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055_まずは不完全にならなければ

 まずは不完全にならなければ創造神にはなれないというか、世界を創造することはできない、んじゃないかという思惑というか、恐れというか、予想があるわけですね。


 それはそう、最後まで道筋が決まっているようなものをわざわざ作り上げることになんの面白みがあるのかという話ではあり、道中想像もできないようなことが湧き上がるからこそ、世界創造の醍醐味があるというものではないか?


 いやまあ、できますね、不完全になるということは、こう自分自身の能力をある程度設定し直せば良いわけであり、別に不可逆ではないので、元に戻そうと思えば戻せるわけではあり、逆に不可逆なそれになることも可能ではあるか?


 メリットがあまりないような気がするわけで、それはそう、そこまでして世界を創造する価値とか意義とか意味とか理由とか、動機とかがあるのかという話で、その答えはこれはまあでないわけであり。


 不完全になってまで創られた世界でその中で、登場人物、いやまあ人には限らないわけが、自我をかを持つとか自由意志を持つとか、そういうようなキャラクタは生きてみたいのか?という疑問もあるわけであり。


 苦痛に塗れた一生とかを送りたいのかどうかという話ではあるわけで、それはまあ、幸せに暮らせることも十分あるわけではあるけれども、基本終わりがあることには変わりはなく、ああ、まあ過程が楽しめるということはありそうではあり、そもそも存在しないよりは、存在した方がよいというか、そういうふうに思考することも、存在しなければあり得ないわけなんだから、そこにいたほうが良い、んだろうか?


 こう、世界がなければ、そこの中で喜ぶことも悲しむこともないわけであり、ある意味安定しているといえないだろうか?


 なぜにこう不安定なものを創り出そうとするのかその理由がやはり分からないような気がする、無理にそれを見つけるならば、変化が好きであるというか、無条件に何か創造することが正しく面白いからである、という個の嗜好に行き着きそうではあり、ある種の迷惑行為なのではなかろうかとか、わがままなんじゃないかという、倫理的な所からの躊躇が生まれる、のではないかな?


 そこのあたりを思考停止するような不完全さがなければ、世界創造とかはあり得ないということなのではないだろうか、つまりは、酒に酔っぱらったような、自制が効かないような状態でなければ、世界は誕生しない、のか?


 既存の世界は、大体酔っ払ったような神様によって創られていた可能性が、ありそうな気配を感じるのであるが、ううむ、それはそれで、臭ってきそうで嫌ではあるなぁ。


 酔うのに酒の力はいらないといえばいらないか?

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