09(『真世界』編 01)
天候は嵐、体感時間間隔が二億倍、モンスターMobも凶暴である。そんなことを見てハクリュウたち以外の仲間たちは目の前の光景に呆然としていた。だが、ハクリュウたちも驚いてはいるが、これから起こる対応に専念していた。しかし、その中でギンは『真世界』の光景を見て
「(久々に見る光景だな・・・これからは・・・ルーキーとして・・・『真世界』の猛者たちと相手ししなければならない・・・)」
ギンは久々に見た光景に嬉しそうにしていた。そんなギンをユキも嬉しそうに笑みをした。ギンはすぐに切り替えてハクリュウたちに指示を出そうとしたら、目の前のあった町を見つけてすぐに不時着をしてすぐにその町に行って情報収集することにした。ギンたちは町に入ってすぐに『真世界』の情勢を集めることをハクリュウたちに指示して自分も『真世界』の情勢を調べることにした。そして、数時間後、全員『クロウ』に集まってすぐに情報交換をした。全員が情報交換をして分かったことは、現在『真世界』では『四聖皇』の一人『魔王カイ』率いる『魔王の軍勢』はここ最近、『シンカー』という奴にあるものを得て力を急速的に増大していた。しかも、その『シンカー』という奴は『白鯨のエド』にも物資を送っているらしいという情報を得たのだ。さらには『魔王カイ』に物資を送っているあるものは他の世界で作られていて研究しているという情報を得たので、ギンはすぐにあることを思いついた。
だが、その情報を得ているのはギンたちだけではなかった。ユンたちもその情報を得ていたのだ。その後、ユンたちも考えていたことはギンたちとは正反対のことであった。
それから『真世界』の体感的時間は弐千億年の月日が経過していた。その間にギンは『魔王カイ』を倒すためだけに『神下七星界』に入って、そのあるものを研究しているVR世界単独で向かった。その間、ハクリュウたちは力をつけて時が来るのを待つことにした。ユンたちはギンたちとは違い、その世界に向かい情報収集をすることにした。しかも、その間にギンとユンはお互いに情報交換をしてそれぞれ、どの『四聖皇』を倒すのかを話し合っていた。その間にギンとユンは極秘裏に『同盟』を結びそれぞれが『四聖皇』を倒すためだけに結ばれた。
GROでの弐千億年は現実でいう二年という時間が経過していた。その二年間、カズとユージは『真世界』の一部の世界であるSWOという世界にいた。その世界には偶然に滞在していた。だが、この世界で起こる事件が全VR世界を混乱に陥れるほどであった。
SWOの世界で過ごしていたカズの『セイント・ヴォルガル・スウィーナ』とユージの『真・整合騎士団』たちはその世界で力をつけていた。その理由は『シャーラン・ドルーク』でのギンたち一行に痛恨的な力の差を感じたので『真世界』に行ってすぐにSWO世界に向かい力をつけることにした。そして、ある日のこと、カズは湖畔近くで精霊と術を鍛えていた。しかし、彼らは気づいてはいなかった。彼らは『魔力』を糧にして『剣霊界』の『覇気』に近いものを使っていることに気づいてなかった。それを知るのは後の話。
カズは湖畔の近くで鍛錬をしていると、この世界に『霊軍』の中将がやって来たという情報をカインズから報告を受けた。しかも、この世界はとうの昔に誰もプレイできないことという情報を得たので、カズはすぐにカルラたちを『ウラシル』に集め情報交換をしていた。しかも、その世界でカズは恋人を出来ていたらしい。そして、ユージにも出来ていたらしい。
とにかく、カズたちは『霊軍』が向かった所に大至急『ウラシル』を使い向かった。さらにはユージたちも『ゼラウス』で出航をした。
SWO世界で最強ギルドである『精錬騎士団』の残党たちが『霊軍』が向かった所に先に行ってみて分かったことは、どうやら、そこにあったのは大きな謎の研究所があった。そしたら、そこに『霊軍』の艦空挺がやって来た。『精錬騎士団』はその艦空挺に驚いていると、すぐに艦空挺から中将や霊兵がやって来る。そして、その研究所の前に立つと、そしたら、研究所の扉が勝手に開き始めたのだ。『霊軍』の中将や霊兵はそれぞれ構えていると、扉の奥からやって来た奴に『霊軍』の奴らは驚き始めた。しかも、それを見ていた『セイント・ヴォルガル・スウィーナ』と『真・整合騎士団』の奴らまで顔色変えずに驚いていた。だって、その扉から出てきたのが、ギンだったのだ。
「俺の別荘に何のようかな・・・『霊軍』さん?」
上空にいるかズたちやユージたちには『霊軍』とギンの会話が聞こえなかったが、ギンの後ろから『精錬騎士団』の主力が出てきたのだ。それを見たのか『霊軍』の中将が構える。上空にいるカズたちから見ると、戦闘が始まるということだけは分かった。そしたら、カズたちは彼らの戦いから遠いところに転送させて地上に降りると、そこにいたのはユージたちもここに転送させたらしい。そしたら、ギンたちがいるところから煙が上がっていることに気づいた。どうやら、彼らの戦いは最初から激戦が繰り広げられていた。しかし、カズたちやユージたちの目の前に『精錬騎士団』の主力などがやって来た。そして、カズたちの後ろから残党たちがやって来た。カズとユージはその主力などにいた人たちを見ていると、二人の女性がやって来る。カズとユージはその女性たちを見て
「大丈夫だったか?・・・ハルナ・・・」
「大丈夫だった?・・・ユリス・・・」
などと、カズたちは目の前の女性たちに無事だったのかを聞くと、アルナとユリスは共に大丈夫と言うと、そこに一人の男の声が聞こえた。
「あの・・・感動的な再会をしているところ悪いけど・・・俺の話を聞いてくれないかな・・・」
そこを聞いて『セイント・ヴォルガル・スウィーナ』と『真・整合騎士団』は切り替えてその声が聞こえたところを振り向くと、そこにいたのはユンと一人の女性であった。
カズとユージは二人の姿を見て、構えを取ると、ハルナとユリスが止めに入って、どうやら私たちを助けてくれたのが、あそこにいる人たちと研究所の扉にいた人が助けてくれたと言った。それを聞いて二人はユンに隣にいる女性のことを聞くと、ユンは隣にいる女性はシノという女性で婚約者だと言った。だが、ユンがここに来た理由は『セイント・ヴォルガル・スウィーナ』と『真・整合騎士団』として用があったのだ。そしたら、ユンはその場で
「おまえたちに話があってきた・・・カズ・・・ユージ・・・・・・おまえらは・・・偶然にこの世界に来たのだと思うが・・・この世界には・・・『真世界』を引っかき回せるほどの・・・ある重要なものが眠っている・・・『真世界』で生き残る方法は二つ・・・『四聖皇』の傘下になるか・・・挑み続けるかだ・・・・・・誰かの下に着く気なんてないだろう・・・おまえら・・・?」
「「もちろん・・・俺は・・・頭領(団長)がいい」」
「だったら・・・俺たちと『同盟』を結べ・・・」
ユンが言っていることに他の奴らはえっといった顔をしていた。
「「『同盟』?」」
「俺たちとおまえたちが組めばできるかもしれねぇ・・・『四聖皇』の全員・・・引き釣り落とす策がある・・・」
ユンがそんなことを言っていると、シャルルとカインズが
「『同盟』ですって・・・俺たちとおまえたちが手を組んで『四聖皇』を倒せるというの・・・」
「馬鹿馬鹿しい・・・何が狙いか知らないが・・・俺たちだって『四聖皇』を倒すのには賛成するが・・・出来るとは思えねぇ・・・」
シャルルとカインズがそう言うと、ユンは
「いきなり『四聖皇』を倒すとは言っていない・・・順を追ってやっていけば・・・そのチャンスがやってくるかも知れないと言っているだけだ・・・どうするよ・・・カズ・リレイクに・・・ユージ・レイロック・・・」
今まで聞いていたカズとユージはユンに
「その『四聖皇』とはいったい誰なんだ・・・?」
カズがユンに『四聖皇』の名を聞くと
「名前は『魔王カイ』、『白鯨のエド』、『赤髪のシュン』、そして『大食いマム』だ・・・」
「ふぅん・・・元々・・・この作戦はおまえたち二つの組織じゃ出来ないから・・・俺たちの力も必要と見えるが・・・それでいいかな・・・ユン?」
ユージはユンが言った名に疑問があったので聞いてみると、ユンは頷いて
「もともと・・・この策を思いついたのは・・・『ジ・エンパイア』のギン・ライラックが考えたんだ。数年前まで『真世界』にいたって聞いているのと同時にこの世界の皇帝に倒す方法も考えて・・・今・・・中央の犬になっている・・・時が来れば止める予定だと言っていた。だが、ギンはこう言っていた。この作戦の成功確率は・・・限りなく低いと言っていた。二年前に俺とギンは手を組んでいた。それは・・・ギンが持っている情報と俺が持っている情報を共有しておきたいと思って・・・ギンが持っている情報は『魔王カイ』と『白鯨のエド』の情報を・・・俺が持っている情報は『赤髪のシュン』と『大食いマム』の情報を持っているが、この情報を聞かずに・・・おまえたちは『四聖皇』とやり合えるというのならとめはしないが・・・どうする?・・・カズ・・・ユージ」
カズとユージはユンが言ったことを聞くと、そこに
「おやおや・・・まだ、話はついていないのか?」
と、ギンがここに現れた。カズとユージはここに現れたギンを見てすぐにあることを言った。
「良いぜ・・・やろうじゃないか・・・」
「その『同盟』に」
ギンとユンはそれを聞いて安心した顔をする。そしたら、ギンはこの世界での計画のことを話す。
「まずは・・・あの研究所にいる奴を・・・誘拐することにある・・・」
ギンが言ったことにシャルルが
「誘拐・・・!?・・・いったい誰を誘拐するの・・・」
そしたら、『精錬騎士団』がまさかという顔をしていた。
「誘拐する奴は・・・クリーフという男だ・・・その男を誘拐する・・・」
と、ギンがそう言うと、カインズは
「目的は何だ?・・・金か?・・・」
「目的は金といったものではない・・・混乱だ・・・!!」
「混乱!?」
「詳しい話は・・・この作戦が成功してからだ・・・」
と、言ってギンは研究所の方に戻った。ユンはその間にカズとユージに今後の方針を言った。内容はとにかく、派手に暴れて欲しいということであった。そしたら、ユンもシノを連れて研究所に戻っていた。その後、カズとユージは仲間たちに研究所に向かうことを命じ、その間にカズはハルナとユージはユリスと話し合っていた。ギンも研究所に戻りながら、ハクリュウたちに連絡していた。大至急、そっちのことを済まして『クロウ』でこちらに来いと命じる。それはユンも同じであった。そして、シノと仲良く話し合っていた。
そしたら、ギンは研究所内部に戻り、クリーフがいる部屋に入ると、そこにはクリーフがいて、こう言った。
「『霊軍』と邪魔の奴らは排除した。だから・・・ここのことはばれることはない・・・ここの連絡網は俺たちしか知らないから・・・大丈夫だと思う。もうすぐ、ユンが戻ってくる。その間は、やりたいことがあるから・・・失礼させてもらうよ。」
と言ってギンは部屋を出ていた。それを見ていたクリーフは
「頭が切れる奴は・・・扱いづらい・・・だな・・・『シンカー』・・・」
どうやら、クリーフは『シンカー』との連絡をしていた。
「ふっふっふっふっふっふっふ・・・そうだな・・・『第一級特異危険視』の一人だけあって・・・何を考えているのかわからねぇ・・・だから・・・援軍を送らせるから安心しろ。」
「分かった。『シンカー』」
クリーフは『シンカー』との連絡を終える。しかし、その会話はギンには筒向けであった。そしたら、次にギンが取った行動はとある部屋にある研究施設を壊すことであった。さらには、研究所の外から爆発音が聞こえた。そしたら、ユンからの連絡でカズとユージが暴れ始めたのだ。それを聞いてギンは研究所の入り口のシャッターを開けるレバーを下ろしてシャッターを開けたのだ。シャッターを開ける警音に気づいた一同は入り口に行くと、そしたら、そこにいたのは『第一級特異危険視』と呼ばれているギン、ユン、ユージ、カズがいた。そして、カズとユージの仲間たちと一緒にこの研究所に入ってきた。その間にギンは研究所にあるS.D.Q研究室に向かった。そして、S.D.Q研究室の扉の前に立ち、扉のレバーを下ろすと、研究所内全てに警報が鳴り響いた。クリーフはこの警報を聞いてすぐに分かったことは
「あの野郎・・・正気か・・・・・・その部屋を壊すと・・・俺だけじゃない・・・世界中の全てが混乱するぞ・・・まずい・・・この事を『シンカー』に報告しないと・・・」
だが、その部屋に
「連絡させると・・・思っているか・・・クリーフ・・・」
クリーフは扉の方を向くと、そこにはユンがいた。そして、刀を抜きクリーフに挑みにいった。
「援軍が来る前に・・・おまえを倒して連れて行く。・・・・・・それによ・・・こんなことをしていたら・・・S.D.Q研究室がどうなっているのやら・・・」
「まさか・・・おまえらの目的は・・・あのS.D.Q研究室の破壊とこの私の誘拐だったのか。」
「そうだよ!!」
といいながらユンはクリーフに斬りつけるが、それを躱すクリーフ。そのような攻防が続く。しばらくしていると、この部屋にカズとユージが入ってきて
「ユン・・・大丈夫か?」
カズはユンの無事を尋ねると
「大丈夫だよ・・・問題はこいつだけどねぇ・・・」
ユンは足元を見ていた。なぜなら、ユンの足元にはクリーフが倒れていた。その後、すぐにシノがやって来てすぐにクリーフに『霊蝋石』の手錠を両手首と首に取り付けた。さらには、一瞬だが天井が浮き、研究所じたいが大きく傾いていた。彼らはこれを見る限り、これはギンがやったことに気づいていた。そしたら、
「くっふっふっふっふっふっふっふ・・・どうやら・・・おまえたちの作戦は成功したようだな・・・だが、忘れるなよ・・・これと同じような研究所はもう一つあることに」
どうやら、この声は『シンカー』という声らしいが、ユンはその『シンカー』にあることを教えた。
「ああ・・・知っているよ・・・おまえのもう一つの研究所が・・・WAOという世界にあるということも・・・調査済みだ・・・もうそっちの方は・・・」
と、ユンが言っていると、隣にいたシノがコクッと頷く。ユンはそれを見てから
「良いこと教えてあげる・・・お前のもう一つの研究所も破壊に成功したようだよ・・・残念だったね・・・『神下七星界』の一人・・・フーランゴさん・・・じゃあ・・・お元気で・・・」
だが、そこからギンがあることを言った。
「俺たち『第一級特異危険視』がこの世界に来て・・・誰が・・・何を動かした・・・お前は平静を守っただけ・・・かの王は時代に節目をつけただけ・・・『聖霊軍本部』は新勢力を整えた・・・大物たちも仕掛けなかった・・・まるで・・・準備をするかのように・・・俺たちが来たのは・・・序章にすぎない・・・・・・お前はいつも言っていたな・・・手に終えないうねりと共に豪傑たちの新時代がやってくる・・・今・・・その歯車を壊したぞ・・・・・・もう誰も・・・引き返せねぇ・・・!!!!!!」
ギンはそう言って通信を切った。その後、ギンはハクリュウたちと連絡を取り合っていた。そしたら、もうそっちにいると報告した。ギンはそれを聞いてすぐに外に向かっていった。
その間、ハクリュウたちはギンがいるSWO世界に来ていて、ギンたちが来るのを待っていた。しかし、SWO世界に向かっていく『シンカー』の仲間がやって来たのを見て、すぐにユキがそいつらを叩き潰してしまった。そして、そいつらにも『霊蝋石』の手錠をつけてWAO世界で捕まえた研究者と同じ部屋に閉じ込めた。そし鱈、すぐにギンが『クロウ』に転送された。それを見たハクリュウたちはギンが戻ってきたことに喜んでいたが、そんな中で一番喜んでいてギンに抱きついてきたユキに対してギンはユキの頭を撫でながら「しばらくの間、悲しい思いさせてしまって悪かったな」と言ってユキをなだめさせる。それを見ていたハクリュウたちはこれからのことをギンに尋ねると、ギンは皆に今後の方針を伝えると、ユキと一緒にまた地上に転送してカズたちとの話し合いをすることにした。ハクリュウたちは『クロウ』内から通信で情報を共有することと命じた。
そしたら、ギンはユキと一緒に『クロウ』から転送されると、すぐにユンたちとの話し合いをすることにした。カズが大きめな机と椅子を用意して皆、その椅子に座ると、ギンが話の始めとして、カズ、ユージ、ユンに結構腕を上げたことを言うと、三人はこの二年で異常なほどの力をつけたのだ。だが、それはギンも異常なほどの力をつけていた。ギンが咳払いして話し始める。
「今回ので・・・気づいた奴もいるだろうけど・・・『真世界』の大物たちは皆、それぞれ縄張りを持っていて・・・そこでものの売買が行われている・・・しかし、それは闇の中・・・つまり・・・裏世界でものの売買が行われている・・・その中心人物が『シンカー』ことフーランゴという男だ・・・闇の名は先ほど言ったとおり『シンカー』・・・さらに・・・奴にものの売買をしているのが・・・『四聖皇』たちだ・・・つまり・・・奴を抑えれば・・・俺たちは『四聖皇』に近づけるチャンスが出来るというわけだ。」
ギンが言ったことにカズは
「つまり、フーランゴを倒せばいいのか・・・」
「違う・・・いや・・・正確に言えば・・・奴の国にあるというある工場を壊せば・・・計画は次の段階に移行できる・・・」
ユージはギンが言ったある工場について聞くと、ユンがある恐ろしいことを言った。
「俺たちが襲ったあの研究所ではある果実の研究をしていたんだ。」
「ある果実?」
カズの隣にいたハルナが果実のことに首を傾げる。
「ああ・・・その果実は・・・」
「本来・・・人の身に宿る精霊は一人一つだけだが、極稀に人の身に宿る精霊の数が複数持っている奴がいることは知っているなぁ?」
ギンが言ったことにユージは頷くと、ユンは禁忌的なことを言った。
「実は・・・あの研究所では・・・人の身に宿る精霊の数を強引に複数にすることが出来る果実が研究されている。」
「その果実の名が『L&Uの実』またの名は『Lucky&Unluckyの実』とも呼ばれている・・・」
カズ、ハルナ、ユージ、ユリスはいや、ここにいる全員ギンとユンが言ったことに驚いていた。そしたら、ユリスが
「じゃあ・・・我々の目的は・・・その果実が製造されている工場を破壊することなんですね」
「その通りだ・・・しかし、その工場が奴の国の何処かにあるというのは見当がついているが、正確な場所が把握できていないのが現状だ・・・」
ギンは現在の状況を説明すると、次はユンの話をし始めた。
「こっちの情報では・・・どうやら、二つの研究所の資金を援助しているのが・・・『四聖皇』たちだということ」
「『四聖皇』自身が!?」
「おいおい・・・なんだ、そりゃ!?」
ユンが言ったことにカズとユージはあり得ないという表情をしていた。
「そして、その見返りとして・・・あの果実や武器の密輸が行われている。だから、この事はもう闇の商人たちの間では知られていると考えて良いだろう・・・」
ユンが言ったことに皆、それぞれ今後のことで頭いっぱいであった。そしたら、ギンは
「とりあえず・・・俺たち『同盟』はもう・・・世界中に知られていると考えておくと・・・・・・『聖霊軍本部』がどう動くか・・・それが気がかりなんだよ。」
そして、翌日、世界中に『第一級特異危険視』同士が『同盟』をしたことや『神下七星界』であるギンに対する処遇も不明と書かれていた。つまり、称号剥奪だってされるというわけだ。しかし、それと同時に『第一級特異危険視』たちが動き出したことになる。
数時間後、四人はそれぞれの彼女を連れて超巨大戦艦空挺に乗り、『神下七星界』の一人フーランゴが治めている国『ミラクル・レイア』に向かった。そして、数日後、四つの艦空挺は『ミラクル・レイア』にたどり着く。そしたら、まず、あの国に転送し国内のちょうさをすることにした。メンバーとしてギン、ユキ、カズ、ハルナ、ユン、シノ、ユージ、ユリスのメンバーで行くことにした。その間、ハクリュウたちは艦内に残って時が来るのを待っていろと命じた。八人は、まず、四つのカップルに別れて国内の調査に向かった。そして、数時間後、全員、とある店で情報交換をすると、どうやら、この国では光と闇があるという国だってことはそれぞれの報告で合致したのだ。そしたら、ギンはある集団を目にした。残りの七人はそれぞれの別々の反応をした。ユキはその集団を見て
「『トリエンティア・ゼロ』」
「『トリエンティア・ゼロ』?」
「なんなのそいつら?」
ハルナとユリスはユキが言ったことに小声で問いかけるとシノが
「中央直属の諜報機関の最上級の部隊よ・・・」
シノが言ったことにハルナとユリスはマジといった顔をしていた。
「何であいつらがこの国にいるの・・・あいつらがここにいること時点で不吉なことしか起こらない。」
「確かに」
ユキが言ったことにシノも同意していた。そしたら、ギンにハクリュウたちからの通信が来た。それも、緊急の用件のようだ。しかも、カズ、ユン、ユージにも個別に緊急の連絡が来ていた。その内容を聞くと、どうやら、この国に『聖霊軍本部』の新大将が来ているという報告であった。ギンとユンはその新大将に見覚えがあった。
「なあユン・・・お前は・・・あの新元帥のことをどう思っている?」
「あの新元帥ガイルドのこと・・・」
「ガイルドって・・・あいつのこと・・・」
「そういえば・・・二年前・・・確か大将グレンとの一騎打ちに勝って元帥の座に着いた奴だよな」
四人は新元帥ガイルドのことを話し合っていると、ハルナとユリスは何のことなのかユキとシノに聞いてみると、二年前、今の方針ではこれからのことに対応出来ないことになり、前元帥は座を降りることにした。前元帥は新元帥として大将グレンを推薦したが、中央では大将ガイルドを押す人もいたと聞いている。両者の言い分が段々と激化していき、ついにはある世界で決闘をするまでになった。死人に口なし『霊軍』の指揮は勝者を得ることになる。両者の戦いは三日三晩まで続き、ついに勝者が決まった。新元帥はガイルド。そして、大将グレンは『霊軍』の職を辞めたと聞いている。中央に取ってみれば大きな戦力を失ったといっても良いが、それによって中央が取った策が『霊軍』に大きな力を与えることになった。それが新大将である。その新大将の名がレラルドとフロイダーという人らしい。ユキとシノはそれをハルナとユリスに話すと、四人は次の目的として行動しようとしたとき、そこにやってくる者たちがいた。ユージはその者たちに「何か用ですか?」と言うと、そこにいたのは小さなおもちゃと一人の女性であった。だが、四人には気づいていた。ここら一帯に敵がわんさかいるということに気づいていた。おそらく、彼らには知らずにだろう。そしたら、ギンたちはすぐに仲間たちに連絡した。そしたら、四人はそれぞれ四つに別れて行動を開始した。ギンとユキは闘技場近くまで走ると、闘技場から歓声が聞こえた。しかも、歓声の内容がギンたちに取ってみれば大きなものであった。それは『覇者の刀剣』であった。その景品を聞いたギンとユキはすぐにその大会に参加することを決めた。だが、この大会に参加するのはギンだけにしてユキは闘技場で観戦していて欲しいと言うと、ユキは仕方ないといって闘技場の観戦場から応援することにした。そしたら、ギンはその大会に参加するにしもギンという名前ではと思ったが、もうこの国に入っている事態奴には筒抜けかも知れないから。大人しくそのままも名前で参加することにした。そしたら、受付嬢の人が「貴方はCブロックです」と言われて闘技Aブロックの試合が一瞬で終わったのだ。しかも、その試合を一瞬にして終わらせた奴が『白鯨のエド』の『白鯨の海蓮団』の一番隊隊長の『不死のマルフォイ』だったのだ。ユキはそれを見てギンのことを心配していたが、大丈夫だろうと考えて、すぐにハクリュウたちに報告して、ついでにカズ、ユン、ユージにも報告しておくと、ハクリュウたちからは「そういうことは俺たちに話してからにしてください」と言ってきた。さらにはカズたちからは「ずるいぞ・・・そんな大会に出場して」などを言う始末であった。その間、ギンはAブロックの試合を窓の方から見ていた。そして、Aブロックの通過者のことも知ってますます燃える展開になった。その後、ギンは選手たちがいる広間を歩いていると、「おい」と後ろから声をかけられた。後ろを振り向くと、そこには大男が立っていた。そして、
「ここはお前みたいなガキが来るところではない・・・大人しく帰るんだ・・・このクソガキ!!」
などを言っているが、ギンは無視してその大男の横を通り過ぎる。そしたら、その大男はいきなり殴りつけてきたのだ。ギンはそれを受け止めてこう言った。
「お前・・・今ここで失格になるか・・・リングでやり合って失格になるか・・・どっちが良い・・・ちなみに俺はCブロック・・・君は?」
「俺も同じくCブロックだが・・・」
「じゃあ・・・この勝負は・・・試合で決着をつけないか?」
「良いだろう・・・貴様を倒して『覇者の刀剣』を手に入れてやる・・・」
ギンを襲ってきた大男はこの場を去ったとき、ギンはこの場を去って闘技場の窓にいた。そして、Bブロックの試合を見ていた。そしたら、隣にいる人から声をかけられた。
「ねぇ・・・君って・・・最近・・・有名になっている『銀王』のギン・ライラックかい?」
ギンは後ろを振り向くと、そこにいたのは先ほどよりも大きな大男と先ほどの奴と同じくらいの男がいた。
「ああ・・・そうだが・・・この俺に何か用でもあるの・・・?」
ギンはそいつらに話しかけると、
「いや・・・用があると言えばあるが・・・それは・・・貴様をここで消すことにあるのだよ・・・『暴獣皇』ギン・ライラック!!」
「うわっ・・・そっちの二つ名も知っていたのね・・・」
大男が殴りかかろうとしたとき、
「爺・・・あいつは俺たちと同じCブロックだやい」
「そうだぜ・・・ドン爺・・・そういうことは試合の時にぶつければ良いじゃねぇか・・・」
「えぇぇぇーーい・・・放せ・・・ダキに・・・ダイ・・・放すのだ・・・我が孫たちよ・・・」
その間にギンはこの場を去って行った。そしたら、Bブロックの試合も終わってしまったのだ。通過者は何やらヤンキーっぽい奴が通過したのだ。そして、数十分後、ギンを含んだCブロックの試合が始まろうとしていた。
その頃、ユンとシノは仲間たちに連絡をした後、能力を行使して国の地下に行った。そこのあったのは『真世界』中の国々の艦空挺があった。さらには武器などを運んでいるおもちゃたちを発見した。それを見てユンとシノはあの時のおもちゃが言っていたことを思い出した。
「我々、おもちゃたちは元々全員人間だったのだ。数年前、フーランゴが連れてきたある少女によって・・・人々はおもちゃにされてしまったのだ。」
と言うことを思い出した。そしたら、地下にある交易港にこの国を取り戻そうと、反フーランゴ勢力が動き出したのだ。しかも、そいつらを率つれているのが、カズとハルナであった。その間にユージとユリスはこの国にいるという『聖霊軍本部』の大将レライドの相手をすることにした。
その頃、ギンはCブロックの試合の最中であった。リング上に立って数分の内に試合が始まる。そしたら、まず、ギンを襲いかかる剣闘士たちを片っ端に拳で殴って倒していく。次に襲いかかってきたのは、あの時襲いかかってきた大男であった。そしたら、その大男はギンに殴りかかろうとしたが、ギンは即座にカウンターを繰り出して倒してしまった。その後も次々と剣闘士たちを殴り倒していくギン。そんなギンに観客は盛り上がっていた。それを見ていたユキはこの試合はギンが通過するという見えていた。だが、ドン爺との拳のぶつかり合いに生じた『覇王』の『覇気』が衝突し合ったのだ。その衝撃を見てユキはあのドン爺を深く観察していた。
リング上にいるギンは目の前にいるドン爺とのぶつかり合いによって気絶して場外にあった選手たちを見ていた。そしたら、ドン爺が
「ひやほほっ『覇王』を操るか・・・どこぞの王を夢見るか・・・」
「『剣帝』・・・『世界の王』だ!!」
「ほざけ・・・王の資質を持つものは・・・この先の世界にざらにいると思え・・・その中で決するのだ・・・せき合う覇王たちの更なる頂点・・・それが・・・『世界の王』だ」
ドン爺が尖った頭で頭突きをする。それを躱すギンに対してドンは
「誰に習った?・・・その『覇気』?」
「『神下七星界』の一人・・・世界最強の剣士・・・ジャン・キュウール・ホーク」
「あいつが・・・貴様に・・・・・・いけすかん・・・」
と、言いながらドンはギンに蹴ると、ギンはそれを受け止めて後退する。
「貴様を倒し・・・孫たちの夢の糧にする・・・邪魔をするなぁ・・・『暴獣皇』・・・!!!!」
ドンはギンに強烈なパンチを繰り出す。それに対して、ギンはドンと同じくらいのパンチを軽く力を込めて繰り出す。その後、ギンとドンの勝負は『武装』の『覇気』を纏ったパンチがぶつかり合った。さらにその後、パンチの殴打、蹴りの殴打がぶつかり合う。さらには、高速でのぶつかり合いによって衝撃波が生じるのだ。お互いにリング上に降り立つと、息があがっているドンに対して、ギンはあの攻防でも息一つのあげていなかったのだ。そしたら、ギンは左手に相当な力を込めて、さらには『武装』を纏わせてパンチを繰り出す。ギンが繰り出したパンチはドンの腹に当たる。ドンはその一撃に気絶した。そしたら、観客の人々はギンの勝利に歓喜をあげた。その中にはユキもギンに対して嬉しそうに歓喜をあげていた。その後、ギンは選手たちがいる広間に行った。そして、通路を歩いていると、ある声が聞こえた。しかも、その声は聞き覚えがある声であった。だから、その声が聞こえた方を振り向くと、そこにいたのは『白鯨の海蓮団』の一番隊隊長の『不死のマルフォイ』であった。そしたら、マルフォイはギンがいたことに気づいたのか。通信連絡をギンの方に向けて「親父・・・ギンだ」と言うと、
「そこにいるのか・・・ギン・・・元気そうだな・・・五年前・・・貴様につけられた傷がうずくぜ・・・今でも・・・貴様とのやり合った日が懐かしいぜ・・・だが、『覇者の刀剣』は我々のものだ・・・」
「残念だが・・・あの刀剣はお前たちにはやらん。」
「お前とのバトルが楽しみだ。」
マルフォイはそう言ってこの場を去って行った。ギンはマルフォイとは逆の方向を歩いていた。
その間、ユージとユリスは『霊軍』の大将レライドがいるところに向かっていた。そして、『霊軍』を発見して近づいてみると、そこには『霊軍』の大将や霊兵がいっぱいいた。そしたら、大将レライドはユージとユリスが隠れている方を見てこう言った。
「おやおや・・・あんな所にやばそうな・・・猛獣の気配が感じやす・・・」
と言っていると、大将レライドが向いた方向からユージとユリスが現れてきた。霊軍の人たちはユージたちが現れたことに武器を構えると、ユージはそのままの状態で『アーマメント』と言った。そしたら、ユージとユリスを中心に人や物が凍っていき始めた。霊軍の人たちはユージが武器を構えずに精霊を解放したことに驚いていた。だが、大将レライドはそれを見てすぐに分かった。
「なるほど・・・あんさん・・・もう精霊と一体化しているな・・・しかも、その精霊を取り込んでいる・・・・・・その領域に入る人たちは・・・ごく僅かの人だけ・・・あんさんは・・・もう・・・その領域に入っているとは・・・しかも、まだほんの序の口の顔をしてやりやすな」
「へぇ・・・まさか・・・あんた・・・俺たち『第一級特異危険視』たちが・・・もう精霊を取り込んで一体化しているのに気づいていたとは・・・驚きだ・・・・・・まあ・・・ギンの方は更なる上の領域にいるようだけど・・・しかも、俺たち・・・それぞれの『第一級特異危険視』たちのギルド仲間たちも・・・皆・・・その領域に入っている・・・だから・・・甘く見ていると・・・お前ら全員・・・全滅するぞ・・・」
ユージが言ったことに霊軍の人たちは驚きをあげていたが、大将レライドは仕込み杖から刀を抜き始めた。そしたら、ユージとユリスから感じるものがあった。それは重力。どうやら、大将レライドの能力というか精霊の能力は重力に関係する能力であった。そしたら、ユージは無窮から『ユミヘル』の剣を出す。ユリスは自身の剣を出し、二人で大将レライドと相手にするらしい。
その頃、ついに、ギンがいる闘技場も決勝戦が開幕した。なお、Aブロックの通過者は『不死のマルフォイ』、Bブロックの通過者はヤンキーっぽい奴、Cブロックの通過者は『銀王のギン・ライラック』、Dブロックの通過者は女性剣闘士である。さらには、大会のチャンピオンの厳つい剣士と共に決勝戦が開幕することになった。実況者がゴングを叩き音が鳴り響いた。途端にギンは目の前の『覇者の刀剣』に向かっていった。しかし、それをとめるマルフォイと厳つい剣士がやって来た。そしたら、ギンは無窮から精霊刀『凪』を出し、厳つい剣士に斬りに掛かろうとした。だが、ギンの刀を剣で受け止める厳つい剣士。ギンはそれを見てへぇっといった顔をしていた。なお、観客席から見ていたユキはギンの表情を見てすぐに分かってしまった。何やら楽しそうに斬り合っているのを見てユキは嬉しそうに試合を観戦していた。そしたら、カキュウたちからの緊急連絡が来たので、すぐにそれを対応する。その連絡内容にユキは騒然とした顔をしていた。なんと、その内容は『四聖皇』の艦空挺がこの『ミラクル・レイア』に来ているというのを報告してきたのだ。しかも、『四聖皇』自身が来ている可能性があるのだ。それに気づいたのか。ギンは観客席にいるユキの姿を見てすぐに何やらやばいことが起きるというのに気づいた。そしたら、観客席から突如、おもちゃから光の小さな玉が出てきたのだ。厳つい剣士はそれを見て
「ま・・・まさか・・・あのガキが気絶でもしたのか・・・へにょへにょ野郎・・・ガキの面倒はしっかりしやがれ・・・」
厳つい剣士は怒りながら観客の現状を見ていた。ギンとユキはこの現状を見て
「「(どうやら・・・カズとハルナの方で何かあったな・・・)」」
そしたら、ギンはリングの中心の上に立つと、両手を『武装』をしてリングの中心を突く。それによってリング全体に亀裂が入る。ギンは亀裂が入ったのを確認したら
「『竜蓮拳』・・・『竜の雄叫び』」
ギンがいるリングの中心からもの凄い空気が出てくる。そして、一気にリングが崩壊したのだ。しかも、その後、ギンは『超高速移動』を使用して『覇者の刀剣』を捕っていた。そしたら、ギンは実況者に向かって
「全員場外・・・俺の優勝だ・・・これを捕った奴が優勝だろ?」
「『覇者の刀剣』・・・!?」
「もらって良いよな?」
実況者はギンが言ったことに
「優勝!!・・・優勝!!!!!!・・・・・・こんな時に何ですが・・・波見入る選手たちを蹴散らし・・・見事『覇者の刀剣』を得たのは・・・『第一級特異危険視』の一人・・・『銀王のギン・ライラック』・・・優勝だぁ!!」
実況者の優勝宣言と同時にギンは『覇者の刀剣』に闘気を込めると、『虹竜』が輝き始める。そしたら、『覇者の刀剣』が二本に別れ、一本はギンに、もう一本はユキに渡され、ギンの『虹竜』とユキの『蛮流』が二本の『覇者の刀剣』と融合していく。だが、『虹竜』、『蛮竜』たちにとって見れば、やっと、かつての本来の姿に戻れるということになる。だが、それもギンとユキは互いに刀を通じて分かってしまった。本来の姿に戻ったことも本来の能力が使えるようになったことも分かってしまったのだ。しかし、融合は一瞬にして終わり、ギンはすぐに本来の姿に戻った『虹竜』の力を使うべく無窮から『虹竜』を出し解放させる。そしたら、解放させた『虹竜』の力は凄まじかった。天候が大きく変わり、あの時よりも規模が違っていたのだ。それを見てギンはすぐに『虹竜』に闘気を込め、地下に向かうことにした。
「『虹竜・超蓮斬』(レインボー・リフレクション)」
ギンが放った竜の斬撃はギンが立っていたリングの中心から地下の岩盤を貫いたのだ。そして、ギンとユキは近くの岩石に乗り移って地下へと向かった。
ギンが地下の岩盤を壊す前
カズとハルナは地下の交易港でこの国の反フーランゴ勢力の者たちと共にL&Uの実が製造されている工場に向かっていた。カズは反フーランゴ勢力の者たちを工場の破壊に向かわせてカズとハルナはおもちゃにされている元凶を倒しに行くことにした。しかも、その間にユンとシノも合流してきて共に元凶を倒しに向かった。おもちゃが出てきている建物に着き中に入ると、そこにいたのは、一人の少女と中年男性がいた。四人はそれを見て、あの少女の方が危険な臭いだとということを感じた。そう思ったら、カズとハルナは反フーランゴ勢力の者たちから渡されたものを使ってあの少女に恐怖というものを刻み込ませようと考えた。ユンはそれを見てすぐに策を思いついた。その策は少しキツいことになる策であった。そしたら、ユンはカズから反フーランゴ勢力の者たちから渡されたものを奪い取り能力を使って、少女を驚かせようと考えた。ユンは少女と中年男性の真ん前に立ち、能力を解除させて二人を驚かせるが、二人にはさほど効果がなく、しばらくした後、ユンは二人にぼろぼろにされてしまい、さらには少女から反フーランゴ勢力の者たちから渡されたものを入れさせられるが、これはユンの策であった。油断したところに恐怖を与えるという策であった。それを気づいていたのはシノだけであった。だが、カズとハルナも少々だけだが分かっていたようだ。ユンの口から渡されたものが口から吹き出してきたのだ。しかも、炎としてでだ。少女はその炎と見てはいけないものを見てトラウマに残すほどの驚いてしまったようだ。そしたら、少女が気絶して倒れ込むと、おもちゃたちから小さな光の球がどんどんと出てきたのだ。そしたら、おもちゃから本来の人の姿に戻っていくようだ。それを見たらユンを見ると、二人から受けた傷がもうほとんどなかったのだ。おもちゃたちが元に戻っているときには回復していたようだ。しかも、その間にシノが傷の手当てをしてくれたからだ。そしたら、天井にひびが入り、しかも、音がするので四人は上を見上げると、天井が崩壊してそこから虹色の竜がやって来たのだ。カズとユンはそれを見てギンがやったなという顔をしていた。そこにギンとユキが降りてきたのだ。そしたら、ユキはハクリュウたちから報告をここにいる全員に話すと、ギン、カズ、ユン、ハルナ、シノはえっといった顔をしていた。
「おいおい・・・マジかよ・・・」
「『四聖皇』様自身が・・・『ミラクル・レイア』に来ている可能性があるのか・・・」
「しかも、ユージたちの方は・・・今、大将レライドとの勝負で・・・こっちにこれない可能性がある」
「とにかく・・・ここにいる私たちがやることは工場の破壊とフーランゴの倒すことだね」
「ていうか・・・それしかないでしょう・・・」
「うん・・・あっ・・・それと・・・今、皆の仲間たちがこちらに向かっているという報告もあったから・・・まずは」
「まずは・・・仲間たちの合流が先決だな・・・」
と、ギンが言うと全員コクッと頷き、工場に向かっていた。工場にたどり着くと、全員工場の扉を見て分かることは扉が『霊蝋石』製の扉であったことだ。どうしようかと全員考えていると、ユキが無窮から『蛮竜』を出し解放させる。『蛮竜』を解放させた瞬間、左手だけ変化させ扉に向けて『膨天赦波動』を放とうとしている。ギンはそれを見てすぐに無窮から『虹竜』を出し解放させる。そして、ユキが『膨天赦波動』を放つと、『霊蝋石』の扉が崩壊する。崩壊した扉の残骸が飛んできたが、それをギンの『空絶防片』で防いだのだ。ギンとユキは自身の精霊の能力が『覇者の刀剣』と融合したおかげで威力も規模も前とは全然違うことに驚いていた。だが、カズとユンはギンの防御力に驚いており、ハルナとシノはユキの攻撃力に驚いていた。そしたら、六人は工場内部に入り、工場の施設の破壊に集中した。ユンは刀に畏れを込めて斬撃を放ち設備を破壊し、シノは畏れを込めた強烈な息吹を放って設備そのものを破壊していた。しかも、カズは自身の七十二の精霊の内、二つの精霊を解放させて精霊術を放って工場の施設を破壊し、ハルナも精霊を解放させ精霊術で施設を破壊に集中していた。そして、粗方工場の施設を破壊し尽くすと、急に地響きが起こったのだ。ここにいる全員はすぐに工場を出て地上に出ると、どうやら、この国全体で地響きしているようだった。その間にハクリュウたちやカズ、ユンの仲間たちがやって来て、すぐにギン、カズ、ユンは次の指示を出した。ギンはジノ、リーナ、ナルスリー、シューテル、ユキを連れて、フーランゴの所に向かうことにし、ハクリュウたちは大至急、『クロウ』に戻り、いつでも動ける準備をしておいて欲しいと命じると、どうやら、カズたちも少数精鋭でフーランゴの所に行き、倒すことを決めると、そこにユージとユリス、そして少数精鋭の仲間たちを連れてやって来たのだ。そして、ユージは地上の現状を説明すると、どうやら、フーランゴ勢力の者たちは俺たちを消すために国民を利用しているのを見る。
「フーランゴにとって見れば・・・」
「国民に秘密を知られたことによって・・・」
「消さなきゃいけなくなったと考えて良いだろう・・・」
「チッ・・・いけかすかねぇ野郎だ・・・」
全員、いやギン、カズ、ユン、ユージはフーランゴの所へ行き、一発ぶっ飛ばしてやりたいという気持ちであった。そしたら、そこに国民たちがやって来た。しかも、彼らの目には狂気といったものが感じた。全員それを見て、こう思った。
「(一般人を巻き添えにするのは・・・)」
そう思っていたら、国民の後ろから
「おやめなさい・・・下手な鉄砲も数打ちゃ当たりゃしやせん・・・」
そう言いながら近づいてくる集団が来ていた。その集団は『聖霊軍本部』の大将レライド率いる軍団であった。それを見て全員それぞれ構えをとる。国民たちは大将レライドを見て意気が消えていった。さらには腰がひけた人もいた。だが、ここにいる全員にとって最大の関門であった。
「霊軍大将・・・」
誰が言ったのか知らないが、他の皆も大将の存在に驚いていた。
「クソ・・・このタイミングで・・・奴とやりあうしかないのか・・・」
誰かがそう言うと、ジノとリーナが前に立つと、ギンは「いけるか?」と聞くと、ジノとリーナは「「もちろん」」と答えた。そしたら、ギンは無窮から『凪』を出す。しかも、『覇者の刀剣』と融合した状態で、そしたら、ギンとユキの精霊刀から『覇者の刀剣』が出てきてこの国にいるハクリュウたちにバラバラに別れて飛んでいくと、それぞれの精霊刀剣と融合していき本来の姿の精霊刀剣に戻っていく。ジノたちは新たな精霊剣を見て、いけるといった顔をしていた。リーナも同じであった。ギンはそんな二人を見て、ふぅっと息を吐き
「じゃあ・・・ここは任せたぞ・・・ジノ・・・リーナ」
と、言ってギンとユキ、ナルスリー、シューテルは先を進んでいくが、それを抑えようとする霊兵だが、それすら抑えに入るリーナの剣の剣圧に吹き飛ばされる霊兵。そしたら、そこにカズ、ユージ、ユンの小数精鋭の仲間たちが加勢に入ったのだ。
「おめぇだけに・・・良いとことらせるな・・・」
「俺たちにも・・・力はある・・・」
「まぁ・・・お前らの前に『覇者の力』とは融合していたから・・・同じ領域に立ったってことだ」
「同じ?・・・何を言っている・・・俺の領域になんてたかが知れている・・・俺たち三蓮流の剣士よりも・・・・・・ハクリュウたちの方が・・・いったい・・・どの領域にいるのやら?」
ジノが言ったことに他の奴らは驚きをあげていた。だが、すぐに目の前の大将レライドのことに集中した。
「どうやら・・・あんさんらが・・・あっしの相手のようですね・・・・・・だが・・・あっしにも・・・・・・立場があるというのには・・・どうかご理解を・・・」
大将レライドは一瞬だが、刀を出し納刀をしていたのが見えたが、いったい何が起こるのか分からなかったが、リーナが上空を見上げると、えっといった顔をしていた。ジノもつられて上空を見ると、上空から巨大な隕石が降ってきていたのだ。だが
「よわりやしたねぇ・・・・・・この国を覆っている籠のせいで・・・内の隕石が斬れちまってせんかねぇ?」
そんなことを言っていると、霊兵が
「隕石を落とすなら言ってください・・・レライドさん!!」
「あい、すいやせん・・・落としやした」
「やる前!!」
何やら霊軍同士で話し合っていると、ジノとリーナは大将レライドに向かって挑みにいった。そしたら、大将レライドは刀を抜き、ジノの精霊剣と重なりぶつかり合う。両者の刀剣がぶつかり合っただけで周りにいた霊兵は吹っ飛んでいった。ジノの後ろにいたリーナは真上から大将レライドを斬ろうと精霊剣を振り下ろす。しかし、リーナの剣すら受け止める大将、その間に籠によってバラバラに斬りつけられた隕石が振ってきたのだ。ジノとリーナは互いに
「「剣蓮流・・・『阿修羅斬り』」」
ジノとリーナが剣を振るうと、振るったことにより隕石がバラバラに斬れて落ちてきたのだ。しかも、石ころの雨になって、だが、大将レライドは能力を使用して石ころの雨を浮かせて人々が荒野へと落としたのだ。さらには
「いきやすよ・・・『グランバール』・・・・・・『グラブ刀・・・猛虎』」
大将レライドが刀を横なぎしただけで、ジノとリーナだけではなく他の味方までにも影響を受けてしまった。しかも、それは重力を真横に放って、それをまともに受けているジノたちは重力によって吹き飛ばされそうになるが、踏みとどまり続ける。だが、この状況でジノは
「剣蓮流・・・『重蓮斬り』」
縦横無尽に斬りまくるジノ。吹き飛ばされそうになっていた味方が何もなかったかのごとく立っていた。いったい何が起きたのか分からなかった。そしたら、リーナが説明した。
「今のは『重蓮斬り』・・・・・・重力を断つことが出来る剣技・・・さらには・・・重力の向きまで変えることが出来る・・・・・・今回は・・・真下に重力の向きを変えた・・・だから・・・ここにいる全員は大将の攻撃にも耐えることが出来たって訳・・・。」
そしたら、ジノは精霊剣を大将レライドに向けて
「暴れろ・・・『神月』」
ジノの精霊剣から少々震えて剣が変化した。それは青竜刀に近い剣に変化したのだ。ジノは『神月』を手に大将レライドに向かって斬撃を放つ。しかし、その斬撃は大将レライドの精霊の能力である重力によって上空へ軌道を変えたのだ。
「いやはや・・・そのような・・・・・・能力はあり得ないでしょう・・・さすがは・・・若き剣蓮殿だ・・・そこまでの実力とは・・・そして・・・隣にいる女性も・・・・・・なかなかの実力者・・・・・・さすがは『ナイト・オブ・ラウンズ』でやすねぇ」
「そりゃどうも・・・じゃあ・・・・・・もうちょっと楽しませてくれよ・・・大将さん」
ジノは『神月』を振るうと、斬撃を放つが、それを上空に軌道を変える。しかし、そこからが勝負であったのだ。軌道を変えた斬撃が大将レライドに向かっていくのだ。さらに、ジノは大将レライドに目掛けて剣蓮流奥義の『光速の太刀』を『神月』の斬撃に乗せて放った。その斬撃は現在のジノの最低限の一撃であった。しかし、その斬撃は大将の精霊の能力である重力で軌道をそらしたのだ。それを見てジノはチッと舌打ちをして「リーナ」と叫んで呼ぶ。そしたら、リーナがやって来て、ジノはリーナに精霊の解放を命じた。それを聞いてリーナは仕方ない表情になったが、すぐに真剣な表情になって
「閉じろ・・・『壽月』」
リーナも精霊を解放すると、リーナの精霊剣はジノと同じようにではあるがリーナの方は青竜刀そのものに変化したのだ。そしたら、リーナは『壽月』から滲み出るものを放つと、大将レライドは能力でそらそうとしたが、その放ったものの軌道がずれずにそのまま大将レライドに向かっていったのだ。大将はその放ったものをまともに受けてしまった。今のことに大将はどういうことだと思っていると、リーナが説明した。
「私の精霊『壽月』の能力は『絶鞘』・・・いかなるものにも貫くことが出来る能力。」
リーナの説明にジノも自身の精霊の能力を説明した。
「俺の精霊『神月』の能力は『真烈鞘』・・・いかなる斬撃の軌道を変えることが出来る能力。」
ジノも自ら精霊の能力を説明し終わると、ジノはまた『神月』から斬撃を放った。しかも、軌道をジノ自身が変えながら大将レライドに向かっていた。さらには、リーナも『壽月』を振るわせて放つと、大将の重力の盾も貫くので躱さないといけない大将レライド。そしたら、大将レライドは能力を行使して上空に逃げ躱すが、ジノの斬撃は大将の後を追ったのだ。しかし、その斬撃は大将が刀で受け止めてしまったのだ。その後、ジノとリーナは大将レライドに挑みにいった。ジノとリーナの後に他の者たちも挑みにいった。
その頃、ハクリュウたち『第一級特異危険視』の仲間たちはそれぞれの超巨大戦艦空挺に戻って、『四聖皇』への対応に集中していた。そしたら、それぞれの超巨大戦艦空挺に敵襲がやって来た。しかも、『四聖皇』の刺客であった。その刺客にハクリュウたちはそれぞれ精霊刀剣を無窮から出し構えた。襲撃者の図体の大きさにハクリュウたちは驚きの表情をあげていた。そしたら、その後に次々と刺客が送られてきた。その数にハクリュウたちは驚きをあげた。そしたら、刺客たちの親玉が自らの名を言った。
「俺は『魔王の軍勢』・・・・・・『魔王カイ』様の腹心である・・・『惨王のザルク』だ・・・レベルは7000だ・・・・・・お前たちに勝ち目はない・・・」
と、言っているがハクリュウたちにとってみればすぐに敵の排除に集中することに専念していた。その間にカズの戦艦空挺にも、ユンの戦艦空挺にも、ユージの戦艦空挺にも、『四聖皇』の刺客が送られた。カズの戦艦空挺に残っていたカインズたち筆頭に『白鯨の海蓮団』の一番隊隊長の『不死のマルフォイ』率いる一番隊がやって来たのだ。
ユンの戦艦空挺には『大食らいの悪魔たち』の幹部である『悪魔の三鎧魔』の一人『大悪魔のファンルド』率いる大軍であった。それに対してユンの仲間たちターク筆頭の大津の妖怪たちやユンが自ら仲間にしてきた妖怪集団たちが相手にすることになった。
ユージの戦艦空挺の方にも、『紅髪の死神団』の幹部の一人である『呪神のネクラー』率いる大軍がやって来て、それに対して『真・整合騎士団』はナルカたち率いる騎士たちが刺客たちの対応におうことにした。
そしたら、ギンの戦艦空挺から白い線が出てきて生き物のように動いていた。それはハクリュウが精霊を解放していたのだ。
「目覚めよ・・・『聖獣王』」
さらにはシュウも精霊を解放した。
「目覚めよ・・・『黒剣獣』」
ハクリュウとシュウが精霊を解放すると、二人の身体から闘気が出てきていた。しかも、ハクリュウからは白い闘気が、シュウからは黒い闘気が滲み出ていた。そしたら、突如、二つの空間から何かの尾と黒き大剣が出てきたのだ。そしたら、空間から出てきた尾と大剣は何かに連動して『惨王のザルク』たちに向かって攻撃を仕掛ける。しかし、二つの攻撃を受け止めるザルクは空間から出てきているものの正体を突き止めようとしたが、突如、それらは消え、ハクリュウとシュウは二人同時にザルクに斬りかかろうとしたが、それすらも受け止めるザルク。しかも、ザルクはその状態で精霊を解放する。
「来い・・・『ガリエス』」
そしたら、ザルクの腕が大きくなりハクリュウとシュウを掴み握りつぶそうとした。ザルクに握りつぶされそうになっているハクリュウとシュウは
「メリア!!」
「ギリス!!」
と、二人が叫ぶと、メリアとギリスはそれに答えたかのように精霊を解放した状態でザルクに斬りかかろうとする。しかし、二人の攻撃もザルクには効いてなかった。それを見てメリアとギリスは舌打ちをして後退する。そしたら、S.A.R.U、ガル、ヴァンは内に秘めたる力を解放し、精霊も解放する。
「飲み込め・・・『猿來』」
「吠えろ・・・『神鋼』」
「切り裂け・・・『神雅』」
三人の姿に変貌したことに驚く『惨王のザルク』一同、それを見ていたメリアたちは
「久々に見るね」
「ああ・・・あいつらがあの姿にするの・・・昔・・・やり合ったときぐらいかな」
そしたら、三人はザルクに斬りかかる。しかし、それを効かないザルクに三人も舌打ちをして後退する。そしたら、ザルクは思い切り力を込めハクリュウとシュウを握りつぶそうとする。ハクリュウとシュウはそれにより声を上げる。しかし、ハクリュウたちの目はまだ諦めないという目をしていた。ザルクはここにいる全員の目を見て無駄なことと思っていた。
握りつぶされそうになっているハクリュウとシュウはなんとか力ずくで逃げようとするハクリュウ。そんなハクリュウにシュウは
「ハクリュウ・・・力を解放しよう・・・」
ハクリュウはシュウが言ったことにえっとしたが、すぐに切り替えて
「そうだな・・・見せてあげようじゃないか・・・俺たち・・・『ジ・エンパイア』の力を!!・・・・・・卍解!!!!!!」
ハクリュウは卍解と言うと、精霊剣から光を放ち、さらには空にある空間が裂ける。そこから現れたのは巨大な白き竜であった。
「卍解・・・『聖竜王』」
と、ハクリュウが卍解した名を言うと、白き竜は雄叫びをあげる。それを受けるザルクはそれをまともに受けてハクリュウとシュウを解放させた。ザルクから解放されたハクリュウとシュウはすぐに後退してすぐにハクリュウはその場で跳躍して白き竜に乗り移ってザルクに挑みにいった。シュウはメリアたちにすぐに戦艦空挺を任せることを命じる。そしたら、シュウも
「卍解・・・『黒剣王』」
シュウが握っている精霊剣が黒く光り、空が裂け、そこから現れたのは、漆黒の巨大な大剣を担いでいる漆黒の巨人が現れたのだ。その巨人や巨竜にメリアたちは初めて見たのだ。そしたら、元シャイニングとダークの者たちが説明したのだ。二人が本気で精霊を卍解すること自体滅多にないと言った。しかも、二人が卍解したら負けることはないと言った。さらには、この事は総帥とユキは知っていたらしい。メリアたちはそれを聞いてうぬぬっといった顔をしていた。そしたら、カキュウとショウキュウも知っていると言うと、メリアたちはガックリといった表情をしていた。
だが、ザルクは二人の力を見たのか。自身も精霊の二段階目の解放をしたのだ。そしたら、ザルクの身体が巨大化していき大きさ的にシュウの漆黒の巨人と同じくらいの大きさをしていた。それを見てシュウは跳躍し漆黒の巨人に乗り移ると、すぐに巨大化したザルクに立ち向かっていく。巨大化したザルクとぶつかり合う漆黒の巨人とシュウ。シュウは
「ハクリュウ・・・今だ・・・」
シュウが言ったことに答えたかのように白き巨竜とハクリュウは巨大化したザルクの身体を尾で巻きつく。巻きつく尾の力、巻きつかれた尾から解放しようとする力。まさに力と力との勝負であった。それを見てメリアたちは
「す、凄い・・・」
「まさに・・・力と力との勝負・・・」
誰かが言ったのか分からないが、確かに力と力との勝負だ。しかし、『ナイト・オブ・ラウンズ』、『ゼロ・ヴァルキリーズ』の面々は気づいていた。互いに力は全力ではない。しかも、巨大化したザルクの力が段々と増していることに、それに対して、ハクリュウの白き巨竜の力も増し続けている。しかし、その均衡を崩れた。崩れたのはハクリュウの白き巨竜だ。しかし、これはハクリュウ自ら均衡を崩し、シュウと共に巨大化したザルクを一撃で仕留める気でいた。それに気づいたシュウは漆黒の巨人に漆黒の巨大な大剣を空に向けて放り投げる。それと同時にハクリュウの白き巨竜の口を開き、もの凄い白いエネルギーが集まっていた。そして、空から先ほど放り投げた漆黒の巨大な大剣が降ってきて、それを掴む漆黒の巨人に合わせてシュウも精霊剣を振り下ろそうとし、白き巨竜の口にもの凄い白いエネルギーがしゅうそくされていて今にも放とうとしていた。
「『聖竜王息』」
「『悪王鉄槌』」
二人が精霊剣を振り下ろすと、白き巨竜の口から白きブレスが、漆黒の巨人は漆黒の巨大な大剣を振り下ろすと、そこから出た漆黒のエネルギーが放たれた。二つの一撃が巨大化したザルクにもろに当たり、もの凄い土煙をあげる。そして、土煙が晴れると、そこにいたのは、巨大化したザルクだが、二人から受けた一撃で身体中ボロボロになっていた。そしたら、ザルクが次にしたことは精霊を取り込み一体化したのだ。その姿はまるで魔王そのものであった。
「恐い・・・恐い・・・」
「まるで魔王そのものだ・・・」
「だが・・・それくらいの力だったら・・・」
「僕たちだけで十分だ・・・」
ハクリュウとシュウは互いにそんなことを言うと、精霊と一体化したザルクは空中で跳躍して二人に近づき、拳で二人を殴りつける。ハクリュウとシュウは殴られた一撃で戦艦空挺に飛ばされたハクリュウとシュウ。飛ばされた音にカキュウとショウキュウたちがやってくると、少々ボロボロ状態になっていた姿を見て大丈夫かどうかを聞くと、ハクリュウとシュウはカキュウとショウキュウに大丈夫と言うと、二人は他の仲間たちにこの後のことを命じた。ハクリュウとシュウは目の前のザルクに挑むことに専念する。その間はメリアたちの指示で動くこと。そしたら、二人はカキュウとショウキュウに安心して待っていろと言うと、二人は跳躍してそれぞれの卍解した精霊を呼ぶ。そしたら、白き巨竜は地上から現れて、漆黒の巨人は上空から現れる。そして、ハクリュウとシュウに近づき、精霊と一体化したのだ。その姿は、ハクリュウは竜人形態に近い姿をしていて、シュウは魔人形態に近い姿をしていた。二人はその姿の状態で魔王そのものザルクに殴りつける。さらに、飛ばされた方向にシュウがいて、上空に殴り飛ばす。上空に飛ばされているザルクに向かってハクリュウとシュウは今あるだけの全闘気を右手に込める。そして、今できる史上最高の一撃を放とうとしていた。
「『龍光精錬弾』」
「『魔蓮闇連弾』」
ハクリュウが放つ白き竜の光線とシュウが放つ黒き悪魔の光線がザルクにぶつかり合う。ザルクは二つの光線によってボロボロになって気絶して落ちていった。それを見ていたハクリュウとシュウ、メリアたち、そして、『惨王のザルク』率いている者たち、メリアたちはハクリュウとシュウの勝利に歓喜をあげた。『惨王のザルク』率いている者たちはザルクの敗北を見て「ザルク様!!」と叫んでいた。そしたら、ハクリュウとシュウは『クロウ』に戻り、精霊を刀剣に戻してカキュウとショウキュウの前まで来るが二人に身体を預けて気絶してしまった。カキュウとショウキュウはハクリュウとシュウが気を失ったことに驚きをあげるが、メリアたちは闘気を遣いすぎて気絶してしまった。そしたら、他の戦艦空挺の方でも『第一級特異危険視』たちの仲間たちが『四聖皇』の幹部を倒したようだ。後は、ギンたちが終われば、今回の一件は終わる事を祈ってギンたちの戻ってくることを待った。
時は少々戻り、ギンの戦艦空挺でやり合っていたハクリュウとシュウに対して、他の戦艦空挺でも、『四聖皇』の幹部とやり合っていた『第一級特異危険視』の仲間たち。なお、『不死のマルフォイ』とやり合い倒したのはカインズであり、『大悪魔のファンルド』を倒したのはタークであり、『呪神のネプラー』を倒したのはナルカであった。しかも、その戦闘で『第一級特異危険視』たちの仲間たちのレベルがもう7500超えしていて、『第一級特異危険視』たちのレベルは8500超えをしていた。しかし、この事に彼らは気づいていなかった。
場所を変え、『ミラクル・レイア』で戦っている者たち。
ギンはユキ、ナルスリー、シューテルを連れてフーランゴの所に向かって走っていた。その後ろにカズ、ハルナ、ユン、シノ、ユージ、ユリス、そして仲間たちがついてきていた。その後、ギンたちに襲いかかってくるフーランゴの仲間たちにナルスリーたちにギンたちはここを任して先に進んだ。彼らの勝利を信じて先に進んでいた。
ナルスリー、シューテル、少数精鋭の仲間たちは襲いかかってくるフーランゴの仲間たちと戦っていた。ナルスリーの相手は身体中武器にすることが出来る女性だった。しかも、その女性は戦闘開始前から精霊を解放していた。その後も、果敢に攻めてくる女性に対して、ナルスリーは全ての攻撃をいなし的確にカウンターを決めていくが、手応えがないことだけは分かったのだ。そしたら、敵の女性がナルスリーの攻撃のことに疑問を感じた。
「貴方・・・まさか・・・・・・カウンター主体の剣士なのかしら?」
「ええ・・・そうだけどそれが何か?」
「全然・・・さすがに・・・貴方の実力を見られずに勝ってそうだから」
「そうなの・・・じゃあ・・・見せてあげる・・・・・・私の精霊の能力を・・・・・・静まれ・・・『清蓮』」
ナルスリーが精霊を解放した瞬間、ナルスリーが握っている精霊刀自体に空気が纏われていた。さらにはナルスリー自身にもその空気が纏われていた。その状態でナルスリーは敵の女性に対して
「さあ・・・戦いの続きをしましょう・・・」
同時刻、シューテルの相手はギンが闘技場で相手していた厳つい剣士だった。しかも、その厳つい剣士はシューテルと相手にする前から精霊を解放していたのだ。さらには先に先生を仕掛けてきた。しかし、シューテルはそれすら受け止め弾き返したのだ。厳つい剣士はシューテルの精霊剣を見て急に笑い出したのだ。
「お前・・・弱いな・・・俺様を倒せるほどの技量はないと見える・・・・・・だから・・・お前は俺様に勝てることはない」
そういったことを言っているが、シューテルはある事実を話した。
「『ジ・エンパイア』内で・・・いや・・・総帥であるギン・ライラックは・・・取り決めで『ナイト・オブ・ラウンズ』は全力を出していけない・・・それは・・・世界が壊れる可能性があるからだ・・・・・・だが・・・もうそんなことはどうでも良い・・・・・・だって『真世界』に入ったら・・・その制限から解放されるからだ・・・・・・ぶった斬れ・・・『天蓮』」
シューテルは精霊を解放すると、精霊剣が二メートル超えの精霊剣になったのだ。厳つい剣士はシューテルが握っている精霊剣の大きさに驚きをあげた。そしたら、シューテルは二メートル超えの精霊剣を片手で振り上げ、一気に振り下ろす。一気に振り下ろされた精霊剣を受け止める厳つい剣士。だが、その剣の重さや力に負けてしまい吹き飛ばされていく厳つい剣士。しかも、シューテルが一気に振り下ろされた精霊剣が地面に当たった瞬間。地面が割れていくのだ。厳つい剣士はそれを見て、嘘だろとつぶやき後退してしまう。そしたら、シューテルは二メートル超えの精霊剣で果敢に攻める。それを受け止めては躱す厳つい剣士。しばらくした後、シューテルと厳つい剣士の攻防は厳つい剣士がボロボロになりながらも立っていた。シューテルはその状態の厳つい剣士を見てとどめを刺すことを決めた。そしたら、精霊剣に闘気を込めると、
「北蓮流奥義・・・『竜王・一刀斬り』」
闘気を込めた精霊剣を一気に振り下ろす。その一撃で厳つい剣士は気絶して戦闘不能になって倒れた。
その頃、ナルスリーは全身武器女との戦いが続いていた。しかも、全身武器女が果敢に攻めるが、何故かナルスリー自体に当たらず、カウンターを繰り出す。そういったことが続き、その間に全身武器女は身体中ボロボロになっていて、それを見てナルスリーは精霊刀に闘気を込める。武器女はそれを見て、渾身の一撃でナルスリーをぶっ飛ばそうとした。しかし、それはナルスリーの策であった。そしたら、ナルスリーは武器女の一撃を受け流しながら、その一撃のエネルギーを吸収し
「水蓮流奥義・・・『流水・一刀斬り』」
吸収した分と自ら込めた分とあわせたカウンターを放った。そのカウンターの一撃を受けた武器女は倒れて戦闘不能になった。それを見届けたナルスリー。その後ろからシューテルがやって来た。
「よぉ・・・そっちも終わったよだな・・・」
「えぇ・・・どうやら・・・他の皆も終わったようだよ・・・」
「後は・・・」
「えぇ・・・ジノたちの所とギン様、ユキ様たちの所ね・・・」
そのような会話をしていると、町の方から爆発音が聞こえた。ナルスリー、シューテルは爆発音の方を向くと、そこには、大きな土煙を上げ、さらには上空の方から小惑星規模の隕石が流星群として降ってきたのだ。それを見ていたナルスリー、シューテルは
「おいおい・・・マジかよ・・・」
「あんなことが出来るの!?」
「あれだけの隕石の大軍が町に落ちたら、町が崩壊するぞ・・・」
「しかも・・・あそこの石像・・・・・・動き出した・・・向かっている方向・・・避難している人々がいるところに向かっているは・・・あれじゃ・・・」
「ああ・・・間違いない・・・石像の一撃を食らえば・・・あそこにいる人々全員死んじまうぞ」
二人はそんなことを言っていると、背後から
「慌てないで・・・それに関しては・・・私に任して・・・」
二人は後ろから声が聞こえたので、振り返ると、そこにいたのはリーナであった。
「リーナ!!・・・どうしてここに!?」
「ジノが大将のことは俺に任せて・・・お前は石像の方をなんとかしろ・・・と言われてね・・・ここは任せて二人は・・・残党の方を頼める・・・」
「えぇ・・・任せて・・・」
「あぁ・・・それと・・・『クロウ』の方には『魔王の軍勢』の幹部の『惨王のザルク』率いる部隊がやって来て、ハクリュウとシュウの二人が返り討ちにしたってメリアの報告があったは・・・後は・・・こっちの私たちが頑張らないと・・・ギン様に示しがつかないは・・・!!」
「そうか・・・さすが・・・ハクリュウとシュウだぜ・・・ギン様の右腕、左腕と言われるだけのことはある・・・」
「じゃあ・・・後は頼むよ・・・!!」
と言ってリーナは石像の方に向かって走っていた。ナルスリー、シューテルはその間にフーランゴの残党たちを倒すことに専念した。
石像の方へ走っていたリーナは精霊剣を抜き、『武装』の『覇気』を纏わせる。しかし、一番の厄介なことは石像とリーナがいる位置は遠かった。どうすれば良いか考えていると、そしたら、あることを思い出した。半年間の修業の末に編み出したあれが使える気がした。そしたら、リーナはすぐにその場で思いっきり跳躍し、
さらには空中で何かを蹴って方向転換をしたのだ。そしたら、リーナは『武装』を纏った精霊剣に闘気を込めながら石像に近づくと、
「剣蓮流奥義・・・陰・・・『一蓮世界』」
リーナが一閃したら、石像は上半身と下半身の二つに離れてしまった。リーナは二つに分かれた石像の間を通っていく。だが、石像の上半身はまた動き出した。まるで生きているのかように息を吹き返したのだ。それに気づいたリーナは即断即決に上半身を縦に真っ二つに斬ったのだ。リーナはその間に分かったことがあった。
「(なるほど・・・あの石像は・・・動かなくなった石に入って動かしているのね・・・もう一つ分かったことは・・・目の前の石像で・・・動かなくなった石・・・動く石・・・・・・二つに分かれても・・・本体は必ず・・・一個体にいる・・・・・・そして・・・別れることはない)」
そしたら、上半身の右側の腕が動き出した。リーナはそうはさせないと一閃を放つと、今度は腕と身体が斬れて真っ二つに分かれた。次は右腕の方が動き出したことに気づいたリーナは
「(空中なら逃げる場所はない・・・出てきな・・・石を操る者よ)」
そしたら、リーナは右腕を五等分に斬ってあぶり出そうとした。そしたら、真ん中の石から大柄な男が現れた。
「追い詰めて・・・勝ったつもりか・・・石さえ斬れば・・・俺に勝てると思ったのか・・・『覇気』を纏わせれば斬られやしない・・・」
そしたら、大柄な男は全身に『武装』の『覇気』を纏った。リーナはそれを見て
「『覇気』か!?」
「叩き潰せばお前の負けだろう」
「貴方の『覇気』が私の『覇気』と上回っていればの話だけど・・・」
「当然、上回っている・・・お前など・・・俺の敵ではない・・・」
「そういう人は・・・なんて言うか知っている・・・それは・・・『井の中の蛙』と言うのよ・・・」
リーナは昔のことを思い出していた。ジノに負けた時のことを、そして、決心した。もう負けない。強くなるという覚悟を込めた目をして。
「こんな所でつまずいているわけにはいけないのよ・・・」
「ほざくな」
リーナと大柄な男は同時に飛び出し、大柄な男は両手を重ねて振り下ろそうとしている。リーナは『覇気』を纏った精霊剣を構える。
「剣蓮流奥義・・・陽・・・『収斂世界』」
リーナが放った一閃によって大柄な男は縦に深い傷を与え戦闘不能になった。だが、大柄な男が使っていた石が降ってくる。しかも、その落下位置が避難している人々であった。リーナはまずいと思ったが、そしたら、そこに一人の剣士がやって来て、岩石の落下物に向かって跳躍したのだ。そして、精霊刀を抜き
「剣蓮流奥義・・・無・・・『無蓮世界』」
その剣士が放った一閃が岩石の落下物にぶつかり塵となって落ちてきたのだ。リーナは先ほどの技を見て嘘といった顔をしていた。なんと、そこにいたのはジノとカズ、ユン、ユージの仲間たちがいたのだ。リーナはすぐにジノの所へ行き、状況を聞いてみる。
あの後、リーナがギンたちの後へ向かった後、ジノたちは目の前の大将を相手にしたが、ジノたちは大将レライドが全力を出していないことに疑問を感じており、そして、尋ねてみた。
「おい・・・どういうつもりだ?・・・お前・・・あの時から全然本気出してないじゃないか?」
「いやはや・・・そこまで気づいてるのなら・・・分かっているはずだ・・・あっしはねぇ・・・賭けをしているんでござす。」
「賭け?」
「いったい・・・どんな賭けを?」
「ただぁ・・・転がすさいころを潰してしまっては・・・壺振る前からおっしゃかでござんす」
ジノはその一言で気づいたのだ。さらには他の者たちも分かったようだ。
「ま、まさか・・・あんたは・・・俺たちに・・・・・・この国の未来を託したのか?」
「えぇ・・・そうでやんす」
「まるで・・・危険な博打だ」
「ハァハァ・・・そうでやんすねぇ」
と、大将レライドはそう言ってこの場を去って行った。
そのことをリーナに話すと、リーナはふぅーんといった顔をしていて「残念だったね・・・ジノ」と言った。それに関してはジノも分かっている。せっかく、大将とやり合っていたのに引き分けでは腹の虫が治まらなかったからだ。そしたら、ジノとリーナはこの場を残って人々の守ることに専念した。人々が避難している場所にいるジノとリーナ、王の台地で残党たちと相手にしているナルスリー、シューテルの全員、王宮にいるギンとユキのことの勝利を祈っていた。
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