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練習用  作者: 水薙かのん
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終焉に向かう始まりの路

※騎士団×設定適当×戦争×超SS



 全ての始まりが最初から終焉に向かっていたのなら、それは運命というのか。


「騎士長! 俺は納得できません!」

 青年は詰め寄る。

 全て決まっていたという。この戦争も、この会談も。すべてが筋書き通りだと。

 装飾の少ないその部屋は、騎士団のとある一室。

 騎士長室で、青年はぐっと拳を握る。

「団長の、ひいては皇帝陛下のご決断だ。我々はただ従うのみ」

 騎士長と呼ばれた男は、青年を射貫くような視線で見据えた。

 陽射しが眩しい。緩やかな風がレースのカーテンを揺らす。

 人がどうなろうと国がどうなろうと、世界を照らす光も木の葉を揺らす風も変わりはしない。

「……――失礼、しました」

 青年は顔もあげず、男の言葉も待たずに、騎士長室を出る。


 すべて決められたことだという。ならば、すべての始まりはどこだったのか。何だったのか。

 罪なき人々が多くの血を流し、命を落としたこの戦争はどこへ向かうのか。

 今はまだ、だれも知らない。



 了

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