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生まれることのなかった商品

「こんにちは」


「……ああ……いらっしゃい……」


「……ずいぶんと暗い顔をしてるわね……何かあったの?」


「うむ……実は最近、また新しいアイテムを作ってな。素晴らしいネーミングも思いついたんだ」


「良かったじゃない。それならどうして落ち込んでるのよ?」


「その思いついた商品名が、余所よそのお店ですでに販売されている別の商品と同じ名前でな……涙を呑んでそのネーミングを諦めたんだ……」


「……なんて名前だったのか、すごく気になるわ……」

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