011_めでたしめでたし、
めでたしめでたし、で終わるお話が好きなんだ、というか、登場人物がお話の流れを決めることができるなら、その方向一択だとは思うんだよね。
いわゆるグットエンドとかハッピーエンドとかにするんだよ、そしてできればその過程でも苦労はしたくない、楽しく愉快に痛快に欲望のまま突き進んで、快楽と悦楽の果てに幸せになりたいんだけれどもどう思う?
あ、快楽とか悦楽とか、まあ、ハーレムとか下半身直結するような流れだと主人公は男性で若い方が良い、のを反映して、16歳男子童貞にキャラが設定されているね。
いや、ど、童貞違うわ!という定番の流れはどうでも良いので、ちゅーか、見た目幼女にそんなこと言わせるなよな、あー、流行りというにはもう文化として定着しつつある、メスガキっぽく言わせたほうが良いのか?
そういう、欲望に忠実で、願望が簡単に叶う上に、困難がないような物語を、読んで楽しいのかという疑問は出るわな、でもね、前提として、今回のこれは読者が楽しむのではなく、登場人物が楽しむことが主題になるんじゃないかな、と思うんだけどどうよ?
それはそうだよね、わざわざ自分自身で苦しむような、さらには最後には救われないような、ストーリにはしたくない、かなり現実的というか、劇中では現実と同じというか現実そのものであって、さらには、その中身を結構な自由度でいじれるとなると、そういうネガティブな要素は入れたくないよな。
いや趣味によるという、場合もあるか。
悲劇が好きというか、お約束が好きというか、自分が犠牲になって世界が救われるという、結末に酔うことができる、場合もあるから、一概に悲劇を否定する登場人物ばかりというわけではないのだろうなぁ、しかもそれは虚構で演劇のようなものであり、終わったら、楽屋へ戻るだけであるとなると、いっそ、凶悪なまでの、救いのない物語を演じてみたいという気持ちになる場合もありそうか。
被虐趣味的な楽しみ方なのであろうかな、破滅的な、というか、普段できないようなことをしてみるという場としての、活用をしてみたくなる、というのは分からないではない。
いや私は嫌だぞ?
欲望に忠実で、痛いことも辛いことも悲しいことも嫌いで、刹那的でも良いから、快楽やら悦楽やら京楽やらその辺りの爛れたようなそうでもないような、明るく元気にヤっていきたい、どちらかというと加虐趣味でもあるし。
メスガキじゃねーか、わからせとかされそーじゃねーかって、
だからそれだと心地よくないだろ?
私は自分が気持ちよくなりたい、だからその方向で、物語を転がしていく、そのための設定が必要なんだよ、つまりはそういうことなんだ。
ああ、そうだね、何を楽しいと感じるかをまず決めないといけないのか。
うーん。




