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とある英雄の学園生活  作者: にゃん丸


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第76話 コーネリア王女との縁談

 フランスで三銃士との戦いから3日たった。

 だが未だにヴァンヘルトから連絡がない。

 あのジジィはとうとうボケが始まって俺との約束を忘れたのか?

 直接俺が聞きに行こうと思ったのだがネイに、


 「ヴァンヘルトに任せておけば大丈夫よ。それにあれだけの立ち回りをしたキラはフランスに行かない方がいいわ」

 

 とアドバイスを頂いたのでおとなしく待つことになった。

 しかし……ネイはヴァンヘルトを信用しているんだな。

 やはりネイが好きな男はヴァンヘルトなのか。

 だがあの不良オヤジ……もとい不良ジジィと一緒になるのはやめてほしいな。

 ネイはそのへんどう思っているんだろうか。

 今度2人で出かける約束をしていたからその時にでも聞くとするか。


 翌日やっとフランスから使者が来たのだがその使者はなんとヴァンヘルトだった。

 ヴァンヘルトの後には、ブラウンの髪で整った美しい顔立で目つきは鋭い女性がいる。年は20代半ばぐらいでフランスの軍服を着ているがその軍服がどこか違う気がするのだが……軍服はとにかく美しく綺麗な人だ。

 軍服を着ている綺麗な女性の後ろにリリーナがいる。

 思っていたより元気そうで良かった。


 「よう、待たせたな。リリーナの件は俺が直接アフロディア姫に許可をもらってきたから心配するな。でだ、それとだな……この方なんだが……」


 ヴァンヘルトは軍服を着た女性の肩に手を置く。

 女性は一歩前に進み貫禄のある態度で


 「コーネリア・リファイン・ボナパルトだ。よろしく頼む」


 凛とした態度で挨拶をするコーネリアさん。

 カッコイイなこの人……

 で!? なにをよろしく頼むなんだ?


 「フィリップ王の妹でな、フランス王国としてキラにコーネリア王女との縁談を持ってきた」


  ん!? 今この糞ジジィ何言った?

 縁談!? 誰の? キラ……俺か!

 いやいや

 俺はヴァンヘルトにどうゆうことだと視線を送ると


 「お前が先日いろいろやらかしてくれたおかげでフランス王国はある意味危機になってるんだよ」

 

 最終的にやらかしたって俺じゃなくてイフリートであって俺ではないのだが。

 だがそれがなんでフランスの危機なんだ?


 ヴァンヘルトの説明によるとこの世界で英雄の称号をもつ俺に対し臣下になることを強制しそれを断ると自国の勇者に力ずくで応じさせようとしたが失敗し挙げ句の果てにやり返されるとゆう不始末。

 この1件が各国が知れると流石にまずいらしい。

 フィリップ王は今回の件でかなり反省をしたらしく二度とこのようなことはしないと約束し、今まで遠ざけていたヴァンヘルトの意見や助言を聞くと言った。

 そしてこの騒動を起こし俺に迷惑をかけたから詫びたいと言って俺に直接会いに行くと言ったのだがヴァンヘルトが自分が後処理をするので安心して欲しいと言ったらしいが、不安なフィリップ王はならば自分の代理に妹であり王位継承権3位に当たるコーネリア王女をヴァンヘルトに同行させるように命じた。

 コーネリア王女は27歳でフランス騎士団白バラ組の軍団長であり戦姫として有名らしい。

 だがここでフィリップ王が俺にコーネリアを嫁がせるのはどうかとヴァンヘルトに言う。

 別にフランスに仕えるのではなく俺個人に対しフランス王族であるコーネリアを嫁がすことで俺の怒りを抑えてしかもフランス王族とは親類関係になるので今後フランスにとってはありがたい縁談らしい。

 もちろんヴァンヘルトは無理だと言ってくれたみたいだが、先日の負い目があるフィリップ王はなんとしても俺とコーネリア王女を結婚させたいみたいで、しかもコーネリア王女自身も乗り気になっているのでヴァンヘルト悩んだ末フランスにとって良い縁談なのは間違いない為使者として俺のもとに来たみたいだ。

 いや、来なくていいから。

 リリーナだけ置いてさっさと帰ってくれ。


 「ヴァンヘルト、俺はまだ18歳だぞ。結婚なんて全然考えていないから……」


 「なぜだ? 俺から見てもコーネリア王女は美しい方だしそれに戦姫と呼ばれるほどお強い方だ。お前の嫁さんにピッタリだから……ああ、めんどくせえ! いいから結婚しろ」


 使者であるヴァンヘルトが切れながら俺に詰め寄る。

 てか、謝罪に来たはずなのになんでこの糞ジジィはこんなに偉そうなんだ。

 だんだん腹が立ってきた。


 「てか!この糞ジジィいいかげんにしろ」


 「誰が、糞ジジィだ!!」


 「目の前にいる加齢臭がするあんただよ!」


 ブチ


 ヴァンヘルトの何かが切れる音がした。 

 そしてヴァンヘルトは俺を殴ろうと構えたところ


 「やめないか! ヴァンヘルト仮にも謝罪に来た我々がさらにキラ殿を怒らせてどうする」


 「申し訳ございません」


 ヴァンヘルトはコーネリア王女に頭を下げる。

 やーいいい年したジジィが怒られてやんの。


 「私に頭を下げるのではなく、キラ殿に下げるべきではないのか」


 そう言われたヴァンヘルトは悔しそうな表情で俺に


 「すまなかったな」


 と言葉は謝罪をしているが明らかに謝罪をしている表情ではなく、


 後でしばくと言っている表情だった。


 コーネリア王女はやれやれとした表情で俺とヴァンヘルトを交互に見て俺に視線を戻し

 

 「キラ殿、私との結婚を考えてくれないだろうか」


 俺の結婚話はまだ続くのね。

 俺は早くこの場から脱出したいのを抑えてヴァンヘルトとコーネリア王女の話を聞くことになった。 

読んでいただきありがとうございます。


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