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天界生活始まりました

本日2つめ

「新しい朝が来た!希望の朝だ!今日も元気にレッツ天界ライフッ!!」



皆さんおはようございます。天地渡です。

いよいよ今日から天界生活始まります。僕の胸はドキドキしています。

顔も洗ったし、朝ご飯たかりに女神様を探しに外出しようと思います。


昨日は新居でまったり過ごしてたら、いつの間にか寝てた。

晩御飯も食べてないのでお腹ペコペコなのよ。

死んだはずなのにお腹減るんだよね。あれ?今の俺ってどんな扱い?幽霊?

まぁその辺もフェアーさんに聞いてみるか。


(フェアーさ~ん、綺麗な綺麗なフェアーさ~ん。おはよーございます)

思考を読むフェアーさんに届くか分からないけど一応呼んでみる。

(フェアーさ~ん、お腹空いたよ~。ご飯食べさせて~)


・・・ん~、返事がない。

まだ寝てるのか思考が届かないところにいるのか・・・無視、じゃないよね?

さて、フェアーさんと会えないとなると朝ご飯にありつく可能性低いな。

こりゃ適当に歩いて出会った女神さんにお願いするしかないか。




あのロリ女神のせいで人がいる場所まで結構歩かないといけないんだよなぁ。

あ~・・・腹減った~。

お、第一村人ならぬ、女神発見。あ、2人いるな。

・・・何だろう、俺の中の何かがザワザワし始めてる。まるで心が拒否反応示してるような。


あ、分かった。

前から歩いてくる女神2人はソラールさんと駄女神アイビーだ。

ソラールさんの表情は普通だけど、アイビーは明らかに不機嫌だな~。

そりゃそうか、トイレに行くって言われたのを信じたら逃げられたんだもんな。

あの後怒られただろうし・・・・・・ざまぁ!


「ソラールさんに駄めが・・・ん。ごほん、アイビーさんじゃないですか。おはようございます」

「天地さんおはようございます。えと、何処かへお出掛けですか?」

「えぇ、お腹が空いたのでフェアーさんにご飯をたかりに・・・いえ、お願いしに行こうかと」

「そ、そうですか。でもフェアー様のお屋敷は遠いですよ?あ、朝ご飯なら私達が持ってきました。ティニー様に言われていたので」


おぉ!さすがティニーさん。細かいところの気配りが素晴らしい!

そしてさっきから一言も喋らないアイビーよ、怒ってますアピールしても無駄だよ。


「えぇと、わざわざ出勤?前に届けてくれたんですか?」

「いえ・・・私達は今回の事故で配置換えになりまして・・・天地さんをサポートする任務に」

「・・・・・はぁぁ~~~~」


うん。確か昨日、2人を配置換えするとかそんな話してたっけね。

で、俺のサポートってワケか。まぁサポートと言いつつ、監視が目的だろうねぇ。

アイビーの盛大な溜め息は無視しておこう。


「今日は初日なので2人ですが、明日からはアイビーと交代でサポートしますのでよろしくお願いしますね。ほら、アイビーもちゃんと挨拶しなって」

「えぇ~・・・面倒。それに、私まだ納得してないし~」

「アナタが納得してなくても、フェアー様とティニー様が話し合われてお決めになった事なの。ティニー様も責任者として何らかの処分あるのよ?働き次第では私達もまた復帰出来るかもしれないんだし、頑張らないとダメよ」

「・・・・・はぁぁ~~~~」

「うん、とりあえずご飯食べさせてもらえると嬉しいな」

「あっごめんなさい!すぐ用意するので天地さんの家に行きましょう」







ご飯は普通に食べられるものだった。

聞いてみれば意外な事にアイビーが作ったらしい。マジでビックリだわ。

ちなみに、ソラールさんは料理が苦手。こんなに家庭的な雰囲気あるのになぁ。


「ご馳走様でした。美味しかったです」

「アイビーのご飯美味しいですよね~。この子、食べ物に関しては仕事じゃ絶対見せないような努力をするんですよ」

「ふ・・・食材を美味しく調理するのは当然だわ。ソラールももっと努力すれば~?」

「なっ!?」


アイビーに一本取られたねソラールさん。

でもやっぱりアイビーはアイビーだった。つまり駄女神だった。

食べたらすぐにベッドに寝転がり、アイス食べたいだのお菓子食べたいだの言っている。

牛になるよ?いや、牛になってしまえ!


6畳くらいの部屋に見た目だけでも美女2人がいる。たとえアイビーが残念な子でも黙ってれば美女なのだ。生きてる時だったら考えられないよね。

そんな事を思いながらソラールさんから天界での生活の注意点を教えてもらう。


まず、想像してた天界とはだいぶ違った。

雲があって神殿があって・・・みたいな世界じゃないんだ。

下界、つまり俺が生活してた世界とかなり似ている。そりゃ下界みたいに車が走っているわけじゃないし、建物が乱雑に建っているわけでもない。

でも普通に一軒家があってマンションみたいな建物があって商店があって・・・

アスファルトじゃないけど綺麗に舗装された道、広い公園、泉や森がある。


天界にもちゃんと通貨がある。しかも単位は「円」ときた。

種類は下界より少なめの10円・100円・1000円・1万円だ。分かりやすくていいよね。

女神には階級のようなモノもある。


上級女神・中級女神・下級女神とシンプル。まぁ同じ階級の中でも上下関係はあるみたいけど。

フェアーさんとティニーさんは上級、ロリ女神は中級、ソラールさんとアイビーは初級らしい。

みんな何かしらの仕事に就いていて給料が出る。

街の商店などは俺のように普通の人間がやっているらしい。

てか、結構な数の人間がいるって事だよね?俺が例外ってワケじゃないんだね。



色々と細かい注意点などは覚えきれないので、その都度教えてもらうことにした。

今日は街を散策したり生活に必要なモノを買ったりする。

お金?そこは謝罪の意味も込めて多少融通してもらいましとも。


さて、まずは街に出るとしましょうかね!

やっと10話です。

ブックマークしてくれた方、ありがとうございます。

これからもまったり更新していく予定です。

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