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第26話 暴走の予兆

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----------------

「へぇ。。。。。君達はここを通れば近道になるとわかってたんだ?」

「え。。。えと、ミナさんが教えてくれたんや!」


リュウの腕からウサギがジュウイチを酷く睨んでいた


「なるほど。。。。ボクのデータでは君は拷問中2年間の間に4回も脱走を試みたという記録がある、おそらくその時に近道にある別の扉を見かけたんだろうけど。。。2人で何ができる?しかも1匹はミナという名前からしてボクが心臓以外の臓器をぐちゃぐちゃにしている、そんな状況でボクに勝てるとでも?」


ジュウイチはリュウに一歩一歩近づいた

リュウは後退りをし周りに武器になるものがないか探していた


「死ぬのは怖いだろ?じゃあ、選ばせてやる。。。。ボクに殺されるか今すぐその腕の中の生きる価値ないゴミを渡すか」

「。。。。。。この人は生きる価値ゴミなんかじゃない!!」

「ゴミだよ、そいつ幼い頃からまともに義務教育すら受けてないから勉強はおろか基本的なことができてない。。。。。。誰かが生涯一緒にいないと生きていけないゴミを守る必要があるか?」


リュウはジュウイチと話しながら

上にあったスプリンクラーに目が行った

ジュウイチはアンドロイド

自身の雷とスプリンクラーの水を合わせたら

ジュウイチを倒せると思っていたが

そのためにはジュウイチの気を逸らさないといけなかった


「第一そのゴミはマザーを失えば自身が生まれた目的も失い自責の念に駆られてしまって自暴自棄になる、ほら10年20年買われていたペットがいきなり野に放たれると狩りの仕方を忘れるだろ?。。。。野生の世界で生きていくには人間社会で生きていくより容易いこと、しかし逆に野生で生きるより人間社会で生きる方が苦しみが多い。。。可哀想だろ?【ご主人様】が消えて【依存する相手】が誰もいなくなったらさ」


ジュウイチの言葉にミナは変幻し

詰め寄った


「ど。。。どういう。。。いみ?」

「あら、もう変幻できるまで回復したんだね。。。。そのまんまの意味だよ?君は内心焦っている、君の今のご主人様はマザーだ」

「違う!!!」


ジュウイチの問いにミナは酷く混乱して強く言い返した


「違わないよ、故に君がそう思ってる。。。。君がマザーのことを忘れられないのも君が早くマザーという存在を消したがってるのも全部君が依存してるから、だからその【真実】から逃げるために君は次の依存先を探してる、マサキ。。。。。カナト。。。。そしてあの女餓鬼」 

「ちが」

「君は1人で何にも考えられない。。。。。。誰かの命令でないと、お前は長年の拷問でそう調教されてきたからな?でも考えてみてくれ。。。。。ある日全員消えたら?マサキが君の目の前から消えカナトが君の目の前から消え。。。。。あの女餓鬼も消えたら?君は1人で生きていけるのか?計算もまともにできない君が?漢字もまともに読めない君が??義務教育はもう終わったんだ、君に残された道は。。。。。今すぐこんなことはやめて大人しく時が来るまで待つことだ」


ミナはジュウイチの言う全ての人間が消えたら

何もできないと言う言葉に崩れ落ち

静かに涙を流していた


「。。。。。お前はデータ上のミナさんしか知らないけど、わいらは日々のミナさんをしってる!!お前はさっきミナさんを命令がないと動かないって言ってたけどわいからみてそうじゃないって確信が持てる」


リュウは2年前のことを話し始めた

それは愛美がイストワールドに連れてこられた時

コユキは教師全員と生徒全員

に愛美を孤立させるために

誰も必要な時以外は話しかけるなと命じた

マザーに殺されたくなかったら

言う通りにしろと

その教師の中にはマサトやマサキも

含まれていた

翌日から生徒誰1人として愛美に話しかけなかった

それをみたコユキは微笑み計画は順調だと思い込んだ

しかし、たった1人その命令を破った人がいた


「それがミナさん、確かにミナさんはマザーに命令された時間が長かったせいで命令されるのが体に染み込んでるのかもしれない。。。。けど!!例え命令されても自分の優しさで孤立した少女に話しかける。。。そんな自分の意思をもってるんや!!!お前みたいなデータ上でしか判断できない奴がミナさんのことを判断するな!!!!」


リュウの言葉にミナは何かが弾けたように涙を流し

立ち上がり周を見て

上を見た

そこには緊急用のスプリンクラーがあった


「。。。。。ランス・ソプラ・ディストリュクシオン!!!」

ブッシャァァァァァァ

「上のスプリンクラーを自分の槍で破壊して何がしたい?そんなことでボクが壊れるとでも?それなら見当違いだったね、ボクは生憎防水機能が備わってるからね。。。。水に濡れた程度じゃボクはショートしな」

「なら、これならどう!?」


ミナはスプリンクラーの水飛沫に紛れて

ジュウイチの背後に周り

「ソワメーム・ローム・ピエーデ・ハヴィメント・プレッツィオーネ!」

と唱えると

ミナの足が石のように固定され

完全に固まったのを見計らいジュウイチの首を右手で締め

左手で体を抱きしめるような形で押さえつけた


「リュウくん!!雷を放って!」

「でもそれじゃミナさんも!!」

「あたしはいいの!!こいつを。。。。ショートさせることを優先にして!!」


リュウは考えようとしたが

ミナの早くと言う言葉に考える暇はないと察して呪文を唱えた


「アンファン・ローム・エレットチレタ・コンパーニョ!!!!」

ビヒビビビビビ!!!!


リュウが水溜まりに向かって

電気を放った


「グァァァァァァァ。。。。。。ア」

「っ!!。。。。。。。。。」


ジュウイチを離さないように

ミナはリュウの電気を耐えていた

数分後


「。。。。。イジョウヲケンチイタシマシタ、コンピュータヲキョウセイシャットダウンシマス...............ピビピ501000610871 501000610871 501000610871 501000610871 501000610871 501000610871 501000610871 501000610871 501000610871 501000610871 501000610871 501000610871 501000610871」


ジュウイチは数字の羅列を吐き

煙を出しながらその場に倒れた


「っ。。。はぁ。。はぁ。。。。」

「大丈夫ですか!?もし、しんどかったらここで休んでも」

「いい。。。。次に進みましょう、マザーの拷問で受けた電流より何百倍も優しい電気だったわ」


ミナはふらつきながらもリュウの手を掴み

先へと進んだ

-----------------------------------

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「なん。。。だ、こいつ!!」

「まるで攻撃が効いてない!!」

「あっはっはっは!当たり前じゃない。。。。そいつは私の最高傑作よ、あのデカブツよりもね!!!」


優里達はフローラが用意した脳が露出した

バケモノの攻撃を避けながらバケモノに攻撃をしているが効いている様子はない


「どうすれば。。。。。。あ、モア・ニップル・バスト・コンパーニョ・タンタシオン!」

「何を意味わからないことを呟いて。。。。。ってちょちょちょ!?何脱いでんすかぁ!?」

「しょうがないでしょ?こうでもしないと誘惑攻撃が効かな。。。。。。効いてない?」


バケモノはクレハの誘惑攻撃を受けたが

効いてない様子で

目線をクレハに向けた


「やっば!!!」

「お前!余計悪化させてどうすんだ!!!!!」


杏が爪でバケモノの背中を切り裂く

しかし、その傷は一瞬で回復した


「どうなってんだ!?」

「なるほど、この傷の回復速度は見たことある。。。。昔の旧友にそんな特性持ちのやつがいたから。。。いや、こいつも同じ【研究所】で生まれたのか?」


杏は向日葵と優里を小脇に抱えバケモノの視界から消えた


「あいつはだめだ、まともに戦えばお前らのどちらかが死ぬ」

「だったらどうすれば!!!」


向日葵は先ほどからバケモノの匂いを

嗅いでいた


「さっきからあなたは何をしてるんですか、鼻をクンクンさせて犬ですか?」

「いや。。。。あのバケモノなんか嗅いだことのある匂いがする気がする」

「なーにいってんだ、あんな化け物なんてあたしら会ったことないだろ!」

「。。。。。。。不健康そうな匂いとなんか。。。。さわやかそうででもどこか鼻につく匂い。。。。。まさか」


向日葵は真実の鏡を取り出し

瓦礫から顔を出した


「おい!バレんぞ!」

「優里ちゃん、私が麒麟の姿になったら大きさの問題で真実の鏡を持つのは無理、だから優里ちゃんが龍の姿になって私を持ち上げて」

「化け物に近づくつもりかよ!?」

「それしかないの!!!!」


向日葵の必死な説得で優里は龍の姿になり

向日葵を持ち上げた


「あのぅ?私たちはどうすれば」

「お前の力が誘惑しかないのならお前に与えられた選択肢は。。。。いや、お前でもできる役割がある」


杏はクレハを持ち上げ

屋上へ投げ飛ばした


「どぅぇぇぇぇぇ!?」

「先に屋上に行ってろ!!!!新月までもう時間がない!」


杏はバケモノが逃げないように

昔親友から教わった拘束結界の術を唱えた

「ナイス!」

「これだけやったんだから、成功させてくださいよ!」


向日葵は真実の鏡をバケモノの目の前に見せつけた

その瞬間バケモノは声にならない悲鳴をあげ

中から魂が飛び出してきた

その魂は人の姿になり


「うそ。。。。だろ?」

「やはり、貴方たちでしたか。。。。春香さんに海武さん」


春香と海武は

静かに目を閉ざし

ありがとうと口を動かした

そして海武が手を差し出した

そこには星のチャームがあった


「これは?」

「。。。。誰かに渡してくれって言ってる」

「お前わかんのか?」

「妖怪は口の動きで会話するものもいるからそう言うのには長けてんだ」


杏誰に渡して欲しいのかと質問して

海武の口の動きをじっくりみて判断した


「。。。。まなみ?って誰だ」

「海武さんの娘さんだよ!」

「その子に渡せばいいんだな?」


海武はゆっくりと首を縦に動かし笑顔になった

春香は自分のつけていたヘアピンを優里に

渡した


「これは?」

「。。。。。あすか?がちいさいときに作ってくれたヘアピンだそうだ」


春香はヘアピンを渡した後

恥ずかしそうにしながら次の言葉を発した


「。。。。うまれかわったら。。。また会いましょうだってさ」

「当たり前じゃないですか、その約束。。。。ずっと覚えてますよ」


春香と海武は顔を見合わせて

ゆっくり微笑み光となって消えた

その瞬間閉じていた扉が開き

優里達は先へと進むことになった

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「マザー様、準備が終わりました。。。。。ですが、まだジュウイチが来ていないようです」

「構わん、侵入してきた蠅に倒されたんだろう。。。。。。粗方マサトの仕業といったところか?」


フローラは優里達の前にバケモノを放った後

急いでマザーのところに戻り

経緯を報告した

マザーは微笑み全ての通路のシャッターを閉め

フローラに少し早めの準備を命じていた


「マザー様、私が先ほど申し上げた奴らのことなんですが」

「目の前にいるのがお前の言ってた奴らの1人か?」


マザーが指を刺す方向に

目を逸らすクレハがいた


「(この状況を説明すると。。。。私は屋上階に行ってこいと言われて先に行ったけど、言った先に私の死ぬフラグがありました)」

「なんだ、お前仲間を捨てて先にここにきたんだ?1人で?バカじゃん」

「まぁいいじゃないか、あの猫又妖怪を逃したことは水に流そう。。。。。。我は勇者がギリギリのところで魔王に挑んで敗北するというエンドが大好きだからな」


マザーがクレハの元に歩み寄り

顎を爪で撫でた


「なぁ?我は最初からお前がスパイだってことを知っていた、だからお前には我の計画の妨げにならない情報だけを握らせていた。。。。。でもお前は美しいからこのことも見ずに流そう」

「あ。。。。ありがとうございます」


クレハは唇と足が震えていた

これから殺されてしまうのだろうと

そう思っていた


「。。。。マサトが来てお前を見たらどう思うかな?床に散らばった我の子と我の子を次々と孕んだお前を」

「。。。。。。。。どういう意味でしょうか?」

「お前には我の子を孕んで産んでの繰り返しゲームを与えようじゃないか!!」


マザーの計画にクレハは悲鳴を上げようとしたが直前のところで悲鳴を飲み込み

逃げられる場所がないか必死に

目を動かし探していた


「さて、フローラ、2人サイズのベットを用意しろ。。。。子供が見てるが今から我が行うのは性教育の実験だ、君たちが大人になっても困らないように今から我達が実践して見せよう」

「ク。。。。クレハさん!!」


飛鳥の叫びを背に

クレハはマザーの口から出た触手に足を掴まれていた


「い。。。。いや。。。いやぁぁぁぁ!!!!」


ドゴォォォン

その瞬間マザーの部屋の壁は壊され

その目の前にはマサトがいた


「。。。。。だーりん!!」

「だれがだぁりんや!!しばくぞ!。。。。そこを動くな!!」


マサトは炎の魔力で触手を焼き尽くすと

マザーは悲鳴を上げながら悶えた

その隙にクレハは逃げ出し

マサトの服の襟に隠れ泣き始めた


「邪魔や」

「だって。。。だって。。。本当に終わったかと思ったんだもん」

「安心しろ、お前が危険な目に遭うことはない」

「ダーリン。。。。!!」


クレハは嬉しさのあまりマサトの背中に顔を埋めた

マサトは鬱陶しそうにしながらも

どこか安心していた

マザーは高笑いをしたが

その顔には血管が浮き出ていた


「マサト、お前はいつもいつも我の邪魔をする。。。。。お前は浮気相手と我の女の間にできた汚らわしい人間なんだ、それだけで我に懺悔する意味があるのになぜ我の邪魔をする?我に申し訳ないという気持ちはないのか?」

「父さんを目の前で殺され、母さんを重症まで追い詰めたお前に申し訳ない?寝言はねて言え!!!お前のくだらんお遊びもここで終わりや!!」


マサトは特大な魔力でマザーを攻撃しようとした

しかしマザーは不穏な笑みを浮かべ

体を避け

愛美の首に刃物を近づけた

それをみたマサトは自身の魔力を消した


「っおまぇぇ!!!」

「なぁんだ、せっかくこいつの【処刑】が【マサトが不本意に攻撃してきたからうっかりやってしまった】っていうシナリオで出来そうだったのに」

「どういうこと!?愛美ちゃんには手を出さないって!」

「あ、そう言えばお前達は聞いてなかったな」


マザーはジュウイチがミナに言った

神が愛美を殺せとマザーに命令したこと

その後の経緯


「。。。。。そういうことか、やけにお前西園寺さんに固執してた理由はそれだったか」

「そんな。。。。」

「神はそいつを殺すことを我に頼んだ、そして我は神が殺したいそいつの体を貰い人格を殺すことを契約した。。。。だから、今ここで契約が完了しないと我は【魔王としての力】を失う。。。だからといってお前達は手出しはできん」


マザーはそういうと  

指を鳴らした

その瞬間奥からはトールがマサトの方向に飛んできた


「プーペ・ウォール!!!!!!」

ガシャガシャガシャガシャガシャ

「ちっ!人形の壁か。。。」

「あっは!マサトはその隙間で見てるといい。。。。。。我が生まれ変わる瞬間を」


マザーはそういうともう一度土台に仰向けになり

フローラはそれを確認するとマザーの頭と

飛鳥の頭に帽子状の機械を被せ

スイッチを押そうとした


「サンダー・ボウル!!!」

バチバチバチバチバチバチ

ズギャシャァァァァァン!!!!!


リュウが放った雷の魔力が

パソコン機器を直撃し

パソコンは煙を出しながらショートした


「きゃあ!!?」

「。。。。次から次へと蝿がやってくる」

「へぇ!?飛鳥ちゃんがなんであんなところに。。。。。。」

「愛美ちゃん!!!」


ミナは愛美のところへ手を伸ばそうとした

しかしマザーミナの腕を折るように阻止した


「ぐぁぁ!?」

「ミナァ。。。。。ジュウイチの報告だと心臓以外の全ての臓器をぐちゃぐちゃにしたということだが動けてるということは【あの時】より回復速度が格段と上がってる証拠だぁ。。。これは喜ぶべき事だぞ?もう一度研究のしがいがあるな。。。。。次は手足を切ってそこからの回復経過を見ようじゃないか」

「あたしを。。。。。これ以上研究材料にするなぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


ミナはマザーに向けて無数の槍を放ったが

マザーは全て避けた


「動きが単純になってるぞ?お前の悪いところはすぐに短期になるところだ、それが命取りになることも知らずにな!!」

「っ!?」

マザーはミナの心臓めがけて光のビームを放ったが

ギリギリのところでリュウがミナを担ぎ

マザーから離した


「魔王子。。。。お前はなぜ我の邪魔をする?お前の第二王子は我の計画を素晴らしいと絶賛してくれたぞ?」

「その第二王子はどこにいるんや?もしかしてあの冷蔵庫の中?」

「察しがいいな、さすが次期魔王になるお方だ」


マザーは高笑いをし

リュウ達を吹き飛ばそうとした

しかしミナはその最中にドーム状になってるドールを衝撃で吹き飛ばした

バラバラバラバラバラ


「壁が。。。。。マザー!!!」

「チッ本当にお前は余計なことしかしない!!」


マザーとマサトが互いに炎を出し合って

攻撃した

その隙にクレハは吹き飛ばされて壁に打ち付けられたリュウとミナを小脇に抱えマザーから離れたとこに置いた


「後10分で新月だ」

「なんやと。。?」


マザーはマサトを吹き飛ばし

魔力封じの透明な結界に閉じ込め

クレハとリュウとミナを吹き飛ばし

石化呪文で手足を固めた


「なっ。。。。!!!」

「動け。。。ない!」

「お前達はそこでみておけ」


マザーは土台に戻って

仰向けになり

フローラはもう一度パソコンを触り始めた


「なんで操作できる!?」

「これは電気だけじゃ壊れないようになってるのよ、残念ね」


フローラは嘲笑うかのように言葉を発し

マザーと飛鳥にもう一度精密な機械が入っている帽子を被せた

ミナは目でジュウイチを一時的にショートさせた時と同じようにスプリンクラーを作動させようとスプリンクラーを探していたがどこにもなかった


「。。。。。。くっ!」

「あら、何かを探していたようね?一回下の階でスプリンクラーが発動した状態でジュウイチが感電しショートした状態で倒れていた。。。。。。まさか今度もその作戦をやろうとしてスプリンクラーを探してたのかしら?あるわけないじゃない!あの部屋は精密機器ばかりが並んでいたところだから火事を防ぐためにスプリンクラーを設置してたのよ」

「。。。。。。。ぅぅぅ。。。。ぅぅ」


ミナはフローラを酷く睨んだ後

まるで力が抜けたように俯き

唸り声を上げた


「そうだ、お前はストレスを溜めろ。。。。。ストレスを溜めて。。。。。」

「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

バキバキバキバキバキ

バギャァァァァン!!!!


「暴走しろ!!!!」

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