クリスマスイヴ 2
部屋にいた夏織は、部屋に設置してあるブザーを鳴らした。
すると。10秒後。
「お、お呼びでしょうか」
ドアをノックしてミーヤがやって来た。あまりの速さに少し驚いた夏織。
「えっと。ミーヤさんで良かったんですよね?」
「は、はい」
「ちょっと今から買い物行ってもいいかな?」
「お、お買い物ですか?なんでしょうか。代わりにミーヤが買いに行ってきますけど」
「いや、優孝にプレゼント買いに行きたいんだ」
「そ、そうですか。でしたらミーヤがバイクでお送りしますけど」
「じゃあ、お願いしてもいいですか?」
庭で夏織がやってくるのをバイクに跨り待機しているミーヤ。そこにカルネが現れた。
「ミーヤ何処に行くの?」
「し、鹿野様がお買い物に行きたいっと言うのでお送りしようと」
「優孝様にはちゃんと言ったの?」
「お、お部屋に行ったら読書していたので机に置手紙を置いてきた」
「そう」
そこへ、夏織がやって来た。ミーヤは、もう一つのヘルメットを夏織に渡す。
「それじゃよろしくお願いします」
「お気をつけて行ってらっしゃいませ」
――ピピッ。カルネの通信機が鳴った。
「優孝様。どうかされましたか?」
『……カ、カルネ』
いつもと違う優孝の声に急いで屋敷に戻り優孝の部屋を訪ねると。
「優孝様!?」
うつ伏せに倒れていた。駆け寄り仰向けにさせる。
「少し熱いですね」
額に手を振れると少し熱いのが分かった。カルネは、ベットに運んで寝かせる。
「今、薬と体温計をお持ちしますのでお待ちください」
「す、すまない」
その後、優孝が微熱と判明し薬を飲ませたカルネ。
「ほ、本に熱中しすぎたかな」
「優孝様の事ですからそうかもしれませんね。幸い熱が高くなくてよかったですが、これから上がる可能性ありますし、今日の皆様とのお食事は中止にした方がよさそうですね」
「みんなにうつったら大変だしな。……悪いがカルネ。頼んでもいいか」
「お任せください。明日には熱が下がってるといいですね」




