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12.お泊り会の始まり

やっとお泊り会が開催されました!ここまで長かった...あと半分あるかないかぐらいでこのお話の本編が終了する予定です。

私はなんとか天と精霊魔法はこの一週間でできるようになった。



今日は月の月の40日で今日から一週間ミラ達3人の友人が私の屋敷に泊まりに来る。

そのためか、屋敷中今日は忙しそうだ。



あと、明日あたりに私の弟となるシェイナスが家に来るので彼の部屋の準備も並行で行っているらしい。



私は自分がやれることは少ないので部屋にこもって考え事をしていた。




最近お父様の帰りが遅くなっている。

きっと、なにか起きているのだろう。



私は何となくどんなことが起きたか目星がついている。

まずは入学式の日までに辺境伯家のミラの到着が遅れたこと、それは辺境伯の方で何か問題が起きたためなかなか馬車が出せなかったのだろうと私はその時思った。

そして次に、先日のお父様が珍しく焦っていたこと。

きっと辺境伯家の件とは違う件がこの国で密かに起こったか、隣国で何か不可解な動きが見受けられたのだろう。



公爵家の者として私は人の何倍も努力を重ねてきたつもりだ。

さらには未来の王太子妃というのもあって、周りをよく見て自身で考えるようにしてきた。



それでも私はこの件の解決に関わることができない。

目の前で起きているはずの事件に手を出すことは貴族の令嬢として許されない。

私はそれがむずがゆくてたまらない。



「貴族の令嬢、妻は家にいればいい。」と言い始めたのはいったい誰なのだろうか。

私はそう言いだした人を恨みたい。



でも、恨んだところで何も解決はしないだろう。

だから私が変える、変えて見せる。



今まで女性は政治に関わってはいけないという暗黙のルールというのがあった。

最近になってそれは壊れかけつつあると私は思っている。



最近では女性も文官として働くようになった。

それは先代国王が改正した法律によって現実化されたものだ。



先代国王は現在は隠居して余生を過ごしている聞いているがいつか話せる機会を作りたいと思っている。

なぜ先代国王は女性も働ける政策をしたのか、そしてこれからこの国のどのような未来を望んでいるのか。



聞いたとしても答えてはいただけないかもしれない、けど私は聞いてみたい。



その前に今目の前にある問題をどうやって解決させるか。






...やっぱり私にはまだ人を動かせる力が足りないのね。



私は椅子に座りながら俯く。



私は机の上に置いてある箱を手に取った。

その箱の中には去年の誕生日にロストワール様からもらったクロムスフェーンのネックレスが入っている。



「クロムスフェーンの石言葉の意味は...純粋、永久不変。...ロストワール様。」

私は誰に話すでもなくネックレスを持ち上げながらつぶやく。



誰もいない私の部屋にその声が響く。



「ありがとう、また会おう。」

最後にそう言って鏡の中に姿を消した彼のことを思い出す。




そして私はこの時決心した。



自分にできる最大限のことをしよう、と。



私は誰もいない部屋で椅子から立ち上がった。






彼女がつけているストロベリークオーツのイヤリングが揺れた。











しばらくして、3人が到着したという知らせを受ける。



アリシナはゆっくりとサロンへ向かう。



扉を開けると3人が立ち上がってお辞儀をする。

「アリシナ様、今日から一週間よろしくお願いしますわ。」



「アリシナ様、今日から一週間よろしくお願いします!」



「アリシナ、一週間お世話になります。」



ミラ、キャロル、ルナの順でそれぞれそう言った。



「ええ、こちらこそ。一週間楽しみましょうね。」

と言ってみんなに笑顔を向ける。



その時アリシナのイアリングが太陽の光に反射して光る。



少しサロンで雑談をしていたところで庭でお茶の準備が整ったとの連絡が入ったので庭に行くことになった。



私が育てたバラ園のバラの花が今ちょうど満開に咲いている時期で、赤やピンク、黄色や白などの様々な色の花を咲かせている。

「まあ、今年も綺麗ですわね。」

とミラがつぶやく。



ミラは毎年この時期に屋敷を訪れていたため私が育てているバラ園のバラの種類をすべて知っている。

毎年すこしずつ種類を増やしているのに毎回彼女は気づくのだ。



でも今年から私が学園に通うため今年は増やしていない。

私がいない間のバラ園の世話は我が家の庭師に任せている。

うちの庭師は優秀で、数人しかいないのに庭の隅々まで丁寧に手入れがしてあるのだ。



私たちはバラ園にある東屋に座ってお茶会を楽しんだ。

いろんな話をしているうちにだんだんと日が暮れてきていた。



「お嬢様、もうそろそろ日が暮れてくるお時間なので館内にお戻りください。」

とティナが呼びに来たので私たちは屋敷にある図書室に行くことにした。



これからが話の本題だ。



アリシナの今までなごやかだった空気が一変して張り詰めた空気へと変わった。

ストロベリークオーツの石言葉は「女性の象徴、愛、美、積極性」なんだとか...。次回の投稿は明日の20時です。sideストーリーの投稿も明日を予定してます。次回の投稿はルーナトルテ視点にしようと思っております。

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