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嫌な事があったらどうすればいい。
「ただいま」
「あ、良くん心配したんだよ」彼の口元、ヨダレの白く渇いた跡、鼻の頭の油、寝癖の髪。
「パパ」
「ごめんね、心配かけたね」
汚らしい。
「ご飯にしようよ、ちょうどできたとこだから……」
汚らしい。彼が手をついた壁。
足、足。
ああ、もうホント嫌いなんだ。
スッと頭から、足にかけて何かが抜けていく。恋や愛に形容される。得体のしれない、憑き物が落ちた。
冷ややかな感情がムクムクと沸き起こる。
どうか、今は私に触れないで、きっと振り払ってしまうから——




