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13 少年少女と子供の家族

家族が危険なことになっていると総じて親はこのことを心配するものだ、とヴァネッサは目の前の光景を見て思っていた。そこには、子供が何度も「大丈夫だから」と言っても心配する母親の姿があった。

(私の家族も同じだったのだろう)

 ふと、自ら危険な場所に向かっていたヴァネッサを見ていた家族からはどう見えていたのだろうか、と思った。だが、目の前のことが進展するまで考えたが、ヴァネッサにはわからなかった。自分がどのように見えているのかを。

「まあ、ケガがなくて良かったですね。それより契約の話をしたいのですが.…」

オスカーが話を変えてきた。母親は真っ直ぐオスカーの方を向き、

「はい、わかりました。こちらからは何も変わりないのですが、そちらはどうですか?」

「こちらも、今までと同じような関係を築いていきたいと思っております。では、契約は更新で宜しいですね?」

「はい。今後ともよろしくお願いします。」

オスカーの仕事の話はすぐに終わった。そしてヴァネッサの番が回ってきた。

「そっちの話はいい?そしたら私はその子に話があるんだけど?」

「この子に、ですか?」

母親がヴァネッサに尋ねる。

「そう、その子。えーっと確か…何だっけ名前?」

「トーマスです。トムでいいです」

トム本人が言った。

「じゃあ、トム君。君は私に石を投げたことを覚えている。1週間ほど前だけどさ」

ヴァネッサの言葉にトムの顔がどんどん青ざめていった。まさか目の前にいる人が石を投げつけた本人だと思っていなかったのだろう。

「トム!どういうこと?石を投げたってあんた何やっているの?」

そこでヴァネッサはあった事を正確に説明した。みるみるうちに母親の顔が赤く染まって行くのが誰もが見て取れた。

「ごめんなさい、ママ!」

「私じゃないでしょ謝るのは?」

「おねーさん、本当にごめんなさい!」

「息子が大変迷惑をおかけしました。怪我の方は大丈夫ですか?」

「怪我はないので安心して下さい。トム君、君はもっと自分の行動に責任を持った方がいいよ。巻き込んだ手前あまり言えないけど、さっきの事も怒りを表に出さなかったらもっと穏便に済ませられたはずだよ」

オスカーがヴァネッサのことを睨んでいるが、無視された。

「この間だって、私のが武器を携帯していたら間違いなく殺していたよ。本当に危ないことだったんだよ」

ヴァネッサはトムを脅すように言う。

「本当に申し訳ございません。息子にはきちんと言っておきますので…」

母親が申し訳なさそうに言った。

「それはそちらにお任せします。私からすればただの忠告なので」

 ヴァネッサからするとトムがどうなろうと気にもとめないが、巻き込んだことへの責任を感じて忠告しているだけだった。

「それと、父親を徴兵し殺した軍が嫌いなのだろうけど、だからといって兵士を憎むのはお門違いだよ。そこは勘違いしないでね」

 ヴァネッサは違うが戦場にいる兵士は徴兵されたものも多い。今生き残っていり兵士は徴兵された人の方が多いんじゃないかと思うほどに。なんせ、徴兵しないと供給が足らないほどの戦場で志願兵がどれほど生き残っているのか考えるまでもない、とヴァネッサは思っている。

 トムはまだ幼いが、気絶したふりをし続けたりと頭は悪くないのだろう。話を聞き青ざめていたトムは、最後にはっと何かに気づいた表情を浮かべたの見て本当に言いたいことが伝わったのだろうとヴァネッサは思った。兵士には仲間と家族がいた。彼らを馬鹿にして欲しくなかった。

「それを弟君にも言っておいてね」

トムの弟は別の所に居るらしい。この場にはいなかった。

「2人には私からきちんと話しておきます。本当に申し訳ございませんでした。…ところで本日はどのようなご用件で?」

「服を買いに。今は軍服しか持ってなくて。上下3、4着ほどあれば欲しいです」

「それなら、良い服があります。店の方で話をしましょう。あと、本日のお詫びに服の代金はいらないので」

母親が営業用のスマイルで話を進めた。ヴァネッサその言葉に甘えることにした。無職のヴァネッサにとって、安くすむならそれに越したことは無なった。


 投稿が大変遅れて申し訳ございません。正直なところストーリーの構成は出来ていますが私の執筆速度と時間の確保がうまくいってません。その上新年度が始まると何かと忙しくなることが予想されるので今以上に投稿が遅れるかもしれません。

 あと、これはあまり申し上げにくいのですが「一般サイコパス」様、「【マンガ系YouTuber】ゲス顔」様、「漫画・アニメ考察チャンネル」様などの動画を視聴して自分のストーリーの構成がいささか適当ではないのかと思い執筆が進まなかったのも大きいです。当初の予定から構成を一部変変更したため時間が空きました。

 まとめると、実力がないこと自覚してさぼってました。いちようこの作品は何があっても完結させるので気長に待てないという方はBookmarkなどに登録していただければいつか完結した物がよめると思います。無責任で申し訳ございません。


―――――――――――

2022/02/04 追加

 本シリーズは私の実力不足のため一度更新を打ち切らせてもらいます。投稿分はこのまま残しておきますが私の実力が上がった時に書き直したい気持ちがあります。続きが気になっていた方々には大変申し訳ございません。

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