vol.082 国宝の剣
「…早くダークオロチを見つけねば…他の誰よりも」
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(200年前にそんなことがあったんですか…)
蘭丸は魔王の話を聞いていた
(国宝を盗むのはともかく私の部下を傷つけやがって…)
(国宝?)
(国宝っていってもただのガラクタだよ。年季の入った)
(どんなのですか?)
(年季の入った刀だよ)
(年季の入った刀…そういえばそんなものをリンドウは持ってました)
(多分それだよ。その国宝は歴史だけはあるんだよね。数万年前に崇高な神に頂いたって歴史書に書いてあったし。とりあえず、リンドウの件はこっちでやっとくから)
(魔王様のお手を煩わせてしまい申し訳ありません)
(気にしないでいいよ)
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「メイちゃん、今戻ったよ」
「久しぶり、ツクヨミ」
数日後、長らく不在だったツクヨミとスサノオが魔王城跡に帰ってきた
「疲れました…主に姉の相手が」
「お疲れ様。何か飲み物用意させようか?」
「じゃあ、俺は紅茶で」
「私はコーヒーで」
「ボクはブルーベリージュース!」
いつの間にか、ウタが来ていた
「あれ?なんでここにウタちゃんがいるの?久秀と遊んでたはずじゃ」
「久秀お兄ちゃんが蘭丸お兄ちゃんに呼ばれてどっかに行っちゃったからお姉ちゃんのところにきた」
「分かった。ブルーベリージュース用意するからちょっと待っててね」
「わ~い」
「なぁ、さっきの男の子はメイの息子か?」
「親が見つからないから預かってる…って男の子?」
実はウタは男の子だが、どこからどう見ても女の子のためスサノオ以外は初めて見たとき女の子だと思っていたのだ
「さっきメイがウタって呼んでた子どもだよ。多分神族だな」
「神族っていうと…スサノオたちと同じ?」
「あぁ」
「でもスサノオ、神族の子どもが行方不明だって話聞いたことあったっけ?」
「ツクヨミお姉ちゃんが言うとおり問題はそこなんだよね。つい最近そんな話聞いたことが…」
「とりあえず、親捜すために神界行く?」
「…捨てられたって可能性はないの?もしそうだったら、親見つけてもまた同じことの繰り返しな気がする…それに可愛いから手放したくないんだけど」
「絶対後の方が本音でしょ」
「なんで母娘そろってショタコンなんだか」
「別に私はショタコンってわけではないんだけど。ただ性別関係なく可愛いのが好きなだけで」
「じゃあ、ショタコンでありロリコンか」
「言い方に悪意ない?ただ可愛い好きなだけだけど…あれ?」
魔王は少し前のスサノオの言葉に引っかかった
「親子?お父様もショタコンだったの?」
「そっちじゃない、母親の…うぐ…」
途中でスサノオはツクヨミに肘でお腹を割と強めにつつかれた
「スサノオ、言うなって言われてたでしょ」




