし、同時にそれらに所属する冒険者と共闘してエイプリルを捕らえた円卓会議がアキバの冒険者の信頼を得る大きな要因となった。

あまりの犠牲者の多さに、監禁を重罪と制定したシロエですら「アキバから追放すれば、他の土地に被害が出る。最悪、力をつけて再びアキバに牙を向きかねない。」として、被害者の反対を押し切り新たに作った収容施設〈ラビリントス〉に、彼の装備を奪い大幅に弱体化させた状態で幽閉したほどである。


常に怠惰な雰囲気を纏わせた人物で、人を食ったような話し方をする。その反面、ターゲットとみなした冒険者は一度殺しただけでは飽き足らず、殺害した対象がエイプリルのことがトラウマになるまで執拗に殺し続ける執念深さを見せている。ターゲット以外の冒険者は歯牙にもかけないが、自分の邪魔をするようであれば、女子供だろうと殺しこそしないが容赦なく攻撃を加える。それらの所業から《血祭り》の二つ名を冠している。

円卓会議からは、特別条例で『災害指定』されており、「エイプリルの近親者に危害が及ばない条件下に限り、脱走した場合は誰でも無条件で交戦・拘束を許可する。」と定められている。

殺害はなるべく人前で行おうとする傾向があるが、本人にとってはこれらの行動は目的を達成するための手段にすぎず、彼自身に猟奇的な趣向があるわけではない。冒険者にトドメを刺そうとするときも、まるで部屋の片づけをするときのように面倒臭そうな表情をしている。自分の行動が褒められたことではないことは理解しているが、自重する気はまるで無い。

これらの残虐非道な行動とは裏腹に、親しい人間に対しては気さくに応じる性格である。


元々は自分のペースに持ち込みさえすれば、レイドパーティ相手でも単騎で渡り合う実力者だったが、現在は血祭り事件で召喚獣を全て失い、さらにマイナス効果を持つ装備を強制的に装着させられているため、大幅な弱体化を余儀なくされている。

また、判明しているだけでも、口伝〈強制召喚〉、〈寄生召喚〉、〈Blood Karnival〉を持つが、〈強制召喚〉に多種多様な応用手段があるため、知らない者には何十という口伝を持っているかのように見える。シロエからは口伝以上に、予想もしないような特技の使用方法を思いつく彼の機転・発想力・狡猾さこそが、最大の脅威とみなされている。


ゲーム時代はコレクターであり、アイテムには詳しい。


【特技】

・従者契約

戦闘中のモンスターを召喚獣にする小さくて単純な呪文(KRがクリューラットに行ったアレ)。本来は低レベルのモンスターに使う特技だが、エイプリルはこれで人間も召喚リストに登録できる。エイプリルのそれは、もとは冒険者や大地人に対して使える特技ではないためか、防御呪文でも防ぐことはできず、さらに一度リストに登録された場合は第三者の手では解除できない。そのため、エイプリルと安全に戦うにはこの呪文の射程外から攻撃するしかない。


・スーサイド・ボム

召喚獣を自縛させる特技。エイプリルは、リストに登録した冒険者をも平然と自爆させてくる。MPの消耗や隙も大きく乱発はできない。


・口伝〈強制召喚〉

エイプリルの代名詞。リストに登録した人間を召喚する行為のことを指すが、他の冒険者からは「人間を召喚リストに記録して、召喚する」という一連の流れのことを差して呼ばれることが多い。エイプリルに召喚された者は、どこにいようが一瞬でエイプリルが指定した場所に空間転移させられる。

彼に似た口伝を持つ者は複数確認されるが、契約する相手の意思をも無視して召喚リストに登録できるのは、全ての冒険者の中でエイプリルだけとされている。これは、エイプリルが冒険者を、ゲーム時代に一方的に契約できる雑魚召喚獣同様の存在と認識していることが要因であるという説が有力である。そのためか、同系統の口伝を持つ冒険者の特技と比較して、消費MPは従者召喚1回分と破格の燃費の良さである。しかし、召喚する対象との信頼関係が無く、召喚と同時に自分への攻撃を許す恐れもあるため、リスクもトップクラスと言える。

基本的な召喚術師が仲間に使用する召喚魔法の制限を気にすること無く使用できるうえに、敵の位置を強引に移動させることも可能。

特筆すべきはその膨大な応用手段であり、人を召喚リストに登録できるのを利用して、「自分を召喚して、限定的なテレポートを行う」などの、多くの応用手段をエイプリルは実現している。加えて、エイプリルの発想力が抜きんでているため、対処が難しい。

ただし、「他人の召喚獣はリストに登録できない」といったように、ゲーム時代に召喚リストへの登録をブロックするプログラムが確実に施されていた存在はリストに載せられないとい弱点がある。

また、〈強制召喚〉と同系統(人を召喚獣同様の形で召喚する)の口伝を持つ冒険者と契約している冒険者も同様にリストに載せることはできない。


・転移(仮名)

厳密にいえば、特技ではなく〈強制召喚〉の応用の1つである。人間を召喚できる特性を活かし、リストに自分の名を登録して召喚することで、空間跳躍を行う。

暗殺者の攻撃すら回避できるほどに発動が早く、「召喚」なので移動を阻害する魔法でも妨害はできない。

エイプリル固有の技ではなく、同じように人を召喚できる口伝の使い手にも同様の手段を行える者が僅かに存在する(しかし、彼らは全てエイプリルの技をヒントに開眼しているため、独学で転移を取得したのはエイプリルだけである)。



【召喚獣】

アキバでは『十二の従者』とも呼ばれている。

希少なネームドモンスターの召喚獣を2体所持していた。他の召喚獣にも、大災害前から自分で名を付けていた。

現在は全員が絶賛行方不明中。


1.幻竜帝・栖魏阿(Xia)

セルデシアにおける竜種の始祖の一体として伝説に残る竜。過去にアルヴ族に洗脳されて生物兵器として利用されたことがあり、アルヴ族を嫌悪している。また、その際の不甲斐無さを恥じて、始祖の称号を捨て、幻竜帝を名乗るようになったとされている。

元はレギオンレイドクラスのボスで、召喚制限がある。


2.アズールプス〈バルバンヒューイ〉

蒼狼タイプの召喚獣。氷雪系の技を使う。


3.重壊鬼将グラウィオール

鬼の召喚獣の上位種。


4.クラーケン〈宗近〉

巨大なイカの召喚獣。


5.アラクネー〈レヴォネ〉

蜘蛛の召喚獣。


6.八咫烏〈イザヨイ〉

鳥の召喚獣。エイプリルが使用するのは大型種。


7.アルラウネ〈リュンヌ〉

女性の姿をした植物系の召喚獣。


8.ドリルホーン〈バルディッシュ〉

犀の召喚獣。角が主な武器。


9.ブリッツタイガー〈エクリプス〉

サーベルタイガーの召喚獣。


10.ジャクソニーレックス〈玉蟾〉

ジャクソンカメレオンの召喚獣(ただし見た目は蛙)。


11.ユニコーン〈モーント〉

幻獣系の召喚獣。


12.白皇鬼〈仙娥〉

鬼の召喚獣。



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