むだばなし
※メタ発言多数
※本編重視な方は読まないことを推奨します
※メタ発言あってもいいという方はお楽しみください
※特に意味の無い話です
「創作意欲というのは、創作に触れている瞬間が特に溢れてくるものだと私は思うんだ。例えば性癖にぶっ刺さるレベルの小説、もしくは心や性癖に響いた歌、もしくは性癖な設定」
「とりあえず性癖が大事なのは分かった」
「ちゃんと聞いてくれてる燐くん神か。それでですね、性癖が過ぎる小説読むとそういう系の小説を自分でも書きたくなってしまうんですね、これ個人的な意見だけどね」
「そう」
「うんそう。それで主人公がめちゃくちゃ愉快な性格してると、私もそういうキャラを書きたくなるんだ」
じと、っという目で私を見つめる燐くん。
分かってる。分かっているんだよ、私だって。君が何を言いたいのか、しっかりと理解していますとも。ええ。だって私達兄妹だもんね!
私は中二病なポーズを取り、寂しそうに見えるよう笑った。ふざけていないと息を吸えない(※嘘です)この身が恨めしい。
「本編更新できなくて……申し訳ない……」
「閑話……いや、閑話とも呼べない駄文を書くなら本編書けって話だよな。この作品を好きだという感想くださった方に悪いと思わないのか?」
「燐くんの冷たい目線、表情、声。すべてが一級品。ロリショタは小学生までだと思う私はこの美少年の冷徹さに『ショタとかどうでもいい。美少年は正義だ』と、この美少年を生んでくれた神と今世の両親に感謝を捧げるのでした……。それにしても意味が『無駄話』な閑話とも呼べないって、つらい」
明らかに嫌そうな顔をする燐くんに謝る仕草をしながら、私はへらりと笑った。
でも、申し訳ないと思う気持ちは本当なんですよ? 真に申し訳なく思うべき人間も、続きを書けない自分の語彙力の無さとか発想力の無さ、文章力、意思の無さを悔やんでいるし。わぉ、無い無い尽くしだね! でも小説好きな心だけは人一倍にありすぎるくらいだから勘弁してほしいな!
「で? もうだいぶ力尽きてるみたいだけど、ここから何をしていくんだ?」
「まあまあ、ぐだぐだやっていきましょうや旦那ぁ。生存報告代わりだと思って」
生存報告なら本編更新して知らせろ、とでも言いたげな燐くんの表情の引きつりよう。それは私も思ってるよ。
さて、と私は誰にともなく咳払いをした。よく偉い人が演説前に自分に注目してもらうためにするような咳払いだ。実際にするのかどうかは知りません。
「とりあえず、これからの予定とか……? 勿論、この小説の、ですけど」
「需要あるのかよ、それ」
「私の思ったことが地の文になってる、表現力に乏しいこの小説を読んでくださってる方々なら許容してくださるのでは? 何故かこの小説だと他の小説書くときよりも表現するの難しいんですと作者は供述しており」
おっと、マイナスな発言は良くなかったね。表現力が乏しい? うん、まあ、趣味だから仕方ないね! この小説ってほぼ息抜きだもんね! 読んでくださってる方々は是非とも軽い気持ちで読み進めてください!
「それもそうだな」
燐くんは溜め息をつきながら肯定した。卑下してる台詞を肯定した。
おいおいやめとけ、作者が愛想笑い浮かべながらガラスのハートを飛び散らせちゃうよ。え? 私が言った台詞を肯定しただけだから、私が悪い? それはごもっとも。
「さてと。じゃあこれからの予定ね。
まずは今の本編で書いている、燐くんと両親の関係について。このシリアスを書くのがつらくてこのようなメタ話を書くに至っています。しょうがないね。しょうがないから見捨てようか」
「お前冷たいな?」
そんなことないですよ? 私という主人公が活躍する場面を書いてもらえないからって怒ってるなんて、まったくもって違いますからね?
んふふふ、普段冷たい目線を送ってきまくる燐くんったら、やっぱり本性は優しさでいっぱいなんだから。そんな君が大好きだよ、おにーちゃん?
「えー、そして、燐くん&両親編が終わったら、順調に行けば私の幼稚園入学イベントが待っていますね。そこで二次元にありきたりの、年齢にしては賢い幼稚園児が出てきます。私の友達になる子達です。早く友達欲しい。寂しい」
「あーはいはい」
燐くんに冷たくあしらわれて悲しい。嘘です。本当は全然悲しくありません。
「燐くんの友達ともお知り合いになっていくつもりです。お知り合いっていうとあれですね、おしりか○り虫が脳内で踊り始めーーえっ!? 燐くん友達いるの!?」
まさかこんなクールビューティーボーイとお近づきになれる同級生なんているんですか! と燐くんを勢いよく振り返れば、「いる」と簡潔に肯定された。
そっか。いるよね、友達の百人や二百人程度。むしろこんな美少年を放っておくなんておかしい。しかも性格良し、家柄良しの三拍子。ま、私だったら遠くから眺めるだけで満足しちゃうけど。
あぁ、話が脱線してしまった。戻し戻し。
「そうしてなんだかんだで日常コメディっぽい人生を送って、最終的には恋愛する。信じられますか? この小説、実は恋愛ジャンルなんですよ奥さん」
最後の一文を囁き声でニヤリと笑いながら言ったら、一応私と会話している立場にある燐くんは再び溜め息をついたのでした。
うーん、恋愛じゃなくてヒューマンドラマに変えればいいと思うんだよね。でも無精と、これでも恋愛方面にすることを考えているから変えていないっていう。いっそのこと、『その他』にすれば解決してしまう気がする。
「最終的には、って……もう話終わりか? 尺大丈夫か?」
「そもそもこの一話を投稿するのが大丈夫なの? って心配してるよ。それでも書き始めたからには書ききりたいし、眠らせておくのも寂しいものなのですよ」
「我慢しろよ。心配するくらいなら本編書けよ」
「正論が痛い」
知っていますか? 正論が正義だとは限らない、って。どこかで読んだよこんな感じの台詞。世の中には飲み込まなくちゃいけないこともあるんだよ。
「そんなわけで今後の指針とか、書きたいと思っていることを箇条書きしていきます」
話飛びすぎだろ、と言いたげな燐くんの目が痛い。『そんなわけ』『なんだかんだ』という言葉は魔法の言葉なんだ。いいね?
「まず、
・燐くんとしかやり取りがないの寂しいから登場人物(友達)を増やす
・シリアスにならないように気をつけるためにも今の本編のシリアスから脱却する
というのと、
・もっと軽口のやり取りしたい
・下ネタ言いたい
・もっとハイテンションな話にしたい
といったところかな?」
こんなところでしょう、今のところ。
私(主人公)の願望と作者の願望が混じってるきらいがあるのは気にしなくていいことなのです……世の中には飲み込まなくちゃ、以下略。
コトの発端は、主人公がやたら愉快な小説読んだから作者も『そういうの書きたい』と思ったことなんだよね。主人公を愉快にさせても許されそうなのがこの小説ーーつまり私しかいなかったということ。
いや、他にもいるけど、咄嗟に思い付いたのが『私』だったのだ。何この便利なやつ要員。嘆いてもいいですか?
……書くネタも尽き、気分も落ち着き、そろそろ役目が終わろうとしているのが分かる。
「終わろうと……している……。私は、ここで終わるんだね、燐くん……」
「本編は続くぞ」
「ふざけても幼女だから視覚的に許されますよね、こういうの。メタ発言するなら、小説だから視覚も何もないので問題ありませんがね、っと」
まー、あれですよ、あれ。
絶対本編も書くから、楽しみにしてくださってる方がいらっしゃったら、見捨てないで待っていてくださいませ! と、いうことです。
by 巳稀
※以下作者
本編の更新が滞っている中、勢いだけでこのような一話を投稿して申し訳ありません。登場人物にメタ発言ばかりさせて申し訳ありません。
私としては、この小説は常にテンションが高い主人公のおかげでどんな話を書いても大丈夫じゃないかな、という軽い認識で書いております。なので、こういうのは活動報告か、それ専用の小話集でも新しく作ってそちらに載せろ、と思う方もいらっしゃるかもしれません。本当にその通りです。
ですが趣味なので。今後もこういうふうにふざけることがあると思いますが、趣味なので。自分が楽しんでることを、他の方も楽しめることがあればいいと思っているだけなので、そこのところ、ご了承いただければ歓喜で咽び泣きます(保険)。
いつか……他の小説の登場人物にもメタ発言させてみたいな……(懲りてない)。
それと、正気に戻ったらこの話は消すかもしれません、恥ずかしくて。その場合もご了承いただければ歓喜で()