朝ご飯
朝起きると、鳥のさえずりがしていた。聞いた感じ、すずめのような可愛らしい鳴き声だが、実は羽の先に鋭い爪のあるとても大型な鳥が鳴いているのだ。ブルームさんいわく食材としてとても優秀で、肉厚で柔らかく、脂ノリも良くてすごくおいしいそうだ。いつか唐揚げにして食べてみたい。
一階に降りると、ブルームさんが朝ご飯の用意をしていた。
「ブルームさん、おはようございます。」
「おはよう、フィオラ。皿の用意してくれる?」
この世界の料理はかなりシンプルだ。日本で食べたお味噌汁など、だしを取ったり、熟成をさせたり味に深みを持たせたりなど工夫をしていたが、この世界では味付けが塩、砂糖しかない。体には優しいんだけどな…。ちなみに今日の朝ご飯は、『パン、目玉焼き、サラダ(味付けは塩だけ)』である。いつかはお味噌汁、だし巻き卵を食べてみたい。
ご飯の用意をした後、朝ご飯を食べた。ちなみに日本のように『いただきます』はなく、そのまま食べ始める。
「ブルームさん、今日は何をするんですか?」
「そうだな。フィオラがどこまで出来るのか知らないからな…。」
そういってブルームさんは腕を組んで考え出した。
「フィオラ、まさかだが魔法を使ったことはあるよな。」
「えっと、適正魔法を調べたことはあるんですけど、使ったことはないです。」
「やっぱりないか…。」
ブルームさんが言うには、私くらいの年齢になると少しずつ魔法を覚えていくらしい。
「じゃあまずは魔法を使うところからはじめようか。」
そういうとブルームさんはニコッと笑った。
「まかせて、私こう見えて王国直属の魔術師だから!」




