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目覚めると・・・

まさかの発熱で投稿遅れ・・・

ふと目覚めると光が眩しくぼんやりしている。

急に思い出したかのように公園での出来事がフラッシュバックし、突然起きあがろうとするとすぐ何かに激突。

思い切りぶつかり、かなり痛い。ジンジンする。

よく見ると自分は人一人ちょうど入れるカプセルに横たわっていた。

体のどこも痛くなく、万全と言えるほどの状態。

あの出来事が嘘のようなくらいスッキリしている。


「あ 起きた?ちょっと待ってね開けるから」


女の人の声が聞こえてきたと思うとそのカプセルを覆っていた透明のガラスのようなものが何もなかったかのように消えた。


「ちょっと君の健康状態を見たいから起き上がって椅子に座ってくれる?」


まだ起きてからちょっとしか経っておらず、ぼんやりした状態のまま言われるがままに椅子に座った。


女医さんのような人の見た目は綺麗でスタイルがかなり良さそうだった。

ロングヘアーで鋭い目をしていたので、怒らせたら怖そうだなと所感で感じるほどの見た目である。


「ちょっと見せてね」


病院に行った時のような診察、喉を器具を使ってみられたり、目の下を押されたり、、、


「じゃあつぎ口をあけといてね」


女医さんが手袋をつけながらそういう。

そんな検査やったことないなと思いながらそのまま従い、

口の中に親指を入れてよりあけさせられる。


何をしているんだと思いながら女医さんの目を見ていると、

突然眼の前に何もないところからレンズが現れる。


突然のことで驚き、反射的に指を噛んでしまう。


「いった〜い!ちょっと!何してくれてるの!?」


「ちょっ、いきなり何すんだよ!」

「ちょっと、あけといてって言ったわよね。

もしかして、これにびっくりしちゃった?」


そう言いながら人差し指を突き出した先に先ほどのレンズのようなものが出てくる。


「これは私の”オリジン” レンズ越しに見たいものが色々見えるのよ。

例えばさっきのぞいていた口の中とか。

ちゃんと歯磨きしてる?虫歯あったわよ?」

「うるせえよ。ほっとけ。」

「ちゃんと帰ったら歯医者行きなよ その年で銀歯とかはちょっと流石に、、ね?」


どことなく保健室の先生のような温かい感じもあり、自分を見てくれている感じがした。


「さて、それだけ話せて動けたら体も問題なさそうね」


「そういえば体がなんともねえ」


そう言いながら貫かれた部分を見ると、皮膚が無理やり穴を繋げたかのような跡が残っている。

この見た目は一生キズになりそうだなと思った。


「びっくりしたわよ。紗羅(さら)ちゃんが連れて帰ってきた時は」

「サラ?誰だ?」

「君をここまで運んできた女の子よ。

同じくらいの年齢で可愛い子。見てない?

あ、そうか。あの時意識なかったものね」


記憶を遡るが見たのはガタイのいい男とロボットのようなやつだけ。

いまこうやって生きているのが奇跡のようにも思う出来事を経験したように思う。


「そういえばあのロボットみたいなやつはどうなった!?」

「あ〜隊長が倒したそうよ。案外あっけなかったみたい。」

(あれをあっけなかった?今まで喧嘩してきたやつより全然強かったぞ・・・

何が何だか訳わかんねえ。)

「なんだかよくわかってなさそうね。

まあこれから詳細について色々教えてもらえると思うよ。

君は特別にね?」


何故か含みのあるような言い方だった。


「それじゃあ一旦問題なさそうだし紗羅ちゃん呼ぶから来たらその子についていってね。」


頭の整理が追いつかず、とりあえず指示に従うことにした。

頭を縦に振り、少し待つことにする。


病室?のようなところはよく見ると見たことがないものも置いてあった。

まずは俺が入っていたベット。

カプセルのような形でよく見ると外側の側面にタッチパネルのようなものがある。

あれで操作するのだろうか?

見れば見るほど体の状態をスキャンするような装置に見えてくる。

ただ体をスキャンする装置といえばMRIが浮かぶがそのような大規模な装置でもない。

自分が入っていた装置とは別に幾つものカプセルが並んでいる。

それに女の人と同じように白衣を着た人が数人、それぞれで何かをしているようだ。

少し気になって立ち上がったその時。


「立ち上がって大丈夫?あ、周りが気になるのね。

いいわよ。見てきて。少し体を動かしたほうがいいものね。

ただ、周りの邪魔をしたり何かに触ったりしたら・・・わかった??」

「あ、はい。すいません」


女の人に睨まれてこれまで感じたことないような悪寒が背筋をなぞり、

反射的に言葉が出てしまう。

今までこんなこと感じたことがなかったことに加え、

他人とこんなに話した記憶がなく、少し高揚している自分がいた。


少し歩き、周りを見ていると自分と同じようにカプセルに入った人も何人かいた。

さっき感じたように、中に入っている人の状態を確かめるようにスキャンしているような動作がカプセルの中で行われていた。

横のスクリーンを見るも、人の名前と体のシルエットが写っている以外特にわからず、眺めることしかできなかった。


そうこうしているうちにあの女の子がやってきた。


「お待たせいたしました!」


パタパタと早足でこちらへ向かってくる。


あの子か、と思いながら姿を見ていると、

キャスター付きの机に気づいていなかったのか、

足が絡まり盛大にこける。


「うわっ!!」


ザザーーっと効果音が聞こえてきそうなほど盛大に滑っている。


「も〜何やってるのよ。ほんといつも足元見ないんだから。」

「いっっった〜い。すいません仁衣(ひとえ)さん」


こけたのが痛かったのか涙目になりながら謝る。

それを見ていた俺は、初めに察した。


(うわ〜、だっせ〜)


机も盛大に倒しており、上に置いてあった機材や医療器具が散らばったが、

少女が何も言わずに手をかざすと浮き上がり、何もなかったかのように元に戻った。


「はい!お待たせいたしました!

やっと起きたんですね!

よかったです・・・あの時はほんとだめかと思いました・・・」

「あ、どうも・・」

「紹介するわ。この子、今宮戎 紗羅(いまみや さら)ちゃん。3番隊の隊員よ。

年齢も近いんじゃないかしら?

君16歳でしょ?あ、同い年か。」

「え!?君16歳だったんですか!?

1つか2つ上かと思ってました・・・」

「勝手に話進んでるがなんで俺のこと知ってる。」

「そりゃ調べるでしょ。患者さんなんだから。

あなたの身体的なことから家族構成、通っている高校、今の現状、過去のこともね?」


不吉な予感がする。

この言い方は全て知ってそうだなと悟る。


「色々やってたみたいね?かなり素行悪かったみたいよこの子。

なんか二つ名もあるみたいよ。

”不言の魔王”( ふげん まおう )だって!!

なんかすごいわね・・・ププ」


聞いたこともないような名前が出てきたことに思考が停止する。

まさしくポカーンというやつだ。

「え、なんかすごいですね。私も見ていいですか?」

「いいわよ。どうぞ。」


笑いを堪えながらタブレットを紗羅へ渡す。


「うわ〜すごいですね。こんなのヤンキー漫画じゃないですか・・・

でもなんだか少し同情する部分もありますね・・」

「そうね。おそらく彼のオリジンによるものじゃないかしら。」

「それは災難ですね。この件がなければ一生気づかなかったでしょうから。」

「幸運とも取れるし不幸とも取れるわね。

これから頑張ってもらわないといけないんだし。」

「え、それってどういう・・・・」

「まあこれからわかるわよ。そのために紗羅ちゃんを呼んだんだしね。

まあ、雑談はこの辺にして、早く行ってらっしゃい。

隊長が待ってるでしょ?」

「あ!忘れてました!急ぎます!大変だ!また怒られる!」


仁衣と呼ばれた女医さんはやれやれといった様子で紗羅のことを見る。

それを見て、これからどうなるのか全くわからなかったがこれまでの人生が変わりそうな気がする。


「さあいきましょうか!名前、(しゅう)くんでしたっけ!?

早く行かないと怒られちゃうんで急足でお願いします!」


とりあえず彼女についていくように足を運ぶ。

眠っていた部屋から出ていくと、どこか施設を思わせるような全面白い壁の廊下で、

迷いなく進んでいく足取りを後ろから追っていく。

向かった先、大きな自動扉が開いたかと思うとだだっ広いオペレーター室のような場所に辿り着いた。

しかし、目の前の光景を見ると言葉が詰まり、自然と唾液を飲み込んでしまう。

目の前、ガラス越しに広がる外の景色は空、というより宇宙であった・・・。

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