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第十一章:絶望のルアーフィッシング(ダイオオムカデ戦)

オリジナルの映画の映像と脚本から、AIの力を借りて小説を作っています。

映像と脚本にはAIを使ってはいません。

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もしも僕の彼女が妖怪ハンターだったら。。。(仮)

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轟音と共に地面が爆発するように吹き飛び、土煙の中から禍々しい赤紫色の巨体が出現した。無数の足を蠢かせる、規格外の巨大な『ダイオオムカデ』である。大和はその信じられない光景に目をひん剥き、絶叫した。

「でっ、でたぁー!」

大和は慌てて釣り竿を引くが、巨大ムカデの規格外の力になす術もなく、釣り糸は呆気なくプツンと切れてしまった。

「うわっ。しまったぁ!」

大和が切れた糸を見て呆然とする中、運転席の雛は冷静に手元の制御パネルに手を伸ばし、赤いボタンを押し込んだ。しかし、大ムカデの顔は爆発しない。怪物はダメージを受けるどころか、巨体をうねらせて猛烈な咆哮を上げた。ワゴン車の後ろに腰掛けていた大和は、パニックに陥り叫び声を上げる。

すると、雛は迷うことなく車のギアをガチャンと入れ、窓から顔を出して満面の笑みで言い放った。

「それじゃ、がんばってねー!」

キュルルルッ!とタイヤを鳴らし、ワゴン車が急発進する。

「えっ? あっ! あっ! うわぁっ! うわぁぁぁっ!」

大和の体は、赤いロープでワゴン車にしっかりと繋がれていた。猛スピードで走り出した車に無慈悲に引っ張られ、大和は強制的に夜の荒野を猛ダッシュさせられる羽目になる。そのすぐ後ろからは、怒り狂ったダイオオムカデが猛烈な勢いで迫ってきていた。必死に足を動かして走り続ける大和をよそに、前を走る車の窓からは、雛が鼻歌交じりに丸い爆弾をポイポイと投げ落としている。

「はいっ。はいっ」

「ええっ!?」

大和のすぐ横で、雛の投げた爆弾が次々とド派手に爆発していく。

「たすけてくれー!!」

涙目になった大和の悲痛な叫び声がこだまする。ダイオオムカデは爆発を物ともせず、大和に迫るスピードを緩める気配もない。大和は繋がれた赤いロープを引っ張りながら、己の置かれた状況をようやく完全に理解した。

「俺は……釣りの餌かぁ!」

「なんでだよぉ!」

理不尽すぎる扱いに大和が抗議の声を上げると、運転席の雛は冷ややかな声でピシャリと言い放った。

「誰のために100万も借金作ったと思ってんの! ちょっとぐらい危ない仕事やんないと、いつまで経っても借金返せないでしょ!」

その言葉に、大和は絶望の表情で天を仰いだ。

「俺、100万円分もこんなことすんのかよー!」

そう叫んだ大和のもとへ、土煙を切り裂いてダイオオムカデが猛スピードで襲いかかってくる。パニックになりながら必死に走る大和と車を繋いでいた、腰の赤いロープが切れた。足が止まる大和。だが、ダイオオムカデはすでに目の前まで迫り、巨大な牙を剥き出しにして大和に襲いかかろうと鎌首をもたげていた。

お守りの鈴が危険を知らせるかのようにチリンとなった。

その時、車が止まり、ドアが開き、雛が飛び出してきた。彼女の手には、赤い文様が刻まれた剣が握られている。

「はぁぁぁっ!」

裂帛の気合いと共に、雛は地面を蹴った。信じられないことに、巨大な白蛇が現れ彼女の体を押し上げたのだ。彼女の体は光の軌跡を残しながら、人間離れした跳躍力で空中へと舞い上がる。そして、ダイオオムカデの巨体をすれ違いざまに真一文字に切り裂いた。

ドゴォォォン……ッ!

剣を振り抜いた雛が静かに着地すると同時に白蛇は消え、巨大なダイオオムカデの体は紫色の眩い光の粒子となって、夜空へとサラサラと消えていった。大和は、そのあまりにも現実離れした美しい光景を、ただ呆然と見つめることしかできなかった。

「あ……あ……」

釣り竿を握りしめたまま、大和はおずおずと雛の方へと歩み寄る。

「だいじょうぶ?」

大和が恐る恐る声をかけると、肩で息をしていた雛がこちらを振り返った。そして、先ほどまで怪物を惨殺していたとは思えないような、無邪気で可憐な笑顔を大和に向けてみせたのだった。

「うん、大丈夫」

本日もお読みいただき、ありがとうございます!

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