カイル・ハルバート(おまけ)
短いです。
昨晩あの後よく泣きよく考え、カイルは自分の罪を背負うことにした。
彼女は自分の心の重要な楔になった。
そしてそれは一生なくなることはないだろう。
父親に整理した自分の気持ちを伝えこの特にひどかった半年の自堕落ぶりを謝罪した。
すると義父から1枚の書類を渡された。
「カイル。私はこれについては承認しておらん。おのが力で返済せよ」
渡された紙に目を通す。
驚きのあと、顔が歪んだ。
自分は一体どこまで堕ちていたのか。
その書類はミーナに捧げた物品の金額の一覧と総額が書かれたものだった。
「お前に融通が利く予算はその前半の斜線がひかれたものまでだ。故にそれ以降のものはお前が稼いで公爵家へ返済しろ。一年以内。これは命令だ」
半年前から昨日までの自分を殴ってやりたい。
でも自分で決めたのだ、やりきってみせる。
まず着手するは堕落していた半年分の償い。
手始めに姉のもと婚約者である王子の説得からだ。
そしてその先は未来のこの国に捧げると決めている。
そう思いつつ、書類の紙をみて苦笑いしてしまう。
父の愛はいっぱつ殴られるより自分に効いた。
さて、どう完済するか…
姉上、
どうか見ていてください。
あなたが残してくれた機会。絶対にいかしてみせます。
この国をよりよくするために私は人生をかけます。
そして祈らせてください、とうかあなたが生きていますように。
強く強く、毎日あなたの為に祈らせてください。
あなたが幸せでありますように。
義父とこれからの打ち合わせをし、改め謝罪も込めて丁寧にお辞儀をしてからカイルは部屋を後にした。
ありがとうございました。




