旅人は素性がわからない
前回の冒険の書を読みますか?
はい←
いいえ
三日後、勇者達は地図に書かれているある丘の下にたどり着いた。丘の上に何かあるようで、岩が階段状に掘られている。
「この上にフィドリャがあるらしいよ」
「わざわざこんな高いところに住んでいるのね」
登りきると、そこはとても広く平らな土地がひろがっているだけであった。下の地形のように岩は転がっていなく、ただまったいらな土地である。そこに、一人の男性が立っていた。
番人「ここには何もない。お主らはなにをしに来た?」
「僕達は、ここにあるはずのフィドリャという街を探しに来たのですが。何もないなら違う場所だったのかもしれません」
「……そうか。ではもう一つだけ質問してもよいか?」
返事がくるのに大分時間があったため、リザベラとこの後どうしようか相談していたから、僕は男の方を向きなおった。
「はい、構いませんが」
「もしそのフィド何とか言う街があったとしたら、どうする?」
「え?
僕達はただ一晩泊まらせてもらって、次の街までの食料を買うだけですよ」
「でもここには無いんでしょ?それとも教えてくれるの?」
すると、男はゆっくりとこちらに近付いてきて僕達二人の顔をなにか見定めるように観察してきた。疑われるのには僕もリザベラも慣れている。
暫くすると、頷いて僕に話してきた。
「お主もしや勇者という名ではあるまいか?」
「何故名前を知ってるんだ?!」
「私子供だったときにね、遊んでくれた旅人いてね。昨日まであった唯一の街の外からの人だった。その人に似てるからね。鼻とか目とか」
ちょっと高めの鼻に、ちょっとたれ目の僕。確かに、村ではよく似てるって言われてた。
「お父さんが来たんですね」
「そうだ。あの勇者の子供なら安心だ」
「フィドリャの場所知ってるのね」
「あぁもちろんだ。この下にあるよ。ここから右に三歩歩いて、左に十五歩歩くと階段ある。そこを下りればフィドリャだ。さっき知らないなんて言ってすまなかった」
「いえ、教えてくれてありがとうございます。では」
教えられた通りに行くと、よく見なければ分からないような蓋があり、開けてみるとまた岩を掘って作った階段があった。
「この街は随分と不思議な所にあるのね」
「なんだか深い訳がありそうだな」
冒険の書に書き込みますか?
はい←
いいえ
・・・・・・・
書き込みました。
遅くなりましたm(__)m




