間話8 ネイ・イチジョウは先生失格
登山開始前に点呼をとったのだけど、やはりクラスの半分は来ていないわね。
王族で出席しているのはアリスだけか……
貴族の子はクラージュ君を含めて3人。
あとはメイド科の子と騎士科の子たちとキラとイフリートか。
王族の子はともかく貴族の子はもう少し来ると思っていたのだけど私の考えが甘かったわね。
あら珍しい。キラが1人でいるわ。
アリスとイフリートはどうしたのかしら?
周りを見てみるとキラから少し離れたところでメイド科の4人といるみたいね。
アリスとイフリートはキラに手を振ってメイド科の4人と一緒に離れていきました。
どうやらアリスとイフリートはメイド科の4人と一緒に行動するみたいね。
あら、じゃあキラは1人で行動するのかしら?
キラはキョロキョロ周りを見てるわ。
どうやら一緒に行く相手を探しているみたい
これは私がキラと一緒に入れるチャンスじゃないかしら。
ふふふ、いいこと思いついたわ!
私は横にいるシェリルに
「シェリル、申し訳ないけど先頭に立ってみんなを引率してもらえる。私は最後を歩くから」
「はい、かまいませんが……なぜです?」
「私が最後尾で生徒の安全を見るのがいいと思ったんだけど」
「私が後ろでネイ様が先頭に立つのがいいと思いますが」
確かにそうだけど、先頭だとキラと一緒に行動できないじゃない。
シェリルお願いだから私の言うこと聞いて。
私は一瞬キラの方を見たのだけどシェリルは私の目線がキラに行ったことに気づいたみたい。
私を見てニヤニヤ笑っている。
シェリルはキラがいる場所に目線を送る。
「キラ様は1人で行かれるのでしょうか?」
「さあ?どうかしら」
「……」
「……」
シェリルはため息をつき
「ふう~。わかりました私が引率しますのでネイ様はキラ様と最後尾でお願いします」
「キラと一緒に登るかどうかわからないけど最後尾は私が担当するわ」
シェリルはやれやれと言った標準で山の入口に向かい
「でわみなさん、出発しますわよ!」
シェリルを先頭に何組かのグループが山に登っていった。
1組みのグループがまだ残っているけどどうしたのかしら
「おい、キラさん1人だから誘おうぜ!」
「でも、俺たちが誘ってもいいのか?」
「大丈夫だよ、あの人英雄て呼ばれている割に結構普通に話してくれるぜ。
「じゃあ、俺が誘ってくるわ」
グループから1人の男子生徒がキラに誘いに行こうとしている。
ここは彼らには悪いけど阻止させてもらうわね。
「ルルーシュ君」
「はい、あ、ネイ先生」
「キラ君には私と一緒に最後尾で登るから申し訳ないけど遠慮してもらえる」
「あ、そうなんですか。てっきり一緒に登る人がいないから誘おうと思ったんですけど、ネイ先生と一緒に登るならしかたないですね」
「そうなの、ごめんね」
「いえいえ。それじゃ俺たちも出発します」
「ええ、気をつけてね」
ルルーシュ君はグループに駆け足でもどり少し話したあと山に登っていきました。
イフリートもシヴァもいないこの状態滅多にないの。
今度ルルーシュ君たちのグループに私が特別訓練をしてあげるからそれで許してね。
キラは、いつの間にかみんながいなくなってビックリしているみたい。
私も少し緊張しているみたい。
鼓動がいつもより早く感じる。
なんだかしょんぼりしているキラを見たら私の緊張が少し取れた。
ふふふ。こんな気持ち30年ぶりだわ。
私も今日は楽しませてもらえそう。
私はキラにどのように声をかけるか考えながら彼の方に歩いて行きました。
こうして私とキラは30年ぶりに2人で2時間ほど一緒に行動することになりました。




