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第1話 社会と敵対「皇菊会」

俺は大日本帝国を再建して旧時代をぶっ壊す。

プロローグ

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。

奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。

猛き者も遂には滅びぬ、ひとえに風の前の塵に同じ。


父は厳しくも優しかった。父は数少ない公正公平な政治家だったと思う。父はいつも言っていた。


「俺はこの日本を変えてやる」って。父さんならできていたと思う。

──続いてのニュースです。先日起きた転落事故で死亡したと思われる元議員、冬馬義一さんは以前……


「父さん…何で先に…」

父さんは遺体すら見つかっていない。

母さんも父さんもいなくなってこれからどう生きればいいのかまったくわからない。


──ピンポーン


誰だよこんな時に

「今出ますよー」

──ガチャ

目の前には黒いスーツをきた男が数人立っていた。

「どうもこんにちはぁ」

真ん中の男が話し始めた。直前まで真顔だったのに急に張り付いたような笑顔になって、気持ち悪い

「えぇっと…どちら様ですか」

「突然失礼しましたぁ、貴方を迎えに来たものですぅ」

迎えに来た?何を言ってんだこいつは

「と、とりあえず上がってください」

「あ、ではお邪魔しますぅ」




…何しに来たんだこの人たちは

真ん中の男が口を開く

「単刀直入に申し上げます。貴方の父親は殺されましたぁ」

「は?」こいつは何を言ってんだ。悪質な業者か?

「落ち着て聞いてください、貴方の父親はとある議員の差し金により殺されましたぁ。事故というのは嘘なんですぅ。」

「おいちょっと待てよ!冗談じゃ済まねぇぞお前!」


「おい、黙って聞けやクソガキが」


男の雰囲気が変わった。もう顔に笑顔はない。


「別に貴方と喧嘩したいわけではない。私たちと一緒に来てください」

「いや急について来いって言われても」

「私たちは「皇菊会」現代社会を敵とする組織です」

「コウキクカイ?」


「私たちの最終目標は大日本帝国の復活です」


おいおい待てよ。こいつらガチでヤバい組織なんじゃ

「そ、それはどういう…」

「まぁ確かに多少強引だったかもしれません、気が変わったら後日ここへお電話ください」

名刺が渡される。おかしなことに「皇菊会」と電話番号しか書いてなかった。

「おっとそうだ、貴方にはこれを」

──スッ

封筒が渡される。

「こちらは貴方の父親を殺すように仕向けた議員の全ての情報が入っています。どう使うかは貴方次第です。ささやかなプレゼントと思ってください」

「……」

「要するに私たちはこの程度の情報収集は容易ということです、では」

俺は封筒を開けた。

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