37話
カズ・リレイクこと桐峰和則は米川家にいると米川家の娘である米川春佳とレイこと世界的若手女優の鈴原麗子がいた。春佳の母親は鈴原麗子を見て
「何故・・・ここに女優の鈴原麗子がいるの・・・」
驚きを上げていると春佳が
「麗子も和則の婚約者よ・・・和則はどんな女性にも好かれるよね・・・そして・・・私たちを娶るなんて・・・強欲だよね」
「うるせぇ」
和則が言ったことに春佳の母親は
「ち、ちょっと待って頂戴!?・・・それってどういうこと?」
春佳と麗子にわけを聞くと
「それはね・・・和則の奴・・・自分の義理の妹、私の妹といった女性たちから恋されているの・・・」
「しかも、和則は・・・天然というか・・・鈍感というか・・・何事にも全力でやるから・・・知らないうちに惹かれてしまうのよね」
春佳と麗子は和則をジト目で睨むと和則は
「面目ない」
申し訳なそうな顔をして謝ると母親は
「すまないが・・・そう言ったわけを聞かせてくれないか」
春佳の母親はどうしてこうなったのか和則たちに尋ねると
「そうですね・・・春佳と麗子だけは・・・俺自身が惚れたからいいけど・・・他の奴らは・・・」
「へぇ・・・和則くんは・・・娘の春佳と麗子さんだけは・・・心から惚れているのに・・・他の女性に関していえば・・・曖昧な反応をするのかしら?」
春佳の母親は和則に曖昧な反応したのかわけを尋ねると
「そうですね・・・あれは『四聖皇』・・・『白鯨のエド』を倒した後のことだ」
和則は昔のことを話し始めた。
WAOの世界。
カズ・リレイク率いる『セイント・ヴォルガル・スウィーナ』と『四聖皇』の一人『白鯨のエド』率いる『白鯨の海蓮団』との小競り合いに勝利したカズたちはWAOの世界で休息を取っていた。休息を取れそうな所で昼寝をしていたカズとハルナの所に一人の女性がやって来た。カズとハルナはここにやって来た気配に気づいて起きるとそこにやって来たのはレイであった。二人はレイを見て
「レイか!?・・・あの時は挨拶が出来なくて悪かった」
「ごめんね・・・レイ・・・あの時は私たちと貴方の関係を知られたくなかったし」
「いいよいいよ・・・あの時、私も同じようなことを考えていたから」
「そうか・・・俺ら・・・同じ考えをしていたんだな」
「そうね」
カズ、ハルナ、レイの三人はクスリと笑っているとそこに
「お姉ちゃん・・・どこ?」
レイの妹のズィードがレイを探していた。レイはそれを見て
「ごめんね・・・カズ、ハルナ・・・後で『ウラシル』に行くから・・・皆にはそう伝えておいて」
「あぁ・・・分かったよ」
「分かったわ・・・レイ・・・後で会いましょう」
カズとハルナはレイにそう言うとレイは妹のズィードの所に行った。そのあと、レイはズィードと一緒にスズたちの所に行った。
その後、『ウラシル』にやって来たレイ。皆、レイが来たのを見て
「お帰りになさい・・・レイ」
「ただいま・・・ベラ・・・そして・・・みんな」
「お帰りなさいやせぇ・・・レイさん」
レイは『セイント・ヴォルガル・スウィーナ』の皆に再会の挨拶をするとカズは何かの気配を感じると目線を外に向けて下の茂みや森に視線を巡らせるとカズは『見聞』を使用して気配を探る。探った気配は複数の気配を感じた。
「(この気配は・・・スズたちか・・・レイの奴・・・気づいた上でここに案内させたな・・・レイ・・・)」
カズはレイの方に向いて一睨みすると、カズは『ウラシル』の屋外に出て森の方へ飛び降りた。飛び降りたカズは周囲を見渡す。そしたら
「出てこい・・・スズ・・・隠れているのは分かっている・・・出てこい」
カズはそう言うと茂みの中からスズが出てきながら
「お兄ちゃん・・・どこにいたの・・・探したんだよ」
「悪い悪い・・・ちょっとあそこにいてな・・・」
カズは目線で『ウラシル』を指すとスズは
「あそこにレイさんがいるの?」
「あぁ・・・いるよ・・・どうするんだい?」
「どうするもなにも・・・レイさんは何者なの?」
スズはズィードの姉であることは知っている。だが、それはカズに出会う前のことでカズに出会ってからは人が変わったかのように強くなって帰ってきた。そして、『白鯨の海蓮団』の傘下にも完膚なきまでに倒して撤退させた。その後にカズたちが来たのだ。今、現在、『ウラシル』内にいるレイ。スズはカズとレイの関係を知りたがっていた。そしたら、カズは
「ついてこい」
カズはスズを『ウラシル』についていくことにするとカズは
「お前らもだ・・・隠れていないで出てこい」
カズはそう言うと茂みからズィード、フィーア、シュリン、スフィアたちが来ていた。カズはスズとズィードたちを連れて『ウラシル』に戻った。
『ウラシル』に戻ったカズはレイに
「レイ・・・スズを連れてくるなら・・・もっとマシな方法はなかったのか!?」
「だってしょうが無いじゃない・・・彼女たちだけ仲間はずれにするのはかわいそうだと思って・・・」
「ったく・・・しょうがねぇな・・・シズカ・・・こいつらを案内させてくれ」
「了解しました・・・それじゃあ・・・ついてきなさい」
「う、うん」
スズはカインズを見ているとシズカはニヤニヤとする。そしたら、スズはシズカの後を追った。だが、それを見ていたカズやベラたち女性陣はカインズを睨んでいるとカインズは不意に感じた冷たい視線を感じて振り返るとそこにはカズ、ハルナ、レイといった女性陣の視線であった。そしたら、カズはカインズを手招きで寄せるとカズはカインズに
「カインズ・・・正直に話すんだ・・・スズに何かしたか・・・答えろ・・・三秒以内だ」
「なんで・・・俺になんすか!?」
「スズがお前にちらちらと見ていたからだ」
「うなバカな!!」
「嘘じゃないわよ・・・カインズ・・・あの子・・・間違いなく貴方を見ていたわ・・・これはどうしてくれるかな?」
ベラはカインズにニヤニヤとした顔をしているとレイは
「カインズも・・・カズと同じで・・・そういうところは鈍感なのかしら」
「どんなところがぁ!?」
「そんなところ」
「だから・・・どういう所!?」
「カインズ・・・もし・・・スズを悲しませたら・・・お前・・・俺の精霊の錆になってもらおうか」
「そんな理不尽なぁ」
「だったら・・・大至急・・・シズカの後を追いなさい!!」
「は、はい!!」
カインズはベラに言われてシズカの後を追った。カズはそれを見て
「全く・・・カインズは俺と同じで鈍感とは呆れてしまうというかガッカリしてしまうよ」
「何を言ってだか・・・」
「本当・・・頭領と副領は・・・似たもの同士ですね」
ハルナ、レイ、ベラはカズになけなしの言葉を言うとそこに
「それは同感・・・全く・・・ダンストン以外はしっかりして欲しいよ」
「あらっ?・・・シズカ・・・もう終わったの?」
「えぇ・・・一通り案内したら・・・彼女たちはそれぞれ・・・艦内を回り始めたわ」
「へぇ・・・そう・・・ちょっと待って・・・スズさんも」
「えぇ・・・途中でカインズを見かけたから・・・後は彼次第じゃない」
シズカはそう言うとカズは窓からの外の景色を見ていた。
その頃、カインズはスズを探して『ウラシル』内を走り回っているとカインズはスズを見つけ
「ようやく見つけた」
カインズはスズを見つけるとスズはカインズを見て顔を真っ赤にすると
「か、カインズさん・・・どうしてここに?」
スズはおどおどした状態でカインズを見るとカインズは
「ど、どうしてって・・・カズたちに言われて・・・」
「お兄ちゃん・・・ありがとう・・・」
スズはカズに感謝するとカインズに向いて
「カインズさん・・・私・・・貴方のことが・・・す、好きなんです・・・貴方がジンフェーとやる時の姿に惹かれてしまって・・・その・・・」
カインズはスズが言っていることに頭が混乱していた。そしたら、カインズはカズが言っていたことを思い出した。
「(カインズ・・・おめぇ・・・スズを泣かしたら・・・ただじゃ済まねぇぞ!!)」
カインズはカズにだけは仕置きを受けたくないので、自分の気持ちをスズに対して行動で示した。それはカインズがスズの唇を奪ったことである。スズはカインズに唇を奪われたことに顔を真っ赤にした。そしたら、カインズは自身の気持ちを伝えると
「スズさん・・・俺は貴方からの告白には嬉しいし・・・貴方には・・・前々から気になっていた・・・だが良いのか・・・俺なんかで・・・」
「良いです・・・私は・・・貴方に惚れたんです・・・だから・・・私を・・・その・・・」
「あぁ・・・分かったよ・・・俺が責任を取りますよ・・・それでいいですよね・・・」
カインズがそう言うとスズはカインズに抱きつく。そしたら
「良いですよ・・・私の彼氏さん」
スズはカインズの腕に絡みついて抱きつくと、二人は皆がいるところに歩き始めた。
カインズたちがカズたちの所につくとカズは
「なんだぁ・・・カインズ・・・スズを責任取って娶るのか?」
「と、頭領!?」
「よいよい・・・自由に生きなきゃ・・・人生楽しめないぞ!!」
カズはそう言うとレイはカズに
「そういえば・・・ハルナはカズとのk共を身籠もったんだよね?・・・私はまだかな」
「何を言っているの?・・・レイ・・・貴方・・・既に数との子供を身籠もっているよ・・・私より遅いけど・・・しっかりと身籠もっているわ」
「ほんと!?・・・ハルナ!?」
「えぇ」
「やったぁ!!」
レイは嬉しそうな顔をして飛び上がる。カズとハルナはフッと笑みをこぼす。そしたら、カズは
「お前ら・・・気分はどうだ?・・・最高か?」
「「「・・・「最高だぜ!!」・・・」」」
皆そう言うとカズはハルナとレイを抱き寄せて
「それじゃあ・・・今日は思い切り楽しめや・・・俺たちは『四聖皇』の一角・・・『白鯨の海蓮団』を打ち倒した・・・今回の喧嘩は俺たちの勝ちだぁ!!」
カズは盛大に言うとみんな「・・・「・・・「おぉー!!」・・・」・・・」と雄叫びをして宴を楽しんだ。
「っと言った具合ですかね」
「へぇ・・・そんなことがあったんだ・・・その後の彼女たちは・・・」
「皆・・・それぞれ好きな人にくっついて過ごしているわ」
「そうなんだ・・・それじゃあ・・・春佳と麗子さんも・・・」
「そうだよ・・・和則と共に世界を見て回るの」
「新時代の頂点に君臨してね」
春佳と麗子はそう言うと和則は
「おいおい・・・俺はそんな柄じゃねぇよ・・・でも・・・世間が・・・皆がそう言うから・・・俺は『魔帝』として『聖帝』に君臨しよう」
和則はそう言うとそこに春佳の父親がやって来て
「春佳・・・式の日取りが決まった・・・三日後に執り行う・・・その日までに招待客を募っておくのだ」
春佳の父親はそう言うと和則は
「そうか・・・もうすぐか・・・」
そう言って部屋を出て行った。
そして、三日後、米倉家で和則、春佳、麗子の結婚式が執り行われた。式の壇上に立つ和則。そこにやって来る春佳、麗子が来るのを待つまで。会場の扉が開くと、そこから入ってくる春佳と麗子の姿に会場に来た人々はおぉーと声を上げていた。それは、春佳と麗子の花嫁衣装がとても・・・いや、誰もが言葉を呑むほどの綺麗だった。そして、二人は和則の隣に立つ。その後、神父が誓いの言葉を言い、和則が春佳と麗子の二人に指輪をはめ二人の唇にキスをした。そして、三人は会場を出て行く。
三人が出て行くと外では『セイント・ヴォルガル・スウィーナ』の面々がいて和則は前に立ち
「おめぇら!!・・・今日は俺たちのために来ていただいてありがとう・・・そのお礼として・・・今日は思い切り楽しもうじゃないか!!・・・乾杯だぁ!!!!!!」
「・・・「乾杯!!!!!!」・・・」




