遊園地 1
「んん~」
ベットで寝ていた優孝は、なんだか息苦しさを感じて目を開けてみると。そこには、大きな胸があった。驚きのまり後ろに逃げる。
「か、華怜!?」
大きな胸の持ち主は、華怜だった。何故ここにいるんだと思っていると。
「あれ、起きてしまったの?」
目を擦りながら華怜が起きた。パジャマ姿なのかシャツ一枚で自慢の金髪が妖艶に乱れてる。
「何で華怜がここにいるんだ?」
「そんなの決まってるじゃないですか。優孝が心配なのですよ。熱は大丈夫ですか?」
コツンっと額をくっ付けてくる。数秒後に離れて。
「大丈夫みたいですね。私が添い寝をしたからでしょうか」
フフッと笑みをこぼす。
「カルネが持ってきてくれた薬のお陰だろ」
「酷いですわ」
機嫌を損ねてプンプンするが。
「でも、これなら明日安心ですね」
すぐに笑顔になる。華怜の笑顔に優孝もつられて笑ってしまう。
「ごめんな。来てくれたのに。食事はどうだった?」
「それが意外と楽しかったのです。最初は、優孝がいなかったのでみんな静かだったのですけど、神山さんが話を作るきっかけを作ってくださり、そこからいっぱいお話しました」
「へぇ~。夏織と喧嘩でもすると思ってたんだけど」
「鹿野さんとは、言い合いになりませんでしたけどやっぱり時々イラッとしますわ」
「そ、そうなんだ。まぁ、よかった」
「って話をしてる場合じゃありませんわ。早く寝ないと」
華怜は、露骨にふところにスペースを開ける。
「な、なんだよ」
「えっ?さっきみたいに寝ていいのですよ」
「あのさぁ。恋人でもないのにそいうのは、駄目だろう」
「私がいいと言ってるのですよ?」
「駄目だ。てか自分部屋に戻れ」
優孝は、華怜に背を向けて目を瞑る。すると、直後に背中に温かく柔らかいものが当たる感触がし、同時にシャンプーの香りがする。
「……華怜。抱きつくな」
「嫌です。このまま眠るのです」
――コンコン。
「失礼します。優孝様。体調はどうですか?」
朝になり優孝を起こしにきたカルネ。ベットを確認するといつもとは、違う布団の膨らみに疑問を感じて、思いっきり布団を外すと。
目に飛び込んできたのは、優孝の体に絡みつく華怜だった。
「カ、カルネ。おはよう」
「おはようございます。優孝様。朝早くに失礼ですか説明をしただけますか?」
表情は笑っているのだが、目が完全に怒ってる。怖いです。
「わ、分かったからちゃんと説明するからとりあえず、俺から華怜を引き離してくれ」




