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ロボット  作者: いづる
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第34話 ケラスの今後

 ソマとマネ、アンナと錬、皆が揃ったところで家族会議が始まった。

 ケラスの仕事のことである。


 マネ「寮付きで高時給、軽作業ってか」ケラスから貰ったルリを読み上げる。


 アンナ「こ、こういうの。あやしいわよ」


「アンナ、喋れるようになったのか?」ケラスは驚いた様子だ。


「少しずづね。子供達のパワーに押されて‥みんなにも言ったんだけど、ケラス心配かけてごめんね」


「別に、俺は何もしてねえしな」


 ソマ「ケラスは、優しいもの。ごめんね。私もなんだか変に意識してしまって。その異性としてはみれないけれど‥とても大事な人だもの。アンナのことがあったばかりだし、こんなうま過ぎる話しは止めた方がいいと思うの」


 錬「俺がケラスの愛は全部受け止めるから、ここにいてくれよ」


 真剣なのは十分わかるが、皆笑いをこらえきれず吹きだしてしまった。


「なんだよ俺は真剣だぞ」顔を赤らめながら、錬は訴える。


「ありがとな、とってもうれしいよ」とケラス。


 会議の結果、全員ケラスが出て行くのは反対という結論になる。


「わかったよ。美味しい仕事だったけど‥みんなが、いてほしいって言うならいてやってもいいぞ」照れながらケラスはまんざらでもない様子である。


「リンネってやつのことが、好きなのか?」ケラスはソマの瞳をジッと見つめながら、一番気になることを言葉にしていた。


「中利様が、子供当然に育てたロボットでリキッドなの。マネを大人にしたようなAIロボット」


「僕の型の大人版で、最新型だね。他の型よりも一番人間に近く、知能も最高級だ」とマネが補足する。


「好きとかじゃなくて、とにかくムカつくことが多くて別の意味で気になっていたのよ。新しい仕事が入ったと思ったらおジャンにされて‥でも、もう会うこともないわよ」とソマは思い返しながら言う。


 リンネ宅のメイドに入った話から、卑怯な手で将棋に負けたこと。その賭け事のせいで、仕事がなくなったこと。その後抱きしめられたことなどを、こと細かく家族に打ち明けた。


「くそお、面白くねえ。しかも、将棋でズルするとは。そんな相手に抱きしめられて動揺しているのかよ。おい、ソマしっかりしろよ」ケラスは余計に心配になる。


「ふーん。まあ、ロボットは元々人間の身体の補佐や心の補佐もするようになってから、ロボットと人間のカップルも近年多いから」


「おい、おい冗談だろう!! そんな変な奴とひっつくなよ。そりゃ、最新版でいろんな面ですぐれているかもしれないけど」


「‥‥」


「私は、ソマがいいと思う人ならどんな人でも認めるわ。それに、今の生活面の向上はリキッドのおかげだもの。そんなに、悪いロボットでもないんじゃない?」以前のアンナのように、諭すようにいう。

 その日は、ケラスを交えて以前のように皆で盛り上がった。

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