遊園地 3
「で、どれから行く?」
遊園地に到着し、遊園地で一番広い広場でまず何処に行くか話す。
「絶叫。コースター系から行きましょ」
意外にも華怜がリーダーとなり仕切り始める。ちなみに遊園地に到着した時には、出発する前の言い合いになった感じは、どこかに行ってしまったらしい。気がついたら頭にネコ耳のカチューシャを装着していた。いつ買ったのか分からない。
「あれ、カルネとミーヤは?」
優孝が振りかえるといる筈のカルネとミーヤがいなかった。辺りを見渡して探してみると。
「あ、あそこ!」
海沙が指をさした先に沢山の女性に囲まれて、ちょっとした撮影会が始まっていた。その中心にいたのがカルネとミーヤだった。
「なんか大人気だな」
「あれだけ美人でメイド服着ている人が、遊園地に来たらああなってもおかしくないでしょ」
隣にいる夏織がとても冷静に腕組みをして言う。
「あの2人なら大丈夫でしょ。私たちは、先に行きましょ」
早く乗り物に乗りたくて仕方がない様子の華怜。少し考えたが確かにあの2人なら大丈夫だろうと、優孝も思い2人を残して先に向かうことにした。
その際に。
「優孝様~!お待ちください!優孝様~」
後ろの方でカルネが必死に呼んでいる声が聞こえたが、優孝はそれを聞かなかったことにした。
それから。乗り物に乗り始めた4人。
コースター。コースター。コースター。コースター。最初から絶叫系のコースターを4連発。そして、次もコースターに向かってる時のことだった。
「わ、私ちょっと休む」
夏織が休憩を要求した。
「まぁ~。鹿野さん。もう、ギブアップですかぁ?お早いこと」
気分が悪くなった夏織に上から目線で華怜が言い放つ。
「でしたら鹿野さんは、この辺でお待ちになってください。私たちは楽しんできますので」
少し嫌味っぽく言う華怜に。
「う、うっさい!」
言い返すが力がない夏織。
「なら俺も一緒にいる。1人にさせない方がいい。華怜と神山さんは、行っておいでよ」
「そんな。優孝がいないと」
「華怜。まだ来たばっかりなんだからいいだろう」
「そうですけど……仕方がないですね。分かりました。では、神山さん参りましょうか」
少し不満そうにしながらも海沙と共にコースターに乗りに行った。
「ほい。これ飲んどけよ」
夏織をベンチに座らせて飲み物を買って戻ってそれを渡して隣に渡す。
「ありがとう」
「華怜のやつ最初から飛ばすよな。もっと周りを見たらいいのに」
「あの性格じゃ無理なんじゃない?」
一口飲んで少し話をして。
「ちょっと横になってもいい?」
「いいけど」
「じゃあ、膝枕させて」
夏織が膝枕を要求。周りの視線を気にしたけど優孝はそれを了承した。
優孝に自分を預けてリラックスした表情で仰向けで横になる。
「これは、癖になりそうな弾力だ」
「ちょっとだけだからな」




