Peace1-1
これは双子が逃避行するまでの物語。
ある夜、のえるとふらんを出会わせたのは、2羽の鳥だった。
-夢の中-
ふらん「折角ゆらとるかがお互い分かるようになったし、お泊まり会でもしようよ!」
ゆら/フィフィ「お泊まり会ですか/フィ!?」
レレ「ど、どうしたレ?」
ゆら「お、お泊まり会って…あの、皆で夜まで話したり、徹夜なんかしちゃったり…」
フィフィ「パジャマを褒めあったり枕投げをする…あのお泊まり会ですフィ!?」
ふらん「ゆらはともかく、フィフィもお泊まり会したいの?」
フィフィ「当然ですフィ。ゆらからよく、大人しかできない嗜みだと教わってましたフィ。だからゆらが小さい頃、一緒にお泊まり会ごっこをしていたのですフィ!」
のえる「お泊まり会とかする機会ないの?」
ゆら「機会がないと言いますか…家族もいますし、夜まで家に人をいれてはいけないといいますか…。」
みれい「みれいの家も厳しい方ですから、お泊まり会したとこないです…りおうみたいに一人暮らしだったら家に呼ぶとかあるのですか?」
りおう「はい?何故自分のテリトリーに長時間も人を入れなければいけないんですか?急用でもないですし。」
のえる「あー…じゃあろわとかせれんは…」
せれん「そんな発想に至ったことがない。」
ろわ「うん、園芸で朝早いし徹夜してまでやりたいとは思わないかも。」
ふらん「えー!?る、るかはお泊まり会したとか、したいとか思ったことある!?」
るか「かすむとはよくしたけど、友達とはないかな〜。いつも夜はメメの散歩してるし。」
メメ「散歩の方が楽しいメ。」
るか/メメ「ね/メ〜!」
ふらん「大変だ!ゆらとみれいは機会が与えられなくて、後半の人達は人間関係を絶っている!これは、ふらん達が皆にお泊まり会の面白さ教えないとだね!」
のえる「そう言いながら、のえるはふらんとしかお泊まり会したことないけどね。」
ふらん「ふらんも…。でも、皆に色んな服着てもらいたい!」
るか「絶対本音そっちじゃん。」
りおう「その前に、誰の家でするんですか?」
ふらんとのえるはりおうとみれいを交互に見つめる。
みれい「家は絶対無理ですよ!?」
りおう「さっきも言った通り、誰かを招く場所はありません。」
ふらん「困ったな〜寮の来客用の部屋そこまで広くないし、まず大勢で泊まれるのか…。」
のえる「聞いてみるしかないね。ろわの家は?師匠と2人暮らしじゃなかったっけ?」
ろわ「まあ、大丈夫だと思うけど…」
りおう「それは絶対に嫌です!」
シュシュ「何でろわじゃなくてりおうが嫌がるシュ。」
リュリュ「当たり前リュ!気まづいリュ!」
ミュミュ「反抗の第一歩ミュ〜!」
りおう「いいえ、全く心が休まりません。ただでさえ人様の家だと言うのに…。」
せれん「じゃありおうの家でいいじゃん。」
りおう「それも嫌です。」
るか「りおうがいつも以上に頑固だ。まあ分かるけどね!」
ふらん「兎に角、寮で許可が出れば万事解決だから!」
朝になると、早速ふらんとのえるは寮の管理人の元へ聞きに行った。すると大人数の時は屋上にある、一番広い空き室を片付けたら使わせてくれるそうで、その話を2人から聞いたゆらとみれいも片付けを手伝いに寮へと赴いた。
ふらん「2人ともありがとう、掃除してくれて。」
ゆら「当たり前です。お泊まり会のためですから!」
みれい「それに、りおうやせれんみたいにお泊まり会に来る気ない人もいますし。片付けが終わったら頑張ったアピールしに行きます。」
のえる「それでりおうは来てくれるんだから、大分みれいに甘いよね〜。」
ふらん「うんうん。せれんは皆でゲームできるって言ったら来てくれそうだけど、りおうはみれいが言わないと来ないもんね〜!」
ゆら「恋バナはお泊まり会に取っておきましょう!何せ、お泊まり会の醍醐味ですし!」
みれい「今のどこが恋バナなのですか?」
のえる「全く…法的伴侶制度でも恋人は恋人でしょ!」
みれい「いえ、相棒です!」
のえる「りおうと同じくらい頑固だ。」
ふらん「2人とも手を動かして!お泊まり会できなくなるよー!」
無事片付けが終わり、休日に寮でお泊まり会ができることとなった。
-夕方 お泊まり会-
パジャマパーティが開かれた。
のえるとふらんは6人に合った服を見繕うため、今回のお泊まり会では各々の普段着ている寝巻きを紹介することとなった。
ゆら:フィフィ(ぬいぐるみ)の絵がプリントされたパジャマ
ふらん「フィフィのパジャマなんて売ってるんだ!」
ゆら「お父さんが作ってくれたんです!愛用しています!」
のえる「すご!?色合い良いね。」
るか「ゆらのパンツスタイルは何気に初めて見るかも。」
ゆら「寝る時は足が冷えるので…。それにこれ、暗くするとフィフィが光るんです!」
のえる「子どもか!」
るか:もこもこなルームウェア
みれい「一番部屋着って感じでおしゃれですね!」
るか「寝具には拘りがあるからね!」
のえる「でも寝ないで散歩してるんでしょ?その服使う機会あるの?」
るか「夜はこれで外出るに決まってるじゃん!」
ふらん「それで!?まあ出れなくは…ない…?」
ゆら「でも前に、早朝に会った時は着てませんでしたよね?」
るか「雨降ってたら流石に重いし汚れるから。」
のえる「雨じゃなくても汚れるよ!」
のえる:普段のゴシック味を残したフリル抑えめのワンピース
ろわ「のえるは部屋着にも意志を感じる。」
のえる「身の回りにあるものは好きで溢れさせてるから!」
ふらん「部屋も凄くのえるって感じなんだよ!」
ろわ「のえるらしいね。」
ゆら「いつか部屋も見てみたいです…!」
ふらん:ゆめかわなパステルイエローにピンクのリボンがあしらわれている部屋着
せれん「部屋着もゲームに出てきそうな服。」
ふらん「魔法戦士感は貫いてるよ!」
りおう「魔法戦士ってこんな感じなんですね。」
ふらん「いや、実際はもっと素敵な衣装だよ!これはふらんがアレンジしただけで完成度はまだまだだし、いつか一から作りたいけど部屋着って案外難しいんだよね。魔法戦士の可愛さとかっこよさをいれようとすると…」
のえる「ストップ。魔法戦士の話は後にして。」
みれい:普段着のように手が出ないほど長い袖に全身白いワンピース
のえる「相変わらず白好きだね。綺麗だけど。」
みれい「清廉潔白の白ですから!それにミュミュの毛がついても目立ちませんし。」
ふらん「だから普段から白い服着てたんだ!」
みれい「単純にミュミュの毛を肌身離さずつけていたいだけですよ?」
りおう「何言ってるんですか?」
ろわ「夢の中の白い服も気に入ってたもんね。」
のえる「今度のえるの服貸して、黒い服着たところも見てみたい。」
りおう:チュニックに肩掛けのストールを羽織っている
のえる「りおうは普段着も部屋着も洗練されてるよね。意外と拘りがあるの?」
りおう「親が買ってきたものを着てるだけですよ。」
ふらん「親が!?センス良い…。」
るか「りおうが選んだりしないの?」
りおう「ファッションにはあまり興味ないので。」
のえる「勿体ない!ちゃんと指導しないと!」
せれん:使い古されたジャージ
のえる「せれん…そのヨレヨレのジャージは何?」
せれん「ジャージ。」
のえる「それは分かってるよ!」
ふらん「のえる落ち着いて!結構使い古してるみたいだけど、いつから着てるの?」
せれん「もう覚えてない。でも家でいつも着てる。」
のえる「そ、それ以外に部屋着は?」
せれん「もう1枚ジャージがある。その2つを着回せば生きていける。」
のえるが膝をついた。
みれい「まあまあ。コーディネートのし甲斐があるということじゃないですか!」
ふらん「そうだよのえる!」
ろわ:シンプルな寝巻き用の浴衣
ふらん「ろわ、寝る時浴衣派なんだ!」
ろわ「派…とかあるの?」
のえる「中々浴衣の人見ないから意外だけど、新鮮だし似合ってる。」
ろわ「師匠に合わせただけなんだけどね。」
せれん「師匠はひと味違うから。」
のえる「そういうことなの?」
ふらん「でもおしゃれだし、そういうことなのかも!」
小説をあまり読まない為、脚本調になっています。




