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22.過ぎていく時

今回はすごい勢いで時間が過ぎます。

「アリシナ・ヴェルディーンさん、貴方の魔法測定の結果を見せてもらったのだけれど。一言いうならば、...すごいわ!」

クリス先生は私の今までの緊張感を返してほしいほどキラキラさせた目で私を見てきた。



「こら、クリス。あんまりアリシナを困らせてはいけないよ?」

とケルソン先生はクリス先生をなだめた。



ケルソン先生いつから私は貴方と仲良くなったんですか?

普通だったら令嬢には何々嬢とかつけますよね?



少し彼女が落ち着くまで待つとケルソン先生が話し出した。

「さて、アリシナ。君はその魔法で何をしたい?」



突然難題をぶち込んで来るところで何となく分かってきたが、ケルソン先生は遠慮というものがないらしい。



私は考えるそぶりを見せる。

「そうですね、まだはっきりとは考えてはいませんが、しいて言うなら人を守るために使いたいです。」



「なるほど、貴族令嬢としては妥当な判断だな。わかった。」

ケルソン先生は顎に手をあてながら何かを決めたらしい。



何が分かったのかは分かりませんが何か嫌な予感がするのは私だけでしょうか?



「アリシナさん、私たちが魔法学の授業では担当させていただきますね。2人で。」

クリス先生は決定事項をさも当然のように話す。



2人で教える...最近それで言い争っていた夫婦がいたような...まあ、魔法学の先生だから大丈夫よね?



「わかりました。一つ聞きたいことがあります。その先生方二人でするという授業は他にも受ける人がいますよね?」

私は先に聞いておきたかったのだ。



この前のようにしごかれ...いえ、ご教授していただくのは少々嫌...はっきり言わせてもらうと、とても嫌なので。



クリス先生は答える。

「もちろんいますよ。まあ、他のクラスよりは少ないですが。」




少ないとは聞いていたもののこのメンツは何かの偶然か、それとも必然なのでしょうか。

ミラにキャロル、ルナ...そこまではいいのですが、スレイド様はとりあえずおいといて、ライアー様とアンバー様がいるのは聞いてませんよ?

しかもこの私含めた数が7人というのはいささか少なすぎではありませんか?



「これは、大変そうですね。」

と私は誰にも聞こえない声でつぶやくのでした。









魔法学の授業が本格的に始まって約3年半の月日が経ちました。

最初は大変そうだと思っていた問題点も無事解決。

なぜなら一昨年の神の月にミラがライアー様と婚約したのです。

最初ライアー様が何を言っても婚約をしようとしなかったのですが、ライアー様の根気に負けて婚約を了承したのだとか。



私はまだ自分の身が可愛いのでライアー様がどんな手を使ったのかは聞かないことにします。



そしてキャロルはアンバー様と仲良くなったのも一つの理由です。

今では休みの日に二人で出かけるほど仲が良くなりました。



そして2年に上がった時に弟のシェイナスが入学してきました。

少し見ない間に彼はまた心も体も成長していました。



後輩のサナティアという子、サナが私のファンだといってすごい勢いで花束を渡してきたときは本当に驚いた。

サナの正式な名はサナティア・ウェローズ、ウェローズ公爵家の次女で性格は普段は強くしているが時に少し弱音を吐いてしまうところが欠点だと彼女自身は言っているが私は党とは思わない。

パープルブラウンの綺麗な髪にヘーゼルの瞳をした見た目がお人形さんのような可愛らしい子だ。



シェイナスがなぜだかサナが気に入ったようで入学してからすぐに婚約をしていた。

なぜか聞いてみると「私と似ていたので。」とよくわからないことを言われた。



まあ、いろいろ喧嘩とかに巻き込まれたりはしましたが、ルナも一緒に抑え込むのを手伝ってくれたのでどうにかなりました。

私は問題もなくなり一安心ですよ...安定するまでは大変でしたけれど、どうにかなりました...。



着々と魔法も上手く使いこなせるようになった。

火、緑、水はだいたい上級程度にはできるようになりました。




そして、闇、光、精霊、天は毎年の夏休み期間の間に大人たちによる強化合宿のようなものをみっちり太陽の月の一か月間を使用して行われたので、もちろん私は遊ぶ暇もなく、なんと全て超級レベルまで腕をあげました。

無属性はあんまり使える人がいないのでいまだ中級魔法までしか成長していませんが、国王様の計らいで私が来年、5年生になるころには学園内に新しい教師が来るそうです。

聖魔法もそのころには教師を連れてくるとお父様が言っていたので来年にはこちらに来ることでしょう。



今日は闇の月の邪の日の25日、晴天の中私とルナの二人で王都を歩いています。

ミラとキャロルには恐ろしい婚約者がついているので、その婚約者達に放り投げてきました。



私たちは高学年にもなって生徒会にも入っていてなかなか休みの時間が取れなかったので久しぶりのお出かけです。

まあ、それもあってミラ達を仕事で疲れた婚約者達に放り投げてきたのですが。



次はどこを見ようかと二人で考えていた時に急に後ろから口を塞がれた。

私の意識はすぐに遠のいていく...。



(ああ、ついにこの時が来てしまったのね。.....ロストワール様。)

私は彼の顔を浮かべながら意識を手放した。

このお話も終盤へと近づいてまいりました。次回の投稿は明日の20時です。

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