お手紙さん②
「本当?」
まだ信じられない。
知らなかった。
「俺、でもこうちゃんには言ったてより、バレたんだよね結構最近に。」
「俺は幼馴染みだから……」
呆然とする僕に慌てて二人は説明を足した。
でも待てよ。
こうちゃん、幼馴染みってまさか。
「俺,将志と結構前から付き合ってて、今日初めて自分から言った…」
こうちゃんは幸せそうに頬を緩めた。
将志とは大川将志の事を指している。
いつもの強面は何処へやら。
こうちゃんのほっぺはゆるっゆるになっていった。
「え?でもじゃあ、春は?」
僕は気になって春を視界に戻す。
彼はこれまた耳が真っ赤かになって少しそっぽ向いていた。
二人とも?非リアの前でその顔は……
「俺、は、つ 月山と付き合ってて…」
……????!!!!!!?
「えぇ??!」
いつからそんな事になったんだ?!
そんな雰囲気今まで感じた事ない!
内心はそう荒ぶっていても言葉に出すほど馬鹿ではない。
聞けばいいじゃんって?
これ以上は非リアの忍耐が持ちません!
俺は真っ赤になった友人がこちらへ戻ってくるのを待つ事にした。顔には仏の様な笑みが浮かんでいる事だろう。
「れんれんも!柳田さんに相談してみれば?」
こうちゃんが無理くり話題を変えようとした。
「なんで?柳田にとってもいい迷惑にしかならないんじゃない?他人の手紙事情って」
柳田なぁ……何かとおちょくってくるから、この半年で僕の彼に対する苦手意識は根強い。
好きだよ。
彼は好きだけど、なんていうか、ずっとそばにいたいとはあまり思わない。
「えぇ?柳田喜ぶんじゃない?」
はるちゃんは真剣にそう告げた。
あの柳田が?!
毎朝律儀に、
「たーけっしま!おはよう」
と僕をびっくりさせたり、
急に呼び出して
「今日はここ行こう?」
と連れまわされたりした記憶しかない。
まして、彼は今は学校一のイケメンともてはやされ、近くにいる子は全員お手つきだとか、他校に彼女がいるとか言われてる奴が?!
いやないない。
ありえない。
たかが最近話す様になった俺のことが好きな知り合いAくらいにしか思われてないだろう。
「いや、それはないんじゃない?」
疑問形で返しながら確かな確信を持っている。
二人は目を合わせて首を傾げた。
そして最後にはため息をついて
「れんれんが思ってる様な人じゃないかもよ?」
「…まっ別になんでもいいけど。柳田には相談した方がいいよ。生徒会の副会長だし。」
とこうちゃんには若干呆れられ
春には首を横に振られた
むむむ、この二人が柳田の評価を高めに。
僕は個人的な感情は置いといて、
手紙の件は本当に困っているので、相談してみようと思った。
手紙は大事にとっておく派の蓮
大事なのだけとっておく派の春
家族と幼馴染み以外は基本捨てる派のこうちゃん
(なくす)
皆様はもらった手紙、どうされてますか?




