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3.義弟との再会

そう、あの日も快晴で綺麗な青い空が広がっていた。







私が今世で従姉弟に初めて会ったのは4歳の頃で、ちょうど煌麗と出会ってから一年経った頃だった。

それまでは名前は知っているけど会ったことがなかった、なぜなら彼は海外に住んでいたから。



生まれたのはちょうど同じ年なのに今まで会えなかったのは親の都合でなかなか家に帰れなかったかららしい。





今日みたいに晴れた空を見上げながら「これから従姉弟が来るのか~、どんな子かな~」と煌麗と話していたのを今でも覚えている。

そしてやってきたと聞いて玄関に行った私は固まった、いや、固まるしかなかった。



だってそこには前世で会った義弟のシェイナスが立っていたのだから。




「え、っと貴方の名前は?私は柊 愛梨、よろしくね!」



「僕は柊 シエル、よろしく、ね?」



彼もこの状況に驚いているようだった。



「ほら、玄関で立ってないで早く家に入って、入って~」



と後ろからやってきたお母さんが私の背を押しながらそう言った。

私はすぐに煌麗に報告しようと思ったので「ちょっと来て!」と言って、お母さんの手をすり抜けてシエルの手を取って一階の大きい窓から外に出た。



シエルは混乱しながらも私に着いてきたので私は家の庭園に座っている煌麗に「煌麗~!」と言って駆け寄った。

もちろん手は離さずに半ばシエルを引きずる形で向かっていった。



彼は「ん?」と今まで読んでいた本を閉じてこっちを見た。

すると数秒後に立ち上がって笑顔でこちらにやってきて私がシエルと手を繋いでいるほうの手を無理やり取って引き離す。



一連の動作の意味がよくわからずに私は首を傾げた。



「君がシエル....そう。シェイナスの姿はやっぱり変わらなかったか...」



とニコニコの笑顔でシエルの方を見る。



「貴方は...ロストワール様....じゃなくて、確か...瀬名 煌麗?」



「そうそう、よくわかったね。....柊 シエル?」



少し二人の間に流れる空気が怖いのでテーブルの上に置いてあったクッキーを手に取って二人に渡す。



「二人共、つもる話もあるかもしれないからとりあえずクッキーでも食べない?」



二人は素直にクッキーを受け取って口に入れた。



「....美味しい」



そうシエルの口から言葉が漏れた。



「そりゃそうだよね、だってこれ愛梨が作ったんだから」



「そうなの?愛梨が?」



「おい、お前は呼び捨てで呼ぶな」



「じゃあどう呼べばいいんだよ、従姉弟だから苗字は同じだから名前で呼ぶしかなくない?それとも愛ち

ゃんとか呼べばいいの?」



「...いや、やっぱりそのままでいい」



「でしょ?」



なんで私の名前なのに煌麗が呼ぶ権利もってるのかな?まあ、あまり気にしないほうがよさそうかも。











その後は昔と同じように3人で仲良く(?)話した。

久しぶりの元義弟との会話は割と楽しかった。





それから数週間シエルは私の家に泊まることになったんだけど、なぜか煌麗が「まだ帰ってなかったの?」とシエルに会うたびに言うので「じゃあ、煌麗も泊まる?」と聞いたら即答で「うん!」と言ってその日からシエルの家族が家を買うまで私の家に泊まっていたのはまた別のお話。

追記:4月6日から投稿時間を22時に変えます。

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