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神樹の魔地が主  作者: 冬森レイ
プロローグ
2/25

朗児とトリティア

精霊王トリティアの登場。


  ああ、よく寝たなぁ~という感覚で目を覚ます。


  敷いていた葉っぱが、僕が起き上がる時の衝撃でパリパリと音を鳴らす。


「そう言えば、葉っぱの上で寝たんだったな」


 今更ながらに思い出していた。

 

  さて、これからどうしようか?お腹も空いたし、またあの果実でも食べ

 ようかな。これからの事は、その後に考えよう。


  僕が、そんなことを考えながら起き上がろうとした時


  誰かが僕の真上から手を差し出し、その手に持った例の果実を差し出し

 てきて


「どうぞ、捥ぎたてですよ」


  と言ってきた。僕は、咄嗟にお礼を言いその果実を受け取って食べた。


「いえいえ。大したことはしてませんよ主様」


  モムモムと果実を食べていく。やっぱり少し甘いかなコレ、それにこの

 光も少し食べる時には眩しいしな。


  ん?・・僕誰と話てた・・の?


「もう一個如何ですか?」


  また聞こえた。僕は渡された果実を受け取りながら ギギギ と音が鳴り

 そうな曲がり方で首を曲げ声がした方を見た。


  そこに居たのは、長い緑色の髪をもち目も緑色の美しい女性だった。

 着ているのは、白いローブの様な物でローブから出ている肌は白いのに

 不思議と少し光っていた。

  

  そして・・フヨフヨと床から20cm程浮いていた。


  謎生物?・・いや謎美人か!


(どちらにしろ謎だなこの人?・・)


  とりあえず会話は出来るみたいなので話してみよう


「えっと・・どちら様でしょうか?」


  そう聞くと、彼女の体から急に光が失われ地面に足が下りてきた。


(光が消えると地面に降りるんだ・・)


  やがて完全に光が失われ、彼女は口を開く。


「私はトリティアと申します。この上にある霊樹です

 以後よろしくお願いしますよ主様」


  と言って微笑んでくる。


  え!霊・・樹・・木!?この人、木なの・・

 なんて言うか僕の理解力を超える回答だな。


「僕は 木古枝 朗児 だよ。その本当に木なの?」


  そう聞くと、彼女は階段の方を指さした。

 僕はそちらを見る。すると・・


  階段の壁を覆っていた木のツタが何本か動いて此方に迫って来た。

 うん。この美人さんはこの上にある木で間違いない。


「もう一つ聞くけど、霊樹って何?」


  そう聞くと、トリティアは自分の事を詳しく説明してくれた。


  僕等が居るこの森は、霊樹の森と言って大陸で有数の魔力が高い森

 であるらしい。


  この森の外周は、竜山という竜が住む標高が滅茶苦茶高い山脈に囲

 まれており山脈の険しさと竜という危険生物が住んでいる事で、外の

 生物はこの森に入れないそうだ。


(つまり、丸い地図が有るとして外側が竜山でその内側がこの森ってこと

 だね・・凄い土地だな)


  そして、彼女は木の下級精霊として生まれこの森で生きてきたらしい。

 

  他にも森には精霊は居たらしいが、皆力尽きて消えて行ったそうだ。


  彼女もあと何年か後には、寿命が尽きて普通の木になるはずだった。


  そこに、僕が現れ彼女に魔力を譲渡したことで彼女は下級精霊から

 木の精霊王になったそうで、精霊王になったことで人化できるように

 なったそうです。 


「僕ってそんなに魔力高いの?」


  そうだよ。僕は唯の魔力が無い一般人のはず!


  だが・・僕の予想は打ち砕かれた。


「はい。私の大体数百倍程ですね。・・神様か何かですか?」


  僕は・・神様に値する程の魔力らしい。


(ダメだ・・ますます分からん!)


  その後、彼女の説明を聞いて魔力の大体の数値を僕なりに考察してみた。


  mp=魔力


  一般の人 大体100mp~500mp前後


   魔法使い 大体1000mp以上


  トリティア 約5000万mp前後


      僕 約数十億mp(判定不能)


  ・・僕、規格外すぎた・・


  そしてこの森で暮らすには、最低でも1万はmpを保有していないと

 体に凄く負荷がかかって気絶したり運が悪ければ死ぬらしい。


  つまり、魔力が低いとこの森の空気の重さに耐えることが出来ないと

 いうことだ。・・怖ろしいなこの森。


  そして、この僕が居る土地には保有魔力が最低でも100万以上ない

 と即死んでしまうらしい。


  僕は死の土地の住人かよ!


  最後に、彼女は僕に魔力を与えて貰って進化したので事実上の僕の眷属

 らしい。


(精霊王な美人眷属・・凄いな色んな意味で)


「という訳でこれからよろしくお願いしますね。主様」

 

  そう言って彼女はお辞儀をしてくる。


「僕こそこれからよろしくね」


  こうして、いきなり精霊王を眷属にしての霊樹の森での生活がスタートした。


  


美人な眷属兼生きる最強住居さんの仲間入り

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