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賢者

久しぶりの投稿だけど相変わらず中途半端に終わるぜ!

ノコノコ追加していくぜ!!

双子の賢者と言っても我々はただ運がよかっただけ

久しぶりに友人である獣人の兵士長から手紙が数枚入った封が送られた

彼を助けて以来、恩人だからと種や買い物を手伝ってくれたが、いつしか友人になった

そんな友人の手紙の内容は現在雇われてる貴族のボンボンの剣の指導や昔の仲間や部下たちのはなしだった

そんな中、日付が2~3日前の手紙に不思議なことが書いてあった

その内容はほぼ勘にすぎないが、【大賢者】と呼ばれた私ら双子の師匠の様な感じだった

読み続け、確かに違うと言えるのにどこか懐かしさを覚えていた


師匠は大抵は大雑把なしゃべり方をするのに、ちゃんと場をわきまえ、それでいて縛られない存在で、大罪人でも反省中の者たちには手を差しのべ、スラムの者には勉学を教え、居場所を作り、余り関わらなかったが孤児院さえたててしまったお人だ

好きなことをしていて何が悪い!と笑顔で言われ、私らはそれを真似て育った


私らは元奴隷で、違法奴隷の身だった、だが奴隷の首輪は最新の特別製で、奴隷商人でもやっと外せるそれをお師匠はいとも簡単に素手で壊した(・・・)

本来無理に壊すと壊した本人や奴隷自身も死に至るそれを何とも無いようだった

実際、私ら双子の身も何ともなかった

他の違法奴隷達の首輪を外し、魔法で別の場所に移動させた

すぐに目の前の景色が変わって驚きと怖さとドキドキとした興奮は今でも忘れない

移動した場所は廃村と思われる場所だった

村と思われるのだがもっともっと幼い頃に見た街の様な感じだった

既に何人か居て急がしそうに家を建て直していた

そしてお師匠は

「悪いが直ぐには帰せない

彼らの手伝いをしたら帰る場所に戻そう」

と言った

嘘だろうと周りはザワザワしていたが金を払えないだろと言われ渋々従った

だがその時は仕方ないと思っていたが

生活はとても楽しかった

寝る場所は男女で別れていたがちゃんとしたベットでとてもふかふかとしていた

ご飯はとても美味しく、力仕事は大変だがやりがいはあった

そんな中、私たち双子は弟子入りしたいと懇願した

意外にもあっさりと良いと言われた

だが、それよりも周りの手伝いが優先だったが時々、お師匠との食料集めの時に魔法や剣術を教えてもらった


残りたいものは残り、帰りたいものは帰らせた

廃村だと思ったところは段々とヒトが住めるようになっていった師匠についていき、自分達の生きてる場所を思い知った、山奥だと思っていたところは実は孤島だったのだ

話を聞くと、海賊の住みかだったらしい

廃村な理由は海賊と山賊や魔物によって帰る場所を奪われた者達と共に作ったとのこと

優しい海賊かと聞いてみたら難しい顔になったが

とりあえず今我々には必要なモノと言って笑った


成人する頃には人々は種族問わず増えていた

成人した頃にはもうお師匠の姿はほとんど見なくなった

見るとするなら、スラムの者や孤児や奴隷を拾ってこっちに来るくらいだ


私たち双子は実力を試すために島を出た

駆け足でいった覚えはないが、出ていってから帰ってきたのが5年後

次に帰ってきたのが10年後と、大陸を廻っていった


有名な話でもあるモノでは

久方ぶりにあった師匠様と王都を守ったことだったか

最も師匠だけがドラゴンの退治をしていたが

師匠と同じとしになってもワイバーンの群で精一杯なのにいやはや流石は『英雄様(・・・)』だ


師匠の死んだ話を聞いても我々は大陸を歩いた

師匠だったら帰ってこようが来なかろうが笑っているだろうと思ったからだ


大陸と言っても、国内や近隣の仲良くしている国々だ

大陸を周り山の弟子達を作った

剣術や魔法、様々な弟子達を作っては排出していき、ほとんど騎士団長や魔法導師、高ランクの冒険者や探求者になり、罪を犯した弟子と言うのはいなかった


貴族で言う婚期が遅れた年頃、故郷の島で式をあげ私たち双子は夫婦になった


血の繋がったきょうだいや養子きょうだいでの婚約は我々が生まれる100年前くらいまでは当たり前だったらしい

今では数えるほどしかないし、大体は従兄弟とかなどを使うだろう


夫婦となってからは弟子の成長を見守り、子を身籠ったら島で暮らすなどゆっくりとした生活をしていた


時々大陸に足を運んでは今までの大金で島に役立つものを買ったりギルドに行ったり、時々人々を助けたりと楽しい日々を送っていた


そんな中でのこの手紙は運命と言えよう

師匠も片刃の折れそうな剣を『刀』と呼ばれる武器を扱っていた

その手紙の少年は『木刀』と呼ばれる、我々もよく使った武器を扱っていた

是非とも、是非とも会ってみたい

友人は優秀だ、私たちの事をすぐに紹介したらしい

だが会ってみないと分からないと言われたと書かれていてそりゃそうだと思った

それでもいい、一度会って、どんな者なのか見極めたい

……それよりも、師匠に似た子供と会ってみたいと思っていた方が強かったのは夫婦の秘密である

ギルドランク

この世界では宝石に例えられる

恐らく転生転移者が作ったモノだろう

AやBはステータスと同じだから大丈夫だと思ったらしいが受け入れ無かったのだろう、でなければ宝石ではなかったはず

ダイヤモンド…冒険者として純粋に強く、実力も実績も気品も兼ね備えている


パール…冒険者として純粋に強く、実力も実績も兼ね備えている


エメラルド…冒険者として強い


サファイア…冒険者としてそこそこ


ルビー…冒険者としてまだまだ


黒曜石…冒険者として素人

パールはこの世界ではまだまだ簡単に採れないため高価

ダイヤモンドもダンジョンの奥底やちゃんとした発掘所で無ければ採れない、他の宝石も同様

黒曜石は簡単にとれる加工しやすい等々の利点の意味を取り、格下


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