おまけ 美年好 裕也(ミネコウ ユウヤ)という男
最近投稿スピードが遅くなってスミマセン
出来るだけ早く投稿したいとは、思っていますが、忙しくて、出来るだけ早く投稿できるよう頑張りますので、楽しみにしていて下さい。
これからもどうか、よろしくお願いします
いつも通りの時間に学校に着き、席に着いてため息を一つ。
「はぁー、今日もだるい」
まだ、他の人はあまり来ていない。
クラスのやつらは、少し苦手だ。別に全員が、苦手な訳ではなく、極一番のメンバーが苦手なだけだ。
『ブーブーブー!ブーブーブー!』
携帯が鳴る。確認すると山下 麻衣から連絡が来た。
『もう少しで、学校に着くよ!』
どうやらもう少しで着くらしい。
因みに山下 麻衣は、俺の一つ下で俺の彼女だ。
彼女との出会いは、...また、別の機会で話すとして、
彼女は、とてもモテる。うちの学校の3代美女の1人になるぐらいモテる。だが、他の女性と大きく違う所がある。
ん、そろそろむかいに行くか。
席を立ち彼女が来る靴箱に向かう。
「ねぇ、君!新入生の子でしょ?彼氏いるの?俺らと仲良くならない?何か奢るからさ〜」
どうやらもう手遅れだったようだ。
学校の男生徒2人が麻衣の可愛いさにつられてナンパをしていた。
こう言う事はいつもある。まぁ、このぐらいは、他の女性でもよくある事だと思う。
しかし、うちの彼女は.....
「............」
ギロン
彼女は、鋭い眼光を男生徒2人に向けた。変な噂が立つ前に俺が止めないとな
「おい、お前ら。俺の彼女に何手を出してるんだ?おい」
男生徒2人は、俺の声に振り返り、俺の顔を見た。
段々と男生徒2人の顔が青ざめる。
「おい、まじかよ、人殺し野郎じゃん!ひえー、殺される!逃げるぞ!」
「やべぇ、美人に釣られて殺される所だった。」
男生徒2人は、走って逃げて行った。
「はぁ、.....麻衣、大丈夫か?」
「うん!いつもありがとう!」
「いや、大丈夫だ。」
麻衣は、かなりの人見知りで、凄いコミュ症だ。だから、ナンパされても目付きが悪くなる。それで、一時は、変な噂も....だから、こうやって俺がナンパのやつをよく追い払ってる。
俺には変な噂も既に付いている。追い払うには、丁度いい噂が.....
「大丈夫だよ。私は、あの噂の真相も知ってるし、貴方が優しくて実はうっかりさんのとてもカッコよくて可愛い人って知ってるのだから」
「ありがとう麻衣。」
「裕也は、私の王子様で大切な人なんだから!本当にありがとうね。私のために....」
「いつも良いって言ってるだろ、何処かでゆっくり話そうぜ!」
「うん♡」
俺の噂の真相を知ってるのは、学校ではコイツぐらいだ。
「あっ!ねぇねぇ、今日の帰りにクレープ一緒に食べに行こうよ〜!あの新しくできたお店のクレープ!ね!ね!食べよう!」
「分かったから、そんなくっつくなー!」
創太達や彼女といる時だけはなんだか、学校も楽しく感じる。
噂をあくまで噂と思ってくれる人が居るから。
美年好 裕也は、この生活に満足していた。
〜1時間後〜
「裕也!戻ってくるのが遅いぞ。あと少しで朝の挨拶始まるぞ!」
クラスに戻ってくると創太が俺に話しかけて来た。
「うるせぇー!こっちも忙しいんだよ!お前みたいな暇人カップルと、一緒にするな」
「はぁー!」
創太をからかうのは、やっぱり楽しい。
「まったく、お前にだけは、カップルだとか言われたくないぜ。」
「はいはい」
廊下を恋花が通る。どうやら、少し多めの荷物を運んでいるようだ。
「あっ!恋花!大丈夫か?荷物俺も運ぶの手伝うから!ほら、上のやつ取るぞ」
「ありがとうございます。ですが、汚い手で私に触らないで下さい。荷物だけをお願いします!」
俺はクラスから、廊下に居る2人の話しを横から見る。
相変わらずだ。
「うっ、しっかり洗ってるから大丈夫だと思うけど、」
「それでもです!」
「はぁー、分かった。手は触らないから荷物だけ運ぶ。それでいいだろ!」
「ええ、.....ありがとう」
恋花の顔が少し赤く染まる。
.....やっぱり相変わらずだな。やれやれどうせ裏では正直だったりするんだろうに、
お互い忙しいもんだ。




