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終末の歌姫  作者: 間宮冬弥
1/5

歌姫

みなさん。こんにちは、そしてこんばんは。

作者の代弁者の紫乃宮綺羅々でぇ~す! かなり久しぶりだけど元気でしたかっ?


いや~もう半年以上? 一年近いのかな?

そんな長い期間を得て、新作を発表でっす!

なんでこんな長い期間小説を投稿しなかったのかというとねぇ~

間宮冬弥さくしゃは昇級試験のために勉強してた

からなんだよねぇ~んでもってその結果なんだけね。


それは三月以降に言うね。ほら今って受験の時期じゃん?

だから言わないよ。


それでは、新作の作品をお楽しみください。ではっ!

歌姫(へいき)を出せ」

 金色に塗装され黄金色に輝く鎧を纏った者が配下の者へ告げる。


 機動要塞艦「リンドブルム」作戦司令室。


 この艦で高位に位置するであろう黄金の鎧の男が言う。


「将軍ですが、まだ戦場には我が軍の者が残って、」

「かまわん。出せ」

「しかし」

「代わりならいくらでもいるだろう?」

 大きく座り心地の良さそうな椅子にどっしりと座り、黄金の鎧の男は醜悪な笑みを浮かべ配下の

兵士に告げる。


 兵士は将軍と呼ぶ者に進言するが、将軍と呼ばれる者は兵士の進言に耳を貸さすに冷酷に

ひとこと『出せ』と命じた。


「ですが将軍……」

「我の命令が聞けないのか? ならばお前に罰を与えなければならん」

「……ただいま、準備いたします」

 兵士を睨みつける将軍。兵士は将軍の殺気に一歩たじろぎ、

その後の将軍の『五分で終わらせろ』の命令に『し、承知いたしました』と震える声で返した。


 そして、兵士は将軍に一礼すると早足でその場を後にした。



 ◆



「将軍の命だ出ろ。お前の殺戮(うた)で我が軍に勝利をもたらせ」

 栗色の長い髪が無造作に顔を隠し、表情が伺えない。華奢な身体の少女だろうかは顔を上げ、

生気のない瞳で兵士を見る。


「……」

 両手を金具で拘束され、口には球状の猿ぐつわをかませられ声が出せないようされている少女が

鉄格子で覆われた牢屋が開けられる。。


「……」

 スッと立ち上がり、開け放たれた牢屋を出て、少女は兵士の元へと歩む。


 ◆


「来たか。我が歌姫よ」


 少女は舞台に立つ前には必ず将軍の元へと連れられる。それは魔術的施しを受けた猿ぐつわを

開鍵するためだった。


 相変わらず将軍は椅子に深く腰掛けどっしりと構えている。


「おい」

「はっ!」

 ふたりの兵士が少女を取り巻き、口にかまされた猿ぐつわを慣れた手つきで開鍵していく。


「これから戦場(ステージ)に立つ心境はどうだ?」

 猿ぐつわをはずされた少女は口を閉じたり開いたりして口の周りの筋肉を動かす。


「……」

「ふん、相変わらず無口だな。まぁ、たとえ喋ったとしてもこの場所ではお前の声は聞こえんがな」

 歪な笑みを少女に向け将軍は笑う。まるでゴミを見るかのような目で少女をみて歪んだ笑みを

浮かべる将軍。


「失礼します」

「なんだ?」

 ひとりの兵士が将軍の真横で耳打ちを始め、将軍はその兵士話を数秒訊き、『そうか』と声を

漏らし、ひとつうなずいた。


「残念だが時間が来たようだ。きさまは舞台(せんじょう)に立つ準備を始めろ。観客を待たせるなよ」


 少女は将軍に背を向け舞台に向け歩き出した。



「ああ、それと、しっかりと心を篭めて歌え」



 その言葉を背に少女は舞台へと歩みを進めた。


 ◆


増幅音響装置(ブースター)オールクリーン」

「音響拡声範囲、設定終了」

「座標、アルストリア平原全域まで拡張完了」

「残響範囲プラス30メートル設定終了」

「歌唱粒子散布完了、偽声(ぎせい)の遮断確認」

「小型拡声器設定及び、舞台(ステージ)準備完了」

「歌姫、昇降装置移動確認」


 何かの端末を操り、技師兵士たちが声を上げる。その声を腕を組みまぶたを閉じ、豪勢な椅子に

どっしりと腰をかけ静かに将軍は各兵士からの言葉に耳を傾ける。


「全装置、機動確認……機動オールクリア……将軍いけます!」

「よろしい! 手枷をはずし、歌姫を戦場(ステージ)に立たせろ!」


 全装置機動報告を聞いた将軍は立ち上がり咆哮。


「……」

 昇降装置によってせり上がり舞台に立つ少女。そして円形の舞台の先に広がるのは少女の歌を

聴く観客などではなく、


「……」

 広がる景色には剣を持つ者、そしてその剣は同じ人間に向けられ、斬られ、刺される。


 兵士たちは雄叫びを上げ、その大地は赤く染められている。そしてその赤く染まった大地に倒れ、

血を流し、ピクりとも動かない者が数百体。


 数は数千人以上。その数千人以上の人間が何らかの武器を持ち、はたまた杖で魔法を放つ。

血なまぐさい臭いが漂うそこは戦いのまっただ中の戦場。アルストリア平原は今、真っ赤な血に

染まる戦場と化していた。


 少女の手にはめられている拘束具はすでにはずされている。口共々自由になった腕で立て

かけられている棒状の拡声器を持つ。


 少女の手のすっぽりと収まるその棒状の拡声器こそが少女の最大で最悪の武器だった。


 口を開け、舞台に漂う穢れた空気を肺に吸い込む。


「孤独な精霊は、歌を歌う。孤独を振り払う孤毒の歌を。歌は世界をめぐり、精霊を深く孤独に

させる。たったひとりの精霊は、それでも歌う。大好きな歌を歌うために」


 旋律にのせ、歌が舞台(せんじょう)に降りそそぐ。


 増幅音響装置(ブースター)の効果でアルストリア平原全域にまで届く少女の歌。その歌は、

戦いに身を置く兵士の志気を高めるのではなくその歌は……


「う、うぎゃああぁあぁぁあぁああ〜〜〜〜!」

「い、痛い! うああぁああぁああぁああああ〜〜〜!」

「やめてくれ! ぐびゅ……」

「あははは! ははっ! 俺の腕がふっとんだぁあぁああ〜〜! あがっ……」


 歌を聴いた兵士たちの腕や脚、頭といった肉体は次々と弾け、さらに腹が破裂し、その内部の

内蔵された器官が飛び散り、血が飛び交う。


 それは、その少女の歌声は味方の兵士の志気を昂ぶらせるなどではなく、兵士の死期を強制的に

早め、……そして死を与える歌


 敵味方区別無く無差別に破裂した身体から飛び散った血が、舞台に立つ少女の顔にまで降り注ぐ。

しかし、それでも少女は歌うのをやめない。

 少女の幼くあどけない顔は赤に染まる。頬を伝い血は落ち、さらに血は降り注ぎ、衣服にまで

付着し、白いひとつなぎの服は真っ赤に染まった。


 アルストリア平原は戦場ではなくなり阿鼻叫喚が鳴り響く惨状が広がっていく。吹き飛んだ

腕や脚が点々と広がり、目や顎のない頭部だけが転々と転がる。


 大地は戦いのまっただ中でも赤くなっていたが、今では雨が降った後のような水たまり……

ではなく血だまりができている。


「孤独を嘆く精霊は願う。世界に光をもたらすために。孤独の精霊は歌う。自分が孤独になると

知っても歌う。呪われた孤毒の歌を」


 アルストリア平原に響くは少女の歌と兵士たちの断末魔。


 叫びは悲鳴となり、やがて悲鳴は枯れ果てる。


「さよなら、世界よ。わたしはいつまでもあなたを想い呪う」


 歌いきった歌姫の前に広がる光景は、静寂が支配し、赤く染まった大地。そして、四肢がちぎれ、

頭部が転げ落ちる数千の死体の山だった。


 そして、頬に流れる一筋の血。


「メルドガルド軍……完全に沈黙。我が軍の勝利です……」

 戦場の惨状を確認したひとりの兵士が、作戦司令室に無線で知らせた。恐怖を抱く震えた声で。


「よろしい。では歌姫(へいき)を回収し、この戦域から離れる。リンドブルムを180度旋回!

進路をレオンレイクへと向けろ! 凱旋だ!」


 勝利で猛る将軍の声は司令室に響きわたったのだった。


「あの歌姫(へいき)があれば我が軍は安泰だな! わはは!」

 将軍は醜い笑みを浮かべ、作戦司令室に入ってきた歌姫を迎えるのだった。



 ◆



 淀んだ空気。

 濁った水。

 腐った大地。


 花を咲かさない花。

 実が実らない樹。

 枯れ葉が落ちる大地。

 魚の死体が浮いている湖。


 ここがわたしのいる場所。ここがわたしの全て。


 草木は枯れ果て、水と土からは臭い異臭を放つ。


 何もない。全てが死に果てた世界。ボロボロで汚れた服が風に揺れる。

 長い髪をかきあげ空を見上げる。

 

「綺麗……」


 命あるモノは……わたしの前では存在は許されない。


「青い……」


 でも、空だけは違った。空だけは透明で綺麗な……透き通るようにとても綺麗な青い空。

どこまでも蒼い。今日は特に澄んでいて……双子月まで見えそうな蒼の空。


 口を開き、淀んだ空気を肺に取り入れる。


「透き通る蒼の空は、綺麗で私の、ココロを癒す」


 旋律に乗せて歌う。誰にも聞くことのできないわたしの歌。

 今日は気分がいい。それはきっと、あの空がとても青くて綺麗だからだ。


「雲は流れ、時も流れ、蒼はやがて闇に堕ちる」


 ああ、とてもいい気分。わたしの歌は風に乗り樹や大地、水に届く


 水はさらに濁り、樹は枯れ果て崩れ落ち、大地は黒ずんでいく。


 生きることができないこの場所で……わたしは生きている。


 それは……その理由は……



 ◆



「ふぅ」


 一通り歌い終わると踵を返し、振り向く。


「歌、どうだった……」


 大きな、人がひとり座れるような石に崩れ落ちている『彼』に声をかける。


「……キミだけだよ……わたしの歌を聞いてくれているのは……だからいつまでも、

ずっと聴いていてね……」


 動かない彼をわたしはじっと見つめる。


「また、綺麗な歌だよって……言ってくる?」


 答えを返してくれない彼に声を投げる。静かに佇み続ける。


「……寂しいな……何も言ってくれないんだ」

 彼はわたしの言葉に何も返してくれない。黙って地面をを見つめるだけだった。いつもそう。

彼は私と見てくれなくて地面ばかりを見ている。


「空……綺麗だね……」

 見上げる。空はいつまでも綺麗な蒼に染まり、所々に白が浮かぶ。その隙間から太陽の光が降り注ぐ。

 彼の隣に座り、わたしはぼうっと空を見上げる。雲は風で流れて、新しい雲を視界に連れてくる。


 変化する空を見る。彼のとなりに座り空を見る。時々飛んでいく鳥を眺め風を感じる。

 いつもの時間を彼と過ごす。それでも彼はわたしに話しかけてこない。何も話してくれない。


「あ、あの……」

 変化のない過ぎていく時間の中でわたしの耳にはいる異音。


「えっ!」

 聞こえるはずのない音。聞こえてはいけないはず音。それは『人の声』この場所で聞こえる

音じゃない。


 そんなはずはない。


 何度も自分に言い聞かせる。そう、聞こえてるはずがない……でも……


「えっと……すいません」


 音は風に乗りわたしの耳に侵入してくる。わたしは恐る恐る、ゆっくりと、ゆっくりと振り向く。


「あっ……!」

 わたしは急いで両手で口をふさぐ。そこには綺麗な漆黒の髪を後ろで束ねポニーテールに

しているわたしと同い年くらいの女の子。


 みずぼらしい町娘のような格好をした女の子が枯れた木に寄り添うようにわたしを見ていた。


 声を出しちゃいけない。なんとかしてこの子を追い返さないと。

 声が漏れないように必死になって手で口を塞ぐ。


「あの、えっと……ここって『死に果てた大地の森』っていう森ですよね?」

 女の子は物怖じもなく声をかける。わたしに。


「……」

 わたしは驚いたまま、両手で口をふさいだまま動けないでいる。


「ちょっとぉ! 話しかけてるのに答えなさいよぉ!」

「マイラ。ダメだよ!」

 肩からちょこっと姿を現したのは小さい手のひらに乗るような褐色の肌の女の子。

髪は町娘っぽい子と同じ綺麗な黒髪。


 そして……その子の背中には透明な羽根が生えて、女の子の周りをぐるぐると飛び回る。


 精霊。


 ひとめでわかった。褐色肌に小さい体、それに四枚二対の黒色透明な羽根。アレは『精霊』だ。

人に従わない、人前には現れないひとならざる、次元の違う存在。


 わたしの歌にも出てくる精霊がわたしの目の前にいる。始めてみる精霊はわたしの思い描いていた

精霊とはだいぶ違っていたけど……本物はかなり小さい。子供くらいの身長かと思っていたけど……


 その本物の精霊がどうしてあんなみずばらしい女の子と一緒にいるんだろう?


 疑問が浮かぶ。でもそんな疑問は今は関係ない。早くこの子をここから追い出さないと……

でも、どうやって? わたしは声が出せない。声が出せないと言うことは話ができないという事。


「わかりましたぁ〜〜もぉ、さっさと答えてくださいねぇ!」

 羽根のある小さい子は女の子に肩に座り、腕を組みわたしを睨みつける。


 それでも、わたしは女の子の問いに答えずに、両手で口を塞ぎ続ける。


「……話には訊いていましたけど……」

 女の子は視線を空へと向け、静かに口を開き始めた。何かを話すつもりなのだろうか……


「ここは本当に朽ち果てて『死んでいる』んですね」


「……」

「水も、風も、大地も、樹も、花も生き物もすべてが死んでいる。生きているのは……

『あなただけ』……」


 横目で隣に座る彼を見る。


「すいませんけど、この森を見て回っていいですか?」

 女の子は突然そんなの事を言い出し、歩き出す。でも、一、二歩でこちらへ振り向き

『一緒に行きませんか?』とわたしを誘った。


「……」

 わたしは女の子の言葉を無視して動かないでいる。


「信用されてないなぁ……まぁ当然だよね……えっと、何もしませんよ。『殺そう』となんて

しませんから。一緒にいきましょうよ」

「……」

 この女の子は……わたしの事を『どこまで知っているんだろう?』それとも、『どこまで

知らないのだろう』と思わずにはいられない言葉だった。


 気味が悪い……


 率直な感想。得体の知れないこの女の子。何かを知っているかもしれないし、

何も知らないかもしれない。


 何を考えているのかわからない。女の子。


 この女の子がわたしは気味が悪い。イヤな感じだ……


「へぇ〜土って腐るとこんな黒くなるんだ」

「あ、見てくださいよ! 石に触ると石が粉になりますよ!?」

「おおっ〜何これ、すごい!」

 結局……女の子の誘いに乗ってついてきてしまった。


「すごいなぁ……木の実もここまで干からびるなんて……樹にも葉っぱ一枚生えていない」


 女の子は珍しそうに歩いては足を止め、植物を観察している……


 ……でも精霊を連れているなんて、この女はかなり高位の魔法使いか? それとも精霊召還して

使役しているの?


 わからない。わからないことだらけでさらに気味が悪い……


「……」

 だから、わたしは気持ち悪いこの時間を『終わらせる』決心をつけた。何度も同じ事を繰り返して

きたんだ……今更同い年の女の子を……手に掛けるくらい……


 先を歩くこの女と精霊にひと言『いなくなれ』って言えばわたしのこの気味が悪い感じも、

嫌悪感もなくなる。そう……言葉なんてなんでもいい。たった一言、言葉を発して、相手の

耳に届けばそれで終わる。


 相手が魔法使いだろうと精霊だろうと例外なく終わる。終わらせることができる。


「……」

 腐った穏やかな風を肺に吸い込む。


 ひとこと。それでけでいい。それで全部終わる。それでこの女の子は『永遠に動かなくなる』

たったひとことで、すべて終わる。


 口を開き、お腹から、喉から、声帯を震わせ、言葉を思い、声を作り、口から発する。


「……あなたでは、『今の』私は殺せませんよ?」

「!」

 な、なに……何を言って……るの?


「今、声をかけて私たちを殺そうとしましたね?」

「あ〜そろそろだと思いましたよ? でも、残念ですぅ〜私と『魔王さま』は死にましぇ〜ん」


 魔王……さま? 今この精霊は『魔王さま』って言ったの?


「ちょっ、マイラ! 私が魔王って事は内緒だって言ったでしょ?!」

「あ、すいません。つい……でも、いづれは言うつもりなんですよね? なら、別に

いいじゃないですかぁ〜」

「順序ってもんがあるの!」

「まじめですねぇ〜そんな所が私は大好きですぅ〜」

「もう……真剣に聞いてよぉ……」

 言い争いを終えた女の子は肩を落としがっくりとしている。


 魔王……そうか魔王か。その発想はなかったなぁ。魔王……こんなにかわいい女の子が、

わたしと同じ年くらいの女の子が魔王……


 そっか……魔王か……本当に魔王さまなら私を殺してくれる。天使でも勇者でもなく

魔王がわたしを殺しに来るなんて。『殺戮の歌姫』にはふさわしい最後。


 観念して空を見上げる。


「綺麗……」

 空は澄んでいて……どこまでも続くような蒼が広がり。宝石のように綺麗な青い蒼を瞳に

焼き付ける。


「そうですね。すごく綺麗ですね」

「えっ……」

 わたし……今無意識に……声を? でも……


「どうしましたか? そんなに驚いて? でもすごくいい声ですね。ひとことだけでもわかりますよ。

さすがは『歌姫』って言われるだけあります」

 わたしはどうやら驚いているらしい。歌姫と言われて驚いているんじゃないとわかる。だって、

目の前の女の子は『動いて』いるんだもん。わたしの声を聞いたものはすぐに弾けて動かなくなるのに……


「うん。すごく綺麗な声ですぅ〜」

「……」

「もしかして私達が死ななかった事に疑問を感じていますか? 全ての生物に、平等に死を与える

歌姫が殺せない生き物に、驚きを隠せませんか? でも言いましたよね私。『今の』私は殺せないって」

 

 高位の存在すら死を与えると思っていた私の声が……これが高次元にいる高位の存在……魔王と

いう生き物なの?


「そろそろ、お話しませんか?」

 ふいに女の子がわたしに声をかける。


第二話に続く


お久しぶり、間宮冬弥です。遅くなりましたが、あおけましておめでとうございます。


まずは、僕の稚拙な小説を最後まで読んで頂きましてありがとうございます。

さて、長い期間、投稿をしなかったのは代弁者の言う通りなので割愛します。


今回の小説を読んでいてわかると思いますが今回のお話は「終焉の世界樹~」の

魔王サイドのお話となっております。


で、現在連載中の「終焉の世界樹~」ですが、正直に言うとあの後の

展開がまったく思いつかないので、執筆が止まっています。

考えてはいますが、続きは先になると思います。申し訳ないです。


では、今年もよろしくお願いします。

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