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50話⑧

 煌大たちは朝宮家に向かう前に駐車場にやって来ると清恵と亞矢は駐車場にある電動自動二輪車、自動車を見て


「ね、ねぇ・・・このバイクや車は・・・煌大くんたちの・・・」


 煌大はヘルメットをかぶり、バイクに跨がりながら


「そうだよ・・・このバイクは俺ので・・・あそこにある車は全部・・・陸遄や美雪姉たちの車」


 と言うと清恵にヘルメットを渡すと清恵もヘルメットをかぶり煌大の後ろに跨がり、煌大の腰に腕を回して抱き締める。その間に美雪姉たちは車に乗り込んでキーを回して発進準備をしていると煌大はバイクの発進準備を整えると煌大のバイクは発進した。その後に美雪姉たちの車を発進した。


 煌大のバイクと、美雪姉たちの車が朝宮家に着くと清恵と亞矢は朝宮家の屋敷のデカさに唖然としていた。そのまま、車庫に向かい、バイク、車を止めると清恵はヘルメットを煌大に渡して、バイクから降りると美雪姉たちも車から出て、屋敷の方へ向かった。そして、屋敷のドアを開けるとバトラーやメイドたちがやって来て


「お帰りなさいませ・・・煌大様、美雪お嬢様、結女お嬢様、彩華お嬢様」


 バトラーの一人が帰りの挨拶をすると煌大は


「母さんはどこにいるのかな?」


「小雪奥様なら食堂で紅茶をお飲みになっております」


 バトラーが母の居場所を話すと煌大は


「分かった・・・お前たちは平時の業務を続けてくれ」


「かしこまりました」


 バトラー、メイドたちはそう言い、持ち場へと帰っていった。煌大は清恵と亞矢を連れて母がいる食堂に向かい、美雪姉たちは自分たちの部屋に戻って着替えをしに行った。


 煌大たちが食堂に着くと、そこにいた母の小雪に


「母さん・・・ただいま」


 小雪は煌大たちの方に向いて


「お帰りなさい・・・煌大・・・それで貴方の後ろにいるのが・・・光伊清恵さんかな?・・・お隣は北川亞矢さんでよろしいかしら?」


 小雪は煌大の後ろにいる清恵と亞矢の名を言うと二人は


「はい・・・私は光伊清恵と言います・・・よろしくお願いします」


「北川亞矢と言います・・・こちらこそよろしくお願いします」


 挨拶をすると、小雪は


「まあ・・・礼儀が良くてよろしいですわね・・・煌大・・・貴方は部屋に戻り・・・日課を始めなさい」


「はい・・・分かりました」


 煌大はそう言って食堂を後にし、いつもの日課を始めるために部屋に戻った。そしたら、小雪は


「それでは・・・清恵さん・・・亞矢さん・・・こちらに・・・」


 小雪が椅子に座らせるよう促すと二人は椅子に座る。そしたら、小雪はメイドに紅茶の追加を頼むと、メイドは清恵と亞矢に紅茶を出す。二人は出された紅茶をすすると小雪が話を吹っ掛けてきた。


「清恵さん・・・貴方は煌大をどう思っているの?」


 清恵は小雪の質問を理解したのか顔を赤くしながら


「大好きです・・・煌大くんに助けられたときから一目惚れして・・・煌大くんから告白されたときは・・・心がはしゃいでいました」


 清恵はそう答えると小雪は


「そう・・・なるほどねぇ・・・貴方は今まで人たちと違って・・・純粋な娘なのね」


「それってどういうことですか?」


 清恵は小雪が言ったことに疑問を持ち言い返すと亞矢が


「今まで方たちは朝宮という名に媚を売ろうとした」


「その通りよ・・・さすがは北川家のご令嬢さんね」


 清恵と亞矢は小雪さんがいや、朝宮家が亞矢の実家である北川家のことを知っていたことに驚いていた。亞矢は無表情のまま


「朝宮家の情報網は桁違いですね」


「私たちは世界最強の組織だもの・・・情報網も広いわ」


「世界最強の組織ってなんですか?」


 清恵は小雪が行ったことにまた疑問を持つと小雪は清恵を見て、うふふっと笑みをこぼした。


「清恵さんは私たちのことを知らずに煌大に恋したのね・・・普通に接してもらえる・・・初めての女の子なのかも知れないわね・・・煌大は貴方のそういうところに惹かれたのかしら?」


「あのぉ・・・質問を答えてくれませんか」


 清恵は小雪に質問をしたが、応じてくれなかったのに少々不機嫌になる。そしたら、隣の亞矢が説明した。


「煌大くんたち・・・うんうん・・・朝宮家は『剣帝』と言われている『銀帝』率いる『ジ・エンパイア』だと思う・・・ここは『ジ・エンパイア』の総本部じゃない?」


 亞矢が説明すると小雪は


「その通りよ・・・亞矢ちゃんはお利口さんね」


 いつの間にかさん付けからちゃん付けに変わっていたことに二人は気づいていなかった。


「私は『ジ・エンパイア』の総帥『銀帝』ギン・ライラックこと朝宮銀次の妻であり『巫女』のユキと呼ばれている剣士よ」


 小雪は自己紹介すると外の方から剣戟の音が聞こえた。二人はこの音に首を傾げると小雪が


「もう始めたの・・・日課を・・・」


「に、日課って?」


 清恵は日課のことを問うと


「私たちは日頃から己を鍛えているの・・・剣の腕をね・・・煌大も美雪も毎日・・・この日課をしているわ」


 小雪の説明に二人はほへぇっとすると小雪が


「今から見に行く?・・・今なら・・・煌大や美雪・・・結女に彩華も・・・そして・・・陸遄たちも鍛錬中だから・・・こちらに気がつくまで鍛錬に集中しているわ」


 とお誘いに二人は


「「是非、行かせてもらいます!!」」


 二人は声を揃えて言い返すと小雪は二人を連れて食堂を後にしようとしたとき、そこに恵美と美琴がやって来た。小雪は二人を見て


「恵美に美琴・・・どうしたの?」


「いやなぁ・・・彩華から聞いた清恵って娘がどんな娘か気になってな・・・顔を見に来た次第だ」


「私も同じくです」


 美琴が小雪の問いに答えて、恵美も賛同すると


「そう・・・この娘が清恵さんよ」


 小雪は清恵を紹介すると、清恵は恵美と美琴に挨拶をした。ついでに亞矢も挨拶をした。恵美と美琴は清恵と亞矢を見て


「純粋な娘だな」


「そうですね・・・娘が気を許すのも分かります」


「良い友達を持ったな・・・娘わよ・・・なぁ・・・一つ聞いていいかな?」


「はい・・・何でしょう?」


 清恵は美琴の質問に言い返すと


「他に友達とかいるか・・・いたら教えてくれないか・・・一応、顔見ておきたいからさぁ」


「分かりました・・・彩華さんにお友達がいるかを確認すれば良いんですね」


「あぁ・・・頼む」


 清恵は美琴の問いに答えると美琴は了承してくれて約束をした。そしたら、恵美は小雪に


「せっかくですし・・・二人を夕食に参加させるのはどうでしょうか?」


「良いわね・・・そうしましょう」


 小雪が恵美の問いに賛同する。清恵と亞矢は夕食に参加させられることになるとは思ってもいなかったようだ。


ストックの分は8時と16時に予約投稿する予定です

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