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ピーターパン 5話

 さて。



 にゅ



「ぎゃー!手が生えたー!」



 斬り落としたはずの手から手が出てきたもんだからチャイルドも海賊もビックリしている。



 つーか、チャイルドはともかく大人は空気読めよと思った。



 ちなみに今出した手も偽物だ。



 三段構造なので二回は替えがきく。



 難点は強度なだけで日常は極東の国のカラクリという技術で指の一本から動かせるから支障がない。



 テキを欺くなら、味方からと言った奴でてこい。



 いま、おれの周りは不信感でテキだらけだ。



 びっくりした?と、どや顔で乗り切った。


 人間って単純。





 なんて事を考えながら船長室で辞書を開く。


 何も出てこない。


 なんでだ?


 必ず答えが出てくるはずなのに。



 島にのろしが上がった。



 タイガーリリー率いるネイティブズの村の先だ。



「ち」



 舌打ちをした。



 ネイティブズの長老とは話がついている。


 だが、ピーターパンに入れあげているリリーとその一派は好戦的すぎて手に余るらしい。



 恐らく、それを見越してのことだろう。



 タイガーリリーと戦えば犠牲は少なくない。



 策を巡らせなければ。



 しかし、少しずつ彼を追いつめている高揚感で何かが麻痺していたのは確かだ。


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