デートの時間だオラァ!!(前半戦)
本日2つめ
※あらすじ
働き過ぎのティニーさんをデートに連れ出しました。
以上
「わ、ワタルさん何処に行くんですか?」
「あはは。まだ名前呼びに慣れない? えっと、まずはティニーさんの体の疲れを癒すために温泉に行きますよ~」
「温泉!しばらく行ってないので嬉しいです!」
天界にももちろん温泉がある。しかも街はずれに本格的なのが。
遠出しなくていいのは助かるよね。
アイビーと色々話し合った結果、仕事で疲れているティニーさんの心と体を癒す方向にした。
なのでまずは温泉でリラックスしてもらうのさ。
アイビーがゲス顔で「そのまま旅館でムフフ♡とかアリよ?」って言ってた。
そんな行動が起こせるんだったらハーレムの数が今頃2桁になってるはずだ。
ヘタレを舐めないでもらいたいね!
あ、それと今回の計画にソラールさんは加わっていない。
なぜなら、最近のソラールさんは俺が他の女神とデートをする話を聞くと、目のハイライトが消えてブツブツと独り言を言うのだ。
あれはちょっと怖いよ?ホラーだよ。
なので今回は遠慮してもらった。主に俺の精神のために。
街はずれには何軒かの温泉旅館があり、ちょっとした温泉街になっている。
今回はその中で一番人気の宿を選んだ。てか、アイビーに選んでもらった。
周りの人のカンパの元、風呂付きの部屋を予約したよ。
これで部屋の風呂も大浴場も楽しめる!
あわよくば部屋風呂で混浴を・・・と下心満載なのは言うまでもない。
いざ混浴!ってなったとしても、ヘタレな俺が入れるかは別の話だ。
それと、さすがに泊まりじゃないよ。
日帰りプランみたいなのをアイビーが探してくれたのさ。マジで優秀だけど、それを仕事にも生かしてもらいたいもんだ。
「わ、ワタルさん・・・これって・・・」
「あぁ、のんびり出来るようにって個室を予約したんだよ。部屋風呂に入るもよし、大浴場に行くもよしってね」
「そ、そうですか。でも・・・部屋風呂は・・恥ずかしいですね」
「だね。とりあえず大浴場でいいよね」
「ですね!大浴場に行きましょう!」
カポーーーーン♨
大浴場は混浴じゃないんだよ!!
俺が温泉のリポートしても一部のマニアにしかウケないから省略したよ!!
風呂上りのティニーさんはとても色っぽかった。
ちょっと上気した顔も、後ろにまとめた髪も、そこから見えるうなじも・・・。
ポーっと見惚れるくらい綺麗だったよ。
「あのぉ・・・ワタルさん?」
「あ、いや、うん。ティニーさんがあまりに綺麗で色っぽかったから・・・」
「えっ・・えと、ありがとう・・ございます」
上気した顔をさらに赤くして俯くティニーさんがヤバい。可愛い。
押し倒してしまいたいのをグッと堪え、フロントに連絡を入れる。
身も心もリラックスしてもらうためのプラン其の弐、マッサージの出番だ。
すぐにやってきたおばちゃんは、加護持ちの元・人間らしい。
どんな加護を貰ったんだよ・・・一体。
ささっと布団を敷き、ティニーさんのマッサージが始まる。
さすがに凝視するのは躊躇われるので、俺は窓際の椅子に座って外を眺めていたよ。
もちろん、時々バレないようにチラ見するのは忘れていない。
うつ伏せになったティニーさんの背中には大きなタオルが敷かれているので体は見えない。ただし、横は見える。つまり横乳バンザイなのだ。
1分に一度、5秒だけチラ見。1分に一度、10秒だけチラ見。
1分に一度、15秒だけチラ見。・・・1分だけチラ見・・・。
チラ見の定義なんて知らないものでね!だから仕方ないよね!
「・・・ワタルさん?」
「は、はい!?な、何でしょう!?」
「ちょっと・・・見過ぎです」
「あっはっはっは お兄ちゃんガン見だったよ!」
「・・・・申し訳ない」
バレてた。おばちゃんにも大笑いされた。
たっぷりとマッサージを受けたティニーさんは嬉しそうにしてたよ。
疲れがだいぶ溜まってたみたいだから気持ちよかっただろうしね。
「ふぅ、とてもよかったです。体が軽くなった感じがしますし」
「そりゃよかった。喜んでもらえて何より」
「ん~・・・どうしよう・・・」
ティニーさんが何かを考えてる。とても真剣な顔して。
そして爆弾発言をしてくれた。
「ワタルさん・・・私、部屋風呂にも入りたいんですけど・・・」
「!? そ、そう。じゃあ俺は・・大浴場にでも行ってくるよ」
「いえ!あの・・・せっかくのデートですし・・一緒に入りま・・せんか?」
「・・・・・・・・・・マジで?」
サンキュー神様!サンキューばぁちゃん!サンキュー職場の人!
天地渡、これより混浴させていただきます!!
「・・・・予想を遥かに超えて緊張しますね」
「・・・ソーデスネ」
「・・・・あの、ワタルさん?大丈夫ですか?」
「・・・ダイジョウブ」
部屋風呂とはいえ、並んで入れるくらい広い。
俺とティニーさんの距離は拳一個分くらい。顔を動かさなくても色々見える。
ティニーさん、俺はタオルを巻いて一緒に入るのを予想してたよ・・・。
実際のティニーさんはタオルで前を隠す程度で湯船の前に来た。
顔は真っ赤。そんなに恥ずかしいならもっとしっかりタオル巻けばいいのに。
俺なんてしっかりと腰にタオル巻きつけたよ!
お互い真っ赤になりながら湯船に浸かった。ティニーさんはタオルで隠しているものの、巻き付けてないからユラユラ揺れてるんだよ・・・。
そしてチラチラ見える。俺は心の中で再び感謝を叫んだよ。
感激し過ぎて天地さんちの渡君が挨拶しそうになって焦る。
「ワタルさん?苦しそうですが本当に大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫大丈夫。・・・さすがに女神様と混浴するとは思わなかったので、心と体が色々と大変なことになってるけどね」
「・・・あっ・・・そ、そうですか・・・」
「えぇと、何かごめんなさい」
「いえっ、その・・そこまで深く考えずに誘ってしまったのは私ですし・・・あの、ごめんなさい。 あ、でも!ちょっと嬉しかった・・です」
もうさ、これってOKって事だよね?だよね?
ヘタレだけどさ、さすがにこのシチュエーションだと暴走出来るよ。
「ティニーさん! あの・・・俺・・・」
「!?!? あ・・・・わ、ワタルさん!!」
気がつくと布団に寝ていました。
横にはティニーさんが横になっていました。
どうしてだろう・・・何にも覚えてないや・・・あれ?
一緒に風呂に入ってて、色々たまんなくなって・・・ティニーさんのほうを向いたところまでは覚えている。そこからどうした?
「あ・・・ワタルさん起きましたか?気分は?」
「・・・えぇと、大丈夫です」
「私のほうを向いたと思ったら、そのままこっちに寄りかかってきたのでビックリしましたよ。襲われちゃう~って。ふふふ」
「あぁ、もしかしてのぼせて倒れた?」
「はい。なので急いでお風呂から上がって横になってもらいました」
・・・何やってんだよ俺!最大のチャンスだったのに何やってんだよ!
あれ?
あれれ?
風呂の中でティニーさんにもたれかかったって事は・・・。
ティニーさんに抱き着いた上に、恐らく抱き着いたまま風呂から出してもらったって事だよね?密着してたって事だよね!?
もちろん感触なんて残ってない。くそぅ・・・とても残念でならない。
そしてさらに気づいた事があるんだ。
「ティニーさん、俺がここに寝てたって事は・・・風呂から出して、体を拭いて服を着せてくれたって事だよね?」
「は、はい。その・・通りです」
「・・・デスヨネー」
もうお嫁に行けない!!
自分の誕生日に混浴のシーンをアップする悲しみ(・x・)
読んでくれてありがとう。




