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想い 12 雨 ~涙は雨に隠して

過去作の改訂版です。2025年7月28日



  雨 ~涙は雨に隠して


君の髪がサラサラと

僕の凍った心を溶かすように

なびいていた春。

二人は出逢った


肩を寄せ合い

未来を語りながら

頭上に拡がる銀河を

いつまでも眺めていた夏。


突然の嵐に

濡れながらも、夜の街

君とならどこまでも

歩いて行けると思ってた


君の濡れた髪が

妙に色っぽかった

あの想いでは

今も僕の心の中に。


心が寂しくなった秋。

喧嘩ばかりしていた

こんなに君との別れが

早く来るなんて

思ってもみなかった


別れようと言い出した冬。

君は小さく頷いた

愛しているなんて言葉は、必要なかった

抱き合うだけで

心繋がっていると想ってたあの頃


想いでもこの雨で

流してしまいたい


昔の君には戻れない

昔の僕にも戻れない


一本の傘を君に渡して

せめて、涙をこの雨で

隠すことしか出来ない…


お読み下さりありがとうございました。

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