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運命

いつもと変わらない日常。

いつも見る景色。

いつも通りの学校が終わり、何気なく夜にジュースとお菓子を買いに出かけた。

住宅街の夜道、コンビニまでの道は静かで人も見かけない。

薄暗く、街灯が道を照らすのみ。

コンビニに到着し、普段買わないオレンジジュースとポテトチップス、チョコレートのお菓子を手に取り、レジへ。

最近は海外から働きに日本に来る人も多いのか、カタコトな日本語で対応してくれるアルバイト。


「3点デ560円ニナルマス。」

「これでお願いします」


高校生でアルバイトもしておらず、親から小遣いで貰ったお金。

財布から1000円を出し、会計。


「アリガトウゴザイマシタ」

「ありがとうございます」


(最近よく見かけるな、海外からの人・・・さて、帰るか。)


普段からの学校での疲れや、ストレスのせいなのか、普段夜には食べないお菓子たちを片手に家に帰る。


夜11時ということもあり、外の空気が気持ちよくかなり過ごしやすい。

思いつきで少し遠回りして帰ろうと思い、近くの公園へ。

コンビニから歩いて5分ほどの近い地元の公園だったので、ベンチに座り小休憩がてら買ったオレンジジュースとチョコレートを開けて食べる。


「うまい」


ふとスマホを確認すると、23時30分。

息抜きもできたし帰ろうとした時、突然音が消えた。


木々が揺れる音、風の音、虫の鳴き声。

その違和感に体が動けず、立ち止まり周りを見渡そうとするその次の瞬間、

空から凄まじいスピードで何かが落ちてきた。

その瞬間凄まじい衝撃波で公園の真ん中に何かが飛来してきた。


どこから落ちてきたかもわからないくらい凄まじい衝撃。

少し離れていたから良かったものの、衝撃で吹き飛ばされそうになる。

砂煙が激しく舞い上がり、目に入らないようカバーしながら落ちてきた場所を見る。

5秒後、視界が開けると、今まで見たことないような存在がそこに。

メカメカしい雰囲気からロボットと想像するも、記憶にない存在に困惑する。


「、、、ロ、、ロボット、、?」


メカメカしいその見た目の人型ロボットは、着地から体勢を立て直し立ち上がると、


「フハハハハハハ!我は初めてこの偉業を成した!

この計画は大いに前進する!!

当初より計画していたこの地の生物を拝見するとしよう!」


ロボットのような存在は広く響き渡るほど大声で喜びを語っていた。

誰に言うでもなく、この瞬間を祝福するかのように。


その後すぐ、周りを見渡したと思うと自分と目が合う。

表情を形成するものがないのか感情は読めないが嫌な予感がする。


音もなく気づけばすぐそばに。


「え、、、、」


気づけば何故かロボットのような生物?の腕が自分の腹に刺さっている。

触ると手が真っ赤に。

痛いという感覚はなく、熱い。

何が起きたかわからず声も出ない。

されるがまま手を引き抜かれる。


「ふむ。この星の生物は赤い体液が出てくるのか。

興味深い。我々と同じく四肢があるようだな。

やはり幾つの星を見るもほとんどが四肢をもつ生命体がいるようだ。」


そんなよくわからないことを言いながらこちらを見てくる。

体に力が入らず地面に崩れ落ち、意識が遠のいていくのを感じる。


(クソッ、、こんな、、、なんでだよ、、、、、、、)


次の瞬間。


「どけええええ!!!」


ガタイのいい男がロボットを殴り飛ばす。


「おい!大丈夫か!見たところ一般人だな。今すぐ救護をよこすから少し待っていろ!」


男が近づき、自分に話しかける。

何が起こっているのかわからず、意識を手放しそうな中、

頷くこともできず、視界がぼやける先の男を見ることしかできなかった。

何故か男が来てから遠ざかっていた意識が少しマシになる。

その中で走馬灯のようにこれまでの過去が蘇る。

しかし、いい思いではなく、全て苛立ちや理不尽さを嘆くものばかりだった。


(なんでいつも俺だけ、、、)


朦朧とする中でいつもの自分を背中から見るような景色が見える、、、


子供の頃の自分。

周りと全く馴染めず、常に一人で遊んでいる姿。

周りの子供も話しかけにくいのかあまり近づかない。


中学生。

相変わらずいつも一人。

周りも自分を避けて学校生活を送っているのが丸わかりだ。

自分の居場所がない。

学校の授業をサボるようになった。

いわゆる少しずつグレていった。悪い方向へ。

楽しくない日々。鬱憤を晴らすかのように外で喧嘩もした。

そっちの才能があったのか、初めはかなり負けていたが、徐々に負け知らずに、、、

さらに人が寄ってこなくなっていた。

そんな自分も人を信用しなくなっていった。

家に帰ると毎度家族から心配の声。

聞く耳持たず帰ると部屋に篭る。

次の日も、また次の日も、そんな日々が続いた。


高校生。

親からなんとか高校入ってくれと説得され入学。

なんとか周りと馴染めるよう勉強だけでもわかるようにしようと勉強していたのが功を奏し、難なく入学することができた。

地味に真面目である。

だがやはり高校でも変わらなかった。

中学の時に喧嘩で負かした相手がいたのだ。

そいつが大声で俺ことを叫ばれた。

みるみるうちに話が広がり一大有名人。

もう戻れないところまで来てしまい、また一人、、、、、、、、、、


また一人、、、

孤独、、、

周りも近寄ってこない、、、


自分の後ろ姿は見えなくなり、意識が朦朧としてくる中、

ガタイが大きい男の背中を見つめて、、、


(このまま終わるのもいいかもな、、、、、)


心底愛想が尽きた叶ように諦めの言葉が頭で流れる。

水に沈んでいくような感覚。

暗く静かに意識が薄れていく中。


(それでいいのか?)


どこからか声が聞こえた気がした。

それと同時に体から何かが蠢いている気がする。


(それで諦めるほどの男だったのか?

あれだけ人に楯突いてなんでも退いてきたお前が?)


何かが俺を焚き付けようとしてくる。

ただ、意識が限界を迎えてきたのか、


(クソッ・・・もう時間か、また会おう)


その言葉と同時に体の中の蠢いていた何かが形を成すかのように形を変えていく。


(これからは・・・・・・・・・・)


体の限界が来たのか、意識がなくなる。

何が起きたのか、とにかく生きるために体全体が活動を停止しないよう働きながら、、、



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ロボットを殴り飛ばし、確かな手応えを感じた。

横たわっている少年を横目に迅速な救助要請。

腰から爪楊枝ほどの長さをした長方形の棒を手に取り、


「救助要請!急ぎだ!

一般人の少年が腹から血を出して倒れている!!

すぐこっちに来てくれ!」

「わかりました!

急ぎ救助隊を派遣いたします!

それまでなんとかしてください!隊長!」


通信を終え、救助隊を要請し終わり目の前の敵を確認する。


ロボットのような見た目、人間と同じように人の形をしているが表情は読み取れず。

機械質な声、明らかに殺し慣れているような雰囲気。


ただ、隊長と呼ばれたこの男は紛れもない強者であり、


まず目の前の敵をなんとかしないといけないと考え


「悪いが、即刻対処させてもらう。『スイッチ、オン』」


胸に手を当て、深呼吸をし、言葉を唱える。


「せっかくこの星に降りれたのだ、ここでやられるわけにはいかないのだよ!」


ロボットが威勢を放つと、その手が伸び、顔の前で手が開いたかと思うと中心から爆発。


凄まじい速さで手が伸び、攻撃してきたがすでにそこにはおらず。

後ろに回り込み、ジャンプをした後、

上から相手の頭上より地面へ拳を放つ。

凄まじい速度、その間約0・02秒。


「テメエ、どこの星のものだ!」

「そんな簡単に教えると思ったか!?

悪いが今回のこの偉業達成により、我々は大きく前進する!

証明されたのだ!我がこの地に足を踏み入れることができたこと!

今も感じるこの空気、環境が我々の船を下ろせるとな!

覚悟していろ、この星をいただくのは我ら種族だ!

お前らの居場所など、すぐに奪ってやるぞ!!」


頑丈なのか、地面に伏せながらもロボットは難なく言葉を放つ。

叫んだ後、攻撃は瞬く間に早く手を伸ばし爆発系の攻撃をしてくる。

突如ロボットの攻撃速度が上がってきたかと思うと、ロボットより8本の手が生えてきていた。


「チリになれ!!!!」


8本のてが男の周りを全方位を囲み爆発。

しようとしたが、逃げられないよう全方位を囲んだがすでに男はおらず、、、


立ち上がり、困惑しながら手のひらを外側にむけ、

公園全体を破壊するかの如く爆発をしようとした瞬間。

男が現れ、凄まじい速さで腕に触れた。


「悪いが、阻止させてもらう。

『スイッチ、オフ』

『オフ』『オフ』『オフ』『オフ』『オフ』『オフ』『オフ』」


1つづつ手に触れながら言葉を繰り返す。

すると、手から光がなくなり地面に落ち、動かなくなる。


「なんだと!?手が動かん!おい!何をした!!」


言葉の後、瞬間的に懐に入り、


『スイッチ、オフ』


相手に触れながらその言葉を言うと、ロボットは力を失い、地面に倒れ込む。


「体に力が入らん、、、どうゆうことだ、、」

「言葉のままだ。お前を拘束する。その後話を聞かせてもらおう。」

「フッ、簡単に捕まるかと思ったか、、

これより我々は侵略を開始する、、、

お前らなぞ文明ごと全て蹂躙してやろう、、

覚悟しておけ、、、」


言葉を言い残した後、電源を切ったかのようにロボットが動かなくなりガラクタとなる。


(威勢は良かったが、案外あっけなかったな・・・

ただこれで動かなくなったと言うことは遠隔で操作されていたのか・・・?

ちょっと待て、、今はそれどころじゃねえ!)


すぐ少年に近寄り、体を揺する。

「大丈夫か!しっかりしろ!

意識はない。脈も薄くなっている。」


男は確かな経験から少年を安全な場所にと思い、持ち上げた後、

腰から下げた通信用の棒を手に取り


「対処した!まだか!このままだと少年がまずかもしれん!」

「サラ隊員が向かってます!すぐそちらへ着くはずです。」

「わかった。この件については後ほど報告する」


通信を終え、少年を壊れていないベンチへ寝かせる。

その時、少年を包むオーラのような何かを発見。


「ほぉ、こりゃとんだ豊作かもしれんな・・・」

その後、すぐ救護班が到着。


空から飛行物が近寄り、公園の空10メートルに近づいたところでステルス解除。

四角い箱のような形状の飛行物の底真ん中が開き、少女が降りてくる。


地面に着地した少女はショートカットでキリッとした顔立ち。

隊長と呼ばれた男と同じような服をまとい、


「隊長、ただいま到着いたしました!その少年ですか?」

「そうだ。意識は失っているが生きている。おそらく骨が折れている。急ぎ直すよう伝えてくれ。」

「わかりました!どうしますか?民間の病院へ連れて行きますか?それとも我々の基地で直しますか?」

「基地で治療しよう。この少年、おそらく我々と同じ覚醒者かもしれん」

「なんと!それは嬉しいですね。少年が起きてから色々聞いてみましょうか!」

「あのロボットだがまさか防衛壁を抜けて乗り込んでくるとはな、、、急ぎ防衛壁の強化を。今回件をイギリスへ報告、解決策を会議で話し合う。急ぎトップへ話を通しておいてくれ。今回は急を要すると」

「わかりました。即刻対策会議を。隊長も後処理の後こちらへお願いします!」

「ああ、その後向かう

少年の家族にもなんとか説明するように手配しよう。

この公園もかなり荒れてしまったからな。隠蔽工作もこちらで手配しておく。」

「お願いします!じゃあ私は行ってきます!」


少女は少年に触れ、

『飛べ』

言葉を発すると主人公と少女が浮き、四角い箱へと吸い込まれていく。


少女は中に入ると、スクリーンで操作。

目的地を基地、自動運転、ステルス機能を設定しすると動き出す。


これから向かうのは上空100km先にある地球上で最も重要な、

宇宙からの侵略者より防衛する防衛隊の基地。


各国にもそれぞれ基地があり、向かうは世界防衛基地NO.5「アマテラス」

群馬県渋川市。日本列島中心より100km上空にある、宇宙からの侵略者から故郷を守る、

防衛隊の拠点である。

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