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GLAIVE (狂炎伝承)   作者: 団栗山 玄狐
Ver.03 宗教団体《幸福の導き》
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act16 侵入者たちのend

act16 侵入者たちのend(末路)


「な、なぜだ。なぜ壊れていない。そんんことありえない」


今まで自分の優位を疑わなかったカボンが慌てる。

自分の能力トラウマアッパーに絶対の自信を持っていただけに。


「確かに強力な能力だよ。だが、俺には効かない。」


改めてカボンを見据えるカルウ。


「貴様は私のの力を打ち消すのだな。そうに違いない。」


「残念だが、そんなものは、ない。

 あんたの力が足りないだけだよ。認められないかもしれないが」


「当たり前だ。認められるか。今度は、最大出力で戦闘不能に追い込む」

 にらみつけるカボンに


「やめたほうがいい。この手の能力は自分に跳ね返りやすい。

 やりすぎれば自爆するだけだ」


「うるさい、貴様などに言われる筋合いはない」

カボンはそう言い放つと能力トラウマアッパーの出力を最大で放つ。


だが、カボンは突然知らない世界に入り込む。

ここは、カルウの体験した世界。

そこで彼は、彼の過去の体験をなぞる。


そして、叫び声をあげ膝を落とし前のめりに倒れこむ。


「残念だね。あんたの能力じゃ俺の心えぐるには足りない。

 俺の体験を追体験して反省してな」


この状況に慌てる残りの8人の白装束たち。

その中で2人は困惑する。

だが、残りの6人は下卑た顔でカルウに向かい始める。


「あんたたちは毛色違うようだが・・・」


「当たり前だ。俺たちは傭兵だぜ。しかも好き勝手出来る役職を保証されてんだよ。

てめえごときさっさと始末して自由を桜花したいんでな」


「状況が理解できてないからたちが悪いね。」


「ふん、こいつらのようにふがいない連中と一緒にされると困る。」


「さよけ、あんたたちとは話すのも面倒だ」


そういうとカルウは一歩踏み出す。


そのあと、6人はほぼ抵抗できずに昏倒していった。

まるで映画のアクションシーン見ているような鮮やかな手際で。


その様子を見ていた残りの二人は戦意をなくしており、すぐに投降した。


かくして、今回の襲撃犯たちはすべて確保されたのだ。


彼らを拘束し、落ち着いたところでカルウは学生たちに言う。


「もうすぐ自警団と警察が来るからそれまでここに待機していてくれ。

それと藤岡ナズナ君と立山ミサキ君の二人は俺と一緒に公民館に来てほしい。」


「はい。」

立山ミサキは静かに返事をする。


「なんでミサキが呼ばれるの」

ナズナはカルウに尋ねる。


「まあ、襲われたのが老人ホームなんで彼女の母さんいるからね。

一応無事な姿を見せてあげたいからかな。」


一応筋が通っていた。

それ以上の反論はしなかった。


「まあ、しんどいかもしれないけどもう少し我慢してくれるかな。」

カルウは学生たちに言う。


学生たちはうなずく。


四人はその姿を確認すると

公民館に向けて歩き始める。

ここでの宗教団体は原理主義者や狂信者を嫌う私の考え方が反映されています。

健全な宗教の方には申し訳ないと思います。


私自身が偏見で書き出しているところもあるのですいません。


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