第八章:結界の中の真実と、突然の乱入者
オリジナルの映画の映像と脚本から、AIの力を借りて小説を作っています。
映像と脚本にはAIを使ってはいません。
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相変わらず気絶している大和は布団に寝かされている。その枕元には雛が座り大和を優しく見守っている。目を覚まして起き上がる大和。顔をひどく腫らしている。
「あー。」
大和が声を発しようとした瞬間、雛が慌てて大和の口をふさぐ。
「大和くん。あなた死神に襲われたの」
大和何か言いたげだけど声にならない。
「本当に危ないところだったのよ。それをこのロレッタ。私の友達の付喪神。この、私の可愛いロレッタがあなたのこと守って死神を追い払ってくれたの」
雛が言い含めるように告げ、ゆっくりと大和の口を塞いだ手を離す。
「確かに黒い骸骨みたいなのが俺の部屋に・・・」
「そう、そいつが死神。それをロレッタが戦って追い払って、そのあと私がここへあなたを運んだの」
「でも、この顔の痛みは・・・そこの・・・」
犯人であるロレッタを指差そうとする大和を、雛は強引に自分の胸に抱きしめる。 胸が顔に当たってドキッとする大和。
「ああ、大和ったら、よっぽど怖い目にあって記憶が混乱しているのね。ロレッタは勇敢に戦ってくれたけど、あなたも大変な傷を負って・・・」
雛は、大和の顔を起こすとその顔を祭壇の鏡に映して見せる。 鏡に映る腫れ上がった顔の大和。大和は、その無惨な顔を指でなぞりながら言った。
「死神のやつ。なんてひどいことを・・・。せっかくの俺の顔を・・・」
完全に勘違いしたまま、大和はロレッタの方を向いて頭を下げる。
「そう、俺のこと守ってくれたんだ。ありがとう、ロレッタ」
「どういたしまして。大和」
ロレッタがぺこりとお辞儀をして答える。驚く大和。
「うわ。って、人形が喋った。って、一人で動いてるし」
恐怖で後ろに下がる大和。雛が、その腕をガシッと掴む。
「ダメ、ここから出ては」
しかし、大和の上半身が縄の結界から出ると。 突然、黒い陽炎が巻き起こり、死神が現れて大和に迫ってくる。
「ががー」
死神の不気味な声が響き、雛が慌てて引っ張って結界の中に大和を戻す。
「な、なんだ。」
大和が縄の内側に入ると、死神がフッと消える。
「だから、あなたは死神にねらわれて、取り憑かれているの」
「人形が動いて、骸骨が俺を襲って、何がしたいんだ」
「それは・・・。相手は死神だから・・・」
「え、まさか、え、俺を殺したいの」
雛は、重々しく小さく頷く。
「え、え、お、終わった。俺、終わった」
絶望してへたり込む大和を、見つめる雛。
「俺、終了。せっかく人生で初めて彼女ができて、これからって時に。俺、もう終わっちゃったんだ。死神に取り憑かれたんだもんな。俺、もうすぐ死ぬんだ。短い20年だった」
「大丈夫。私が守るから」
雛が力強く励さすが、大和は聞いていない。
「あ、心残りが、やっぱり心残りが。せっかく男に生まれたのに・・・」
大和は、雛をじっと見つめる。 目が合って気まずい雛。
「え!」
「雛」
「何!」
「雛ちゃん」
にじり寄って迫る大和。
「え、え!」
「雛ちゃん。おねがい」
「ダメ。絶対ダメ」
「だって、俺たち付き合ってるんだよね。雛ちゃんも付き合うって言ってくれたじゃないか」
雛は目を逸らし、気まずそうに答える。
「そ、それはあなたに死神が取り付いていたので、しかたなく」
「え!」
「そばにいないとあなたを守れないと思って、仕方なく」
「え、それじゃ付き合うって、うそだったの」
小さく頷く雛。
「そ、そうなんだ。おかしいと思った。急に付き合ってくれるとか。告白した時はあんな顔してたのに・・・」
ショックを受けた大和は、告白の時のようにまた全速力で走り出そうとする。 雛が、逃げようとする大和を背後から抱き止める。
「だめ、ここから出ては」
大和は雛の腕の中で暴れながら叫ぶ。
「どうせ、俺なんか恋人でもなんでもないんだから、死神に殺されても悲しくもなんともないんだろ」
「バカ」
大和の頬を叩く雛。 静まり返る道場。雛を見つめる大和。大和を見つめる雛。
「俺、本気で雛ちゃんの事・・・」
大和が口を開きかけた、その時だった。
バチバチバチッ!
突然、結界の向こうで激しい火花が上がる。 驚く二人。危険を察知したのか、慌てて姿を消すロレッタ。 結界の外で火花や何かの戦っている光が激しく飛び交っている。何が起こっているかわからず見ている大和と雛。 突然結界の縄を切って中に飛び込んでくる伊神。 驚く二人。
「あなた誰、なんて事するの」
黒いレザージャケットを着たその男――伊神は、日本刀を片手に余裕の笑みを浮かべていた。
「おおっと、こいつに狙われてたのはあんた達だったのか。こんなところに結界はって隠れているとはな。どうりでこいつはここから動かないはずだ」
「だから、あなた、だれ?」
伊神は、外から襲い来る死神とたたかいながら名乗る。
「俺は伊神昂、多分、君とご同業だ」
怪訝な顔をする雛。
「で、こいつを倒すと、一体いくらもらえる。」
「え!」
「それ、俺がもらっても構わないよな。こいつを倒したら」
伊神の言葉に、雛は呆れたように急に笑い出す。
「はは。ははは」
伊神が死神と戦いながら眉をひそめる。
「なんだよ」
「あんた。バカなの。こいつ倒しても1円にもならないわよ」
「なんだって、じゃ、なんでその男を守ってる。まさかボランティア」
「ボ、ボランティアー!」
大和が素っ頓狂な声を上げる。その会話の間も死神は何度も襲ってきて伊神が対処して、雛が大和を守っている。 大和は雛に縋るように尋ねた。
「君はボランティアで、僕の彼女に?」
「そんなんじゃないわよ」
「違うの!本気だった」
「やっぱり金になるんだよな」
伊神がニヤリと笑う。
「うわ」
死神の猛攻が迫る。
「ダメー」
雛は、死神に思いっきり攻撃を加えて叫ぶ。
「どっちもちがーう」
吹っ飛ぶ死神。壁に当たる寸前に空中に消える。
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