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とある英雄の学園生活  作者: にゃん丸


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65話 リリーナの祖父

 「おじいちゃんがどうして?」


 倒れている祖父を見て何故祖父がここに?とそんな表情のリリーナ。

 リリーナの祖父?

 似てないな~。

 そんなことを考えているとリリーナは祖父に駆け寄り、

 倒れている祖父を上半身を抱え上げ不安そうに様子を見るが、眠っているだけだと気づき安堵した表情でため息をついた。


 「大丈夫だ。魔術で眠らせいているだけだから」

 

 「そうですか……祖父がご迷惑をおかけしたみたいで申し訳ございません。罰は私が受けますのでどうか祖父には寛大な処置をお願いいたします」


 俺に謝罪し頭を下げるリリーナ。

 ……この子本当に11歳か?

 しっかりしている。


 「いろいろ聞きたいことがあるんだが」


 「はい」


 俺がリリーナにいろいろ聞こうと思ったが騒ぎで俺たちの周りに人が集まり出してきた。

 やばいなこの状況。

 話を聞くにしても場所を変えないと。


 「どうしたのですかキラ様」


 シェリルさんが祖父の上半身を支えているリリーナを見て不思議そうな表情をし俺に話しかけてきた。


 「シェリルさん、ネイは?」


 「ネイ様でしたら他の先生たちと話し合いをしていますが」


 ネイに相談したかったが仕方ないな。

 シェリルさんに伝言を頼むことにしよう。


 「シェリルさん。あとで事情を説明しますので、俺とリリーナ。そしてそこに倒れているハゲマッチョを連れて先に屋敷に戻るのでネイに伝えておいてください」


 「……わかりました。ネイ様に伝えておきます。アリスさんとイフリートさんは一緒に行かなくてもよろしいのですか?」


 「はい、アリスとイフリートはこのまま残って遠足を楽しんでもらいます」


 「「え!?」」


 アリスとイフリートも一緒に帰ると思っていたみたいだったので俺の言葉にビックリしている。

 一緒に帰ったほうがいいかと思ったが、2人にはあとのことを頼んだ。

 リリーナの祖父が俺を襲ったのだ。

 仮にもフランス王子のメイド。このことが広まっては今後リリーナは学園に来にくくなるし王子のメイドを首になるかもしれない。

 アリスの友達にそんな思いをさせたくない。

 だから2人にフォローを頼んだ。

 

 「うんわかった」


 「あたいにまかせておきな」


 あとのことを任せて俺はリリーナとリリーナの祖父を連れて転移魔術で屋敷に戻った。

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