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 鏡の中の俺を一刻も早く亡き者にしたい。

 否、それはだめだ。

 俺が死んでしまう。


 うううっ、俺がクマちゃんになってしまった。

(一応~)

「国語辞典オープン」

 ……『クマちゃんカチューシャとはパーティーグッズである。中でもアルファング国王直々に手渡されたクマちゃんカチューシャは、特別である』


(特別って)

 なんだろう?


「魔力付与をしている。防具としても優秀だよ。そこらへんの兵士の装備なんかとは比べ物にならない」


 そこらへんの兵士……って~~

(王国騎士を大切にして下さい)

 クマちゃん装備に負ける甲冑って、どうなんだろう?

 魔力の無駄遣いだ。


 ……ん?クマちゃん装備って?


「まさかお兄様」

「もちろん、しっぽも付いてるよ!」

「なにィ~!」


 いつの間に!?

 俺の大切な正式礼装・紫盧遮那装(しるしゃなしょう)にふわふわ、クマちゃんしっぽが付いてる~ッ


「とてもよく似合ってるよ」

「♠️」

 全然嬉しくない。

「晩餐は君の祝勝会も兼ねている。主役に相応しい装いだ♥️」

「♠️」

 どこが。



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