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姫と騎士  作者: いつき
番外編
112/127

主従に60の質問

 『白旗翩翻』様からお借りしました。『主従に60の質問』

 リンクをここにはりたいのですが、はり方を知らないのでURLを記載しておきます。あと、目次の下の方にはリンクをはります。

 白旗翩翻様→http://has5k4.blog110.fc2.com/

 おまけ程度に楽しんでくだされば。

 主従に60の質問・質問文


 ~共通・1~



01、お名前は?

 リシティアです。親しい人からはティアと呼ばれてます。本名は、リシティア・オーティス・ルラ・リッシスク。王族は色々と長い名前です。

 

 アレク・ボールウィンです。(愛想皆無)


02、性別は?

 女です、一応。


 男ですよ?

 

03、年齢は?

 本編開始直後は15歳でした。お話の終わりでは20歳を超えてます。……ですから言いたくありません。


 本編開始時18歳です。数ヵ月後に19歳になる頃ですね。最後になるとー、25歳、くらいですか?(作者の記憶自体曖昧)


04、どちらが主でどちらが従ですか?よろしければ役職もどうぞ。

 わたしが主です。幼馴染→王女→女王→奥さんの順に立場が変わってます。……本編後に主従って言っていいのかしら。


 私が従ですね。ずっと、彼女を守る騎士として生きてきました。これからもそのつもりですよ。


05、お互いを何と呼んでいますか?

 アレク。(一言)


 ティア、と呼んでる時期が長いです。『リシティア様』と呼んでいた時期もありました。


06、出会ったのはいつですか?

 えっとー、わたしが5歳とか?


 そうですね、そのくらいです。


 釈然としないわね。


 あなたと『初めて』の時期が違うんです。


07、お互いの第一印象は?

 剣の遊び相手! 真っ黒な髪の毛が珍しくて綺麗だと思いました。


 ……お転婆。


 えっ?!


08、主従になったのはいつですか?

 アレクが正式に騎士になったのは、わたしが13歳のときですけど。わたしの騎士自体になったのはもう少しあとです。


 一目見たときからです。そのときから、ずっと。


 何か気にかかることばかり言われてるんだけど。


09、主従になったきっかけは?

 きっかけ? ないです。いきなりやってきて、『今日からリシティア様の護衛に当たります』とだけ言われました。


 怒ってます?


 怒ってるように見えるのなら、そうかもしれないわね。ボールウィン隊長。


 (怒ってるんだ)


10、主従の申し出はどちらから?

 アレクから。


 そろそろ機嫌直さないの? 




~従に質問~



01.初めての主ですか?最初でなければ何人目の主ですか?

 最初です。幼い頃からずっと、誰よりも守りたかった。


02.最後の主にしたいですか?

 もちろん。他の誰かに仕えるつもりはありません。忠誠を誓うのは、いつだってティアにだけです。


03.相手は自分の主に相応しいと思っていますか?

 はい、とても。心の底から。


04.相手はあなたを気遣ってくれますか?

 気遣いすぎて、ときどき頼りないのかと疑うくらいには。

 彼女は自分の身の回りにいる人間が傷つくのを、ひどく恐れてますから。


05.あなたは相手に忠誠を誓っていますか?

 付き従う人間として、それ以外に何を誓うというのです?


06.あなたは相手に絶対服従ですか?それとも命令違反や無視をする方ですか?

 絶対服従……はするつもりだったのですが、なかなか上手くいかないです。

 いつも命令に背いて困らせます。

 体が勝手に、ということがままあります。


07.下剋上を考えたことはありますか?

 ありえません。(きっぱり)


08.相手のためなら身体を張れますか?

 張りたいですが、彼女はそれを許しません。

 でももし、そうしなければいけないときがあれば、躊躇なくできるつもりです。


09.相手のためなら命を捨てられますか?

 難しい質問ですね。俺は彼女を守りたいと思っていますが、そのせいで彼女を壊すつもりはありませんよ。

 ――失礼。少々、本音が出過ぎました。

 私は彼女のために、命を捨てることができます。しかし、できることなら彼女が悲しまない方法を取りたいです。


10.相手のためなら誰に嫌われても良いですか?

 ええ、実の親から見捨てられることさえ、恐ろしくありません。

 たとえ誰に嫌われても、ティアさえいてくれるなら。


11.相手のためなら人を殺せますか?

 そうですね、そうしてきました。

 彼女が誰より愛する民を、手にかけました。後悔はしたことがありませんが、できればしたくないことです。

 甘いのですけど。


12.相手が無事なら、自分や他はどうなってもいいですか?

 国が滅んでもいいと思いました。民が死に絶えようが、いいと……そう思ったこともあります。

 自分が死んでも、彼女さえ無事なら。

 そんなこと、彼女が許すはずもないのに。


13.相手に害なすモノは、それがたとえ自分にとって大切なモノでも許しませんか?

 彼女に害なすものが、自分にとって大切な人でも。

 彼女に害なすものが、自分にとって大切な感情でも。

 許すことは、できません。


14.相手に害なすモノは、それがたとえ相手にとって大切なモノでも許しませんか?

 ええ。たとえ民であれ、彼女の家族であれ。

 許すはずがないでしょうね。


15.相手の望みのためなら、たとえ自分が死ぬことになっても尽力しますか?

 そもそもティアは、私が死ぬことになることを望むことはありませんよ。

 でも、そうですね。もし、そうなれば尽力するかもしれません。

 彼女にとってその望みが、どうしても叶えなければいけないのであれば。


16.相手のためなら、勝機のない戦いにも挑みますか?

 我が国は基本的に戦をしないので。

 ……どこぞの寒国の馬鹿がかかってくるのであれば、容赦しませんけど。


17.相手になら、殺されても構いませんか?

 もし死ぬのであれば、彼女の手でと言うことですか?

 彼女の心の傷になるので、それは嫌です。


18.相手が居ないと、生きていけませんか?

 生きていけないでしょうね。(苦笑)

 彼女が思うよりずっと、私は彼女に依存している。彼女のいない世界は、色さえ感じれなくなるでしょう。

 生きている意味が、そもそもなくなってしまいますから。

 

19.相手はあなたにとって、どんな存在ですか?

 幼い頃は大切なお姫様でした。成長すると、守りたい少女でした。

 主従関係になったとき、神にも等しい存在でした。

 一緒になってからは、誰よりも愛しい存在です。


20.相手に出会えて良かったですか?

 出会わなければ、私はただ公爵家の次男として何となく過ごしていたでしょうね。

 公爵候補になり、兄と競って。

 ただ人形のような妻を娶り、過ごし。

 それを思えば、今、なんて幸せなんだろうと思います。




~主に質問~



01.あなたにとって相手は、よき従ですか?

 よき、従……。

 そう、なるのかしら。でも時々命令を聞かないし、無茶するし! 心臓に悪いです。


02.あなたはよき主であれている、と思っていますか?

 そうは思えません。何度も傷つけました。何度も、突き放そうとしました。

 そうありたいと思うのに、どうしても毎回よき主でいることができませんでした。

 彼を苦しめていたんだと思います。


03.あなたにとって相手は、右腕ですか?それとも下僕ですか?

 下僕……。いえ、そんな関係ではありません。

 彼はわたしにとって剣であり、盾であり、全てです。


04.あなたは相手を信頼していますか?

 自分より、信頼してます。


05.相手との絆は深いと思っていますか?

 深いほうでしょうね。幼い頃から一緒にいますから。

 相手のことが分かりすぎることもあります。


06.相手のミスには厳しい方ですか?

 お互いに、ということでしょうかね。

 騎士としての過ちを放っておくほど、怠慢な女王ではありませんでしたよ。


07.相手はあなたの命令に服従すべきだと思いますか?

 して欲しいと何度も怒りました。

 わたしの出す決断に、大人しく従うべきだと。

 だけどアレクは、そうじゃないらしいです。


08.相手はあなたのために身を呈すべきだと思いますか?

 いいえ。呈したあとのことを考えれば、そうあることは望みません。

 二人が無事に助かるよう、尽力するべきです。


09.あなたは可能な限り相手が無事であるように努めますか?

 もちろん、それ以外のことを考えたこともないくらい。


10.相手にもしものことがあったらどうしますか?

 どう、したんでしたっけ。わたし。(微苦笑)

 泣くのを我慢して、叫ぶのを我慢して、ただ呆然として。

 生きてる心地なんてしなくて。ただただ、天に祈りました。

 祈っても仕方のないことは、十分分かっているつもりだったのに。


11.相手があなたのためになら命を懸けられるのを許せますか?

 許せません、絶対に許さない。

 わたしだけを置いて、自己満足で逃げられて。そんなこと、一生許すつもりありません。

 一度守ると決めたなら、わたしが死ぬその瞬間まで、近くにいるべきです。

 そう、願います。


12.相手があなたのために命を捨てることを当然だと思いますか?

 いいえ、まったくもって。

 むしろ、わたしを見捨ててでも、生き抜いてほしいと思います。


13.あなたは主である己の立場に悩んだことがありますか?

 悩むことは許されません。厭うことも。

 だけど、結局、苦しんでいたんでしょうね。ずっと。


14.相手に裏切られるぐらいなら、死んだ方がマシですか?

 死んだ方がマシですね、間違いなく。

 アレクに裏切られるくらいなら。


15.いざというとき、相手を身代わりにすることが出来ますか?

 もう少し前であれば、できるつもりでいました。

 できるつもりだっただけですけど、少なくともその可能性を考えていました。

 もう、できないでしょうけど。


16.いざというとき、相手を見殺しにすることが出来ますか?

 できるつもりでいたときもありますが、今は絶対に無理だと思います。

 泣いて、縋って、引きずって、絶対に死なせないと思います。

 どんなに、自分が惨めで、汚い手を使ってでも。守りたいものは、守るって決めたんです。

 もう、その力もないですけど。それでも、守るって。


17.あなたの死ぬときが、相手の死ぬときですか?

 できれば、アレクにはゆっくり生きてもらいたいと思います。

 少しは自分のために時間を使ってもいいと思うんです。


18.あなたが死んでも、相手には生きていて欲しいですか?

 そうですね、なるべくゆっくり。

 剣を握る手に、他のものを握って。国から離れて。


19.勝つ見込みのない戦いに、相手をかり出すことは出来ますか?

 戦はしません。させません。

 もしすることになれば、アレクを気絶させてでも引き止めます。


20.相手はあなたにとって、どんな存在ですか?

 ずっと、頼れる相手で、大好きで。

 寂しいときや、悲しいときに傍にいてほしい存在です。わたしも、そうであればいいと思います。

 アレクが寂しいときに傍にいて、辛いときに励ませたら、それはわたしが王女であったときにこなしたどの仕事より、価値のあることになると思います。





~共通・2~



11、この主従関係に満足していますか?

 満足した?


 まったくもって。だんだん欲張りになっていく自分が怖いよ。できれば、ずっと一緒に過ごしたいから。


12、自分達の絆は誰にも負けないと思いますか?

 どうでしょうね。


 そこは『ハイ』って答えようよ、ティア。


13、「主従は三世さんぜ」と言うほど主従関係は因縁が深いと言いますが、そんな気はしますか?

 彼の父とわたしの父がそうですから、なかなか因縁深くはありますね。


 兄さんとこの長男も、苦労すると思うよ。(遠い目)


14、来世があるとしたら、再び出会えそうですか?

 出会えるかしら。


 見つけたいね。


 見つけてあげる! 今度はわたしが先に。


 どうかな。俺の方が早いと思うよ。


15、来世があるとしたら、再び主従になっても良いですか?

 今度はわたしが従になりたいわね。


 俺は同じ身分でのんびりしたいけど?


16、来世があるとして、主従になってなければどんな関係になっていると思いますか?

 兄妹!


 ……ときどきティアは、ざっくり心を抉るよね。

 普通に恋人でいいじゃない。


 え。


 えって、不満なの?


17、もし主従が逆だったらどうなると思いますか?

 どうなる……。楽しそうだけど。アレクが有能すぎて、わたし仕事がなかったりして。


 何だかんだいって、今とあまり変わらないかも。

 無鉄砲なティアの暴走を止める役。


 妻に対してその言い方どうなの。


18、出会うべくして出会ったと思いますか?

 ボールウィン大臣が仕向けたことですから。出会うべくして出会ったのではないかと。


 俺は、運命だって信じてるけどね。


 どうして?


 内緒。


19、お互いに言いたいことがありましたら、是非どうぞ。

 勝手に自分だけで決めないで!


 ときどきは守らせて!!


 アレクはいつも自分で決めて行動してるじゃない。わたしの意見無視して。


 それはティアが無茶ばかりするからだろ? 俺だってたまには普通の姫君の護衛がしたかったよ。


20、改めて主従の誓いをしてもらえますか?

 嫌です。今はもう夫婦ですから。


 俺はいいんですけどね。

 あなたに、絶対の忠誠を。この命に代えても。


 ……喧嘩を売ってることはよく分かったわ。

 結局バカップル。


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