第三章:すれ違う想いと、忍び寄る黒い影
オリジナルの映画の映像と脚本から、AIの力を借りて小説を作っています。
映像と脚本にはAIを使ってはいません。
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もしも僕の彼女が妖怪ハンターだったら。。。(仮)
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「入学した時からすきでした。僕と、付き合ってください!」
大学の敷地内、人気のない公園の一角。 初夏の陽気が降り注ぐ中、大和は人生最大の勇気を振り絞って、目の前の少女――謝花雛に頭を下げていた。
大学に入学してからというもの、大和は彼女のことが気になって仕方がなかった。 いつもどこか物憂げで、周囲と距離を置いているような彼女。だが、ふとした瞬間に見せる横顔に、大和はすっかり心を奪われてしまっていたのだ。
大和の心臓は、これまでにないほどの早鐘を打っていた。 (やった……言えたぞ……!) あとは彼女の返事を待つだけだ。大和は緊張でガチガチになりながら、ゆっくりと頭を上げた。
その時、大和の後ろ頭に、怪しいお札が吸い込まれていったことに大和は気づかなかった。そして雛からも大和の顔が死角となってその札を見ることはできなかった。
怪しい札は漢字とも梵字ともつかない謎の文字を一瞬表してきえていってしまった。誰も気づかないうちに・・・
「ええ……。ええーーっ!?」
突如、大和の急な告白に驚いた、雛の口から悲鳴のような声が上がった。
大和は絶句した。 告白した瞬間に、こんな絵に描いたようなドン引きのリアクションをされるなんて、予想すらしていなかったのだ。 大和の視界から、周囲の景色がサーッと色を失っていく。
(お、俺……終わった……。完全に、終わった……!)
ショックのあまり、大和の手に握られていた通学用のカバンが、ポトリと地面に落ちた。 完全にフラれた。それも、この上なく無惨な形で。
「ご、ごめんなさいっ!」
大和は溢れ出しそうになる涙を必死に堪えながら、きびすを返して全速力で走り出した。
「あ!」
雛が何かを言いかけて手を伸ばしたが、大和はそれに気付くことなく、ただひたすらに前を向いて駆け抜けていく。
「 ごめんなさーーーいっ!」
情けない叫び声を響かせながら、大和は雛から遠ざかっていく。 その場に残された雛は、手を伸ばしたままの姿勢で、ポツンと立ち尽くしていた。
「…………」
呆然と大和の背中を見送る雛の足元には、彼が落としていったカバンが転がっている。
大和が走り去ったのとは違う方向の物陰。 そこに、黒ずくめのフードをすっぽりと被った男が立っていた。フードのせいで、顔を窺い知ることはできない。
男は、自分の指先で印を結びながら、忌々しそうに舌打ちをした。
「ちっ……」
男の指先から放たれた『呪符』は、本来なら雛へと向かうはずだった。 しかし、どういうわけか、その呪いは雛ではなく、間に頭を上げた、大和の首筋へと吸い込まれるように消えていってしまったのだ。
「……まぁいい」
男は低く不気味な声で呟くと、黒いローブを翻し、再び闇に溶け込むように姿を消した。
夕暮れ時走って逃げてきた大和はその横の林の中から、その走りを見つめている骸骨のような顔をしている不気味な影がいたことに気づかなかった。『死神』だ。
初恋は見事に玉砕。おまけにカバンまで置いてきてしまった。 ショックで放心状態の大和は、そのまま車道まで飛び出してしまった。
プアァァァァァンッ!!
「うわっ!」
けたたましいクラクションの音に、大和はビクッと肩を震わせた。 見ると、すぐ目の前まで大型のトラックが迫ってきている。
大和がいつもぶら下げている、お守りの鈴が危険を知らせるかのようにチリンとなった。
ぶつかるっ――大和が目を閉じた瞬間。
「危ない!」
グイッ!
強烈な力で、腕を後ろに引っ張られた。
「わっ!?」
ギリギリのところで車体を躱し、大和は尻餅をつくようにして歩道へと倒れ込んだ。
「馬鹿野郎!死にてーのか!」
運転手が大声をあげる。
走り去っていくトラックの風圧を感じながら、大和は荒い息を吐く。 ふと横を見ると、大和の腕を掴んで引き寄せてくれた人物が立っていた。 黒ずくめのローブを着た、怪しい男――いや。
「……え?」
大和の目に映ったのは、黒ずくめの男ではなく、同じ大学に通う友人の西山翔太だった。
「大和。大丈夫か?」
翔太が手を差し伸べてくる。
「翔太……」
大和は呆然としながら、翔太の手を取って立ち上がった。
「どうした? 財布でも落としたのか?」
翔太がからかうように笑う。
「えっ」
「それとも、女にでもフラれたのか?」
図星を突かれ、大和はギクッとして言葉に詰まった。
「え、ど、どうして、それを……」「え、まじ!」
その時、
「まだ、フラれてないよ」
突然、背後から澄んだ声が響いた。 大和と翔太が同時に振り返る。
「え!」
大和の口から間抜けな声が漏れた。 そこには、大和が置いてきたはずのカバンを手に持った、謝花雛の姿があった。
「はい」
雛は大和に向かってカバンを差し出すと、ふんわりと、それはもう可愛らしく微笑んだ。
「いいよ。付き合ってあげる」
「ええええええええええええっ!?」
大和の絶叫が、夕暮れの空に響き渡った。
その時、道の反対側で静かに消えていく死神の姿に、謝花雛だけが気がついていた。
その横で、さらに大きな声が上がる。
「ええええええええええええっ!?」
二人が驚いて声のした方を見ると、そこには、同じく友人の山口七海が、目を見開いて立ち尽くしていた。
「なんで、なんで。大和と雛が……」
七海は信じられないものを見るような目で、二人を交互に見比べている。
大和は混乱の極みにいた。 フラれたはずなのに、付き合うことになった? しかも、それを友人たちにバッチリ見られている?
しかし、雛以外の大和たち三人は誰も気づいていなかった。 微笑む雛の背後、車道の向こう側の空間が、まるで陽炎のように不気味に歪んでいたことに。 そして、大和の首の後ろで、黒い『紋様』が微かに脈打っていることに・・・
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それでは、次回のストーリーでお会いしましょう。




