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27話(最)物語の終わり

「まずい!ミナが暴走したら手がつけられなくなるぞ、全員避難しろ!!!」

「でも、今ならあの糞魔王を倒せるんじゃ!?」

「倒した後はどうする!?今のミナは目に入るものを壊すマシーンに成り果てた!マザーを再起不能にした後狙われるのはワイらやぞ!!」


ミナは唸り声を上げながら

フローラに掴み掛かった


「くっ。。。。。トール!!!!!!」

「フローラ!!。。。。。。

プーペ・ウォール!!!!!!」

カシャカシャカシャカシャカシャ


ミナを囲むように人形の壁が立ち塞がった

しかしミナは唸り声を上げ手を振り上げ壊した


「そんな。。。。!!!」

「フローラ!トール!。。。。そいつの心臓を止めたのちに上半身と下半身を真っ二つにしろ!」


マザーの言う通りに2人はミナに近づこうとしたが

その瞬間壁を突き破り光の剣が伸びてきた


「飛鳥ぁ!!!!!!!」

「ケルベロス!!!!」


渚は剣をフローラの足に突き刺し

マサキはケルベロスをトールに襲わせた


「今はそんなことをやってる場合じゃ!!!。。。。。マザー様!!!!」

「ミナ。。。。だから言っただろ?お前は【普通の暮らし】なんかできない、苦しいだろ?辛いだろ?なら我が止めてやる」


マザーは自身の腕を鎌に変え

向かってくるミナの下半身に視点を定めた


「やめてぇぇぇぇぇ!!!!!!」

「。。。ぅぅぅ。。。。。」


愛美の叫び声にミナは止まり

頭を抱えて蹲った


「。。。。。止まった!?」

「なんだ!?何が起きた?」


ミナは唸り続けていたが

その声は途切れ糸が切れたように

パタっと倒れた


「なるほどこれが女神の力が、面白い。。。。。。お前は殺すはずだったが神にしばらくの猶予を与えてもらって研究するのもありだな」

「離しって!!。。。。。。。ミナさん!!!!」


愛美は肩を掴むマザーの手下を振り払い

ミナの元へ駆け寄った


「どんな研究内容にしようか。。。。ミナに壮大なストレスを与え続けて手がつけられないほど暴走しても女神の声は届くのかという研究内容にしようか」

「さっきから何ブツブツ言ってんねん!!!」


マサトはマザーの頭を強く殴り

魔力で吹っ飛ばした

ドゴォォォォォン!!!!


「マサトォ。。。。。人が考え事してる時は何も邪魔しないって教わらなかったのかなぁぁぁぁ!?」

「知らんわそんなもん!!!」


マザーはマサトの攻撃を避けながら

巨大なシャボン玉を出し愛美とミナを

閉じ込めた


「ミナ!!!!」

「愛美!!!!!」


マサキと渚は

シャボン玉を攻撃しようとした

しかし渚はマザーに邪魔されると思い

なにかないか

眼球を動かし考えていた

そしてとある人物が目に入った

それは手を十字に拘束された飛鳥だった

今までの流れでマザーが飛鳥の体を自分のものにしようとしているのは

渚でもわかった

では、その飛鳥の体に深い傷をつけられたら?

渚はそんなことを考え

飛鳥の元に近づいた


「マザー!!!みろぉぉ!!!俺はぁぁぁぁ!!!!お前の大事なぁぁぁぁぁ!!!体になるやつを傷つけようとしてるぞぉぉぉ!!!!」

「な。。。渚ちゃん!?」


渚が突発的にとった行動は飛鳥の首と足に剣を近づけマザーの気を逸らそうとしていた

しかし、親友を今まで傷つけたことない渚は手が震え涙目になっていた


「。。。。。落ち着いて、相手に恐怖を感じてるって悟られたらダメ」

「あす。。。。。ごめんな」

「だから落ち着いてって、渚ちゃんが私を傷つけることなんか絶対ないって信じてるから」


飛鳥は渚を安心させると

笑顔を見せた


「やめろぉぉぉ!!!!」

「今や!!!!」


マザーが方向転換して渚の方へ向かってる間に

マサキはシャボン玉を壊し 

ミナと愛美を救出した

.......................

...................

.........

「何言われたか私にはわからないけど、これだけは言える、愛美ちゃんは生きるべきだよ。。。。だって愛美ちゃん優しいもん」

「初めてこの世界に連れてこられてさ、怖かったのに愛美ちゃんが前に進むことを優しく教えてくれた」

「あなたは生きるべきなんだよ

.....................

.............

......

「飛鳥さん!!!!」

「お前ら全員吹っ飛べ!!!」


マザーがそう言うと

マサトや渚達は吹っ飛び壁に打ち付けられ

マザーは光の拘束具をマサト達の方向に投げ

愛美をマサキの腕から奪った

「っ。。。。!!!」

「次は邪魔させない。。!!!先にこいつを殺してから我の体の儀式を始めるとしよう!!」


マザーはブラックホールから剣を取り出し

愛美の首元に当てた


「やめ。。。。やめろぉぉぉぉぉ!!!!」

「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ドゴォォォォォン!!!

パラパラパラパラ


ミナが叫んだタイミングで

赤い龍がマザーを吹っ飛ばし

愛美を床に下ろした


「次から次から次から次へと!!!!!なんなんだ!!!!この糞蠅共がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


フローラは急に現れた龍を捕獲しようと

トールに命令を下したが

トールの様子はどこかおかしかった


「トール、聞いてるの!?」

「。。。。。ない」

「は?」

「。。。。。失敗作の人形のスペアがもうないんだよ!!!」

「そんな。。。。」


そんなやりとりをしている内に

トールは巨大な猫に頭上から叩き落とされた


「トール!!!」

「やりすぎですよ、杏さん!!」

「知らん!!入り口付近にギッチギチと人形を詰めやがって!!!」


杏は化け猫の姿から戻ると

トールを持ち上げ向かってくるフローラのもとに投げた

フローラは投げられたトールに巻き込まれるように壁に打ち付けられた


「がはっ。。。。!!」

「優里、向日葵!!お前ら。。。」

「渚!帰ったらお仕置きだ!!」

「ねぇ優里ちゃん!この人達って味方でいいよね!?」


龍になった優里がパソコンの前にいたフローラを薙ぎ払いフローラは杏に投げ飛ばされたトールに巻き込まれるように壁に打ち付けられて気絶した

麒麟になった向日葵は拘束されていたマサト達を仲間かどうか不安になりながらも

救出した


「この。。。。。っぶぅ!?!?」

ドッゴォォォォン

「ミナさん!!!」


マザーが床に降ろされた愛美を殺そうと

剣を振り上げるとミナの蹴りが首に入り

首が折れる形で吹っ飛んだ


「がは。。。。。。」ビチャビチャ

「ミナさ。。。。。。」

「もうお前は無理すんな!まだ完全に回復してないやろ!」


状況を察知した向日葵はミナのところに駆け寄り回復をし

優里はマザーのことを押さえつけた


「はな。。。。はなせぇぇぇぇ!!!!」

「高宮さん!今や!今これを使うんや!」

シュンッ

「そ。。。。それはぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


マサトは杏に拘束を外されてる飛鳥の目の前に封印箱を投げて目の前に落とした

杏はその意味がわかると

マサトを睨み言い返した


「お前!この封印はきょーこがやっとのことで完成させたものだぞ!それを。。。。こんな一般人にできる」

「そいつは京子ちゃんの娘や!いいから早く!」 


杏は驚きつつ飛鳥の拘束を外し

飛鳥に封印箱を渡した


「これを。。。。どうすれば」

「今からワイが言うことを復唱するんや!」


飛鳥はマサトの言う通りに復唱した

マザーはなんとか止めようと

飛鳥に向かおうとしたが

マザーの足は石に固められたように

動かなくなっていた


「。。。。。。。ミナァァァァァァァ!!!!!」

「早く復唱して!!!!!」


飛鳥は封印箱を強く握り

マザーへの憎悪を覚えながら復唱した


「深淵の闇に潜む禁忌の知識よ、我が指先に宿りし力を解き放て。星々の輝きを奪い、宇宙の秩序を歪めんとする者たちに立ち向かいし封印の力よ、我が呼び声に応えよ!ディクシオンシールク」


飛鳥は封印箱から発せられた圧に耐えきれなくなり膝から崩れ落ちた

その様子を見たマザーは高笑いをし

石になってる足を無理やり外して

押さえつけてるミナを振り払い

飛鳥の元に向かった

飛鳥は封印箱から手を離さず

薄れる意識の中マザーを見ていた

その時飛鳥の頭から声が聞こえてきた


..........飛鳥

「貴方は。。。。誰?」

........私は京子、貴方のお母さん

「お母さん?」

........私の成し遂げなかったこと、やってくれようとしてるんだね

「でも。。。。。無理かもしれない」

........ちょっと体力があるからね、あの封印箱は私とあの人とあの人の仲間達で作ったの、全ては私のお母さんを殺したあの魔王に復讐するために

「どうやったらできるのかな」

.........辛いと思うけど立ち上がって、貴方は強い子だから.......赤ん坊の時から貴方を見ていたからわかるの......ごめんね、普通の人生を送らせてあげられなくて.....遥にも謝らなくちゃね.......せめて、貴方がうまく行くように私の巫女の力を全部注ぐから..........絶対に......成功させて


京子は飛鳥の胸に手を置くと

光の粒になって飛鳥の胸の中へと消えた

飛鳥は胸に手を当て目を覚ますと

マザーが近くまで来ていた

飛鳥は両手を前に

足を折り曲げ膝立ちで

祈るポーズをした

その時飛鳥の手にはお祓い棒が現れた


「あれは。。。。。京子ちゃんの叔母が持ってたお祓い棒!?」

「まさか。。。。今目の前にいるのはあの子?」


飛鳥の体に乗り移ったと思われる京子は

お祓い棒を縦に振った

その瞬間マザーの体は石にされたように動かなくなった


「させるかぁぁぁぁぁぁ!!!!」



奥からクロエが飛び蹴りをしたが

リュウが電流を放ち

感電させた


「邪魔だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


スパァン

ブシャァァァァァァ


クロエが飛鳥の方へ

手伸ばした時

四肢が吹っ飛んだ


「ミツバちゃん。。。。。貴方はもう私の子供ではない、深淵の闇に潜む禁忌の知識よ、我が指先に宿りし力を解き放て。星々の輝きを奪い、宇宙の秩序を歪めんとする者たちに立ち向かいし封印の力よ、我が呼び声に応えよ!ディクシオンシールクフィナーレ!!!!!!」


シュゥゥゥゥゥゥ

ドッゴォォォォォォォォォン!!!

シュゴォォォォォォォォォ!!!!


「ヤ。。。。ヤメロォォォォォォァァァァァァァァ。。。。。。ァァァァァァ」

スポン


マザーは体が小さく小さくなり

大声をあげていたが

やがて小さく丸まり魂だけの状態になって封印箱に吸い込まれていった


「終わった。。。。のか?」

「ちょっとそれかしなさい、叩いて確かめるから」

「変なことするな、衝撃を与えてもし出てきたらこれまでのことが水の泡やぞ」


いつの間にか眠った飛鳥を

向日葵がそっと抱き抱えた

マサトは飛鳥の手から落ちた

封印箱を床に落ちる前に両手で受け止め

マサキはミナを持ってきたタオルケットの

上に寝かせ

愛美はその様子を見守っていた

暫くしてドアが開いた


「惑星警察だ!マザーに関わっている奴を逮捕する!」

「なんでこのタイミングで来るんだ?もっと前に来いよ」

「僕ら惑星警察はマザーによって眠らされていたんです」

「マザーが死ぬまでという制限付きでな」


惑星警察はフローラやトールに手錠をかけた

その光景を見たミナは惑星警察の1人の袖を引っ張り

自分の両手を前に差し出した


「。。。。。。そういうプレイがしたいのならよそでやれ」

「違うわよ、あたしはDr.ナリドに造られた細胞人間。。。逮捕するには十分な理由だけど?」

「おぉう?普通隠して暮らすと思うんだがな?まぁ、素直に応じてくれてこっちも助かる」


惑星警察の1人が発言の途中で足に何か当たったのを感じ下を見た

そこには首を横に振ってる愛美がいた


「ミナさんは。。。。悪いことしてません!!!!造られただけでいい人なんです!!だって。。。。私の心の支えになってくれて私を守るために。。。。守るために」


-----「貴方はそう言う運命なんです。。。。。。成人を越えるまでに誰かに殺される、そう神様が決めた」----------


「。。。。どうして、私なんかを守ってくれたんですか?私は守る価値のあるべき人なんでしょうか?」

「。。。。。。。訳ありってことで、話が済んだら呼んでくれ」


惑星警察の1人は離れてもう1人の警官の元に行った

ミナはゆっくり息を吸って吐いて

愛美の隣に座った


「。。。。あたしは義務教育もまともに受けてなくて馬鹿で脳筋だから言葉選びとか下手だから不愉快なこと言ったらごめんなさいね、大丈夫だから何があったのか話して?」

「。。。。。」

-----------------

-------------

-------

「なんでそんなこと相談するの?先生はあなたの家庭環境なんて知らないのに」

「そんなことうちらにいうなよほんと空気読めない、嫌われるよ?お前」

--------------------

-----------------

----------

「。。。。。。何でもないです」ギュゥゥ

「そう?じゃあ、いこっか」


ミナは立ち上がり後ろを向いた

愛美はこれでいいのかただ、俯き悩むしかなかった


「でもね、これだけはわかって欲しい。。。。。貴方は1人じゃない、たとえ貴方の悩みが解決できなくても私は解決できるまで貴方に付き添うから。。。絶対に離したりしないから」

「。。。。。。あの」


愛美はミナの言葉を聞いて

勇気を振り絞りジュウイチに言われた言葉を

復唱した

そして自分は神に殺されようとしている

周りの人たちが巻き込まれるのなら

自分なんか死んだ方がいいんじゃないか

ということを相談した

ミナは後ろを向きながら拳を握り締め

自分が途切れ途切れの意識の中で

聞いていた言葉と同じという真実に

静かに怒りを露わにしたが

息を深く吸い

落ち着きを取り戻し

愛美の方へ向き

笑顔を見せ手を差し伸べた


「たとえ神に運命という理を使って貴方が殺されようとしてるんなら私はそんな理はぶっ壊して愛美ちゃんに希望と笑顔を届ける。。。。。。。それがあたしの使命でありそれがあたしのやりたいことだから」

「。。。。。。はい!」


愛美の目にはいつのまにか大粒の涙がこぼれ落ちていた

ミナは自分のハンカチで愛美の涙を拭い

天井を見上げた


「(見てるか?あんたの企みは全て終わった。。。。この先何があろうともあたしは小さな命を危険に晒したあんたを絶対に許さない、たとえ神であるあんたであっても)

---------------------------

--------------------

---------

「じゃあ、わいはリュウとマサキを連れて帰る。。。どうせこいつは1人じゃ帰れそうにないからな」

「では、自分達はマザーに手を貸してた者とDr.ナリドの研究品No.10とNo.11を連れて帰ります」

「そんな。。。」

「大丈夫だよ、No.10番に限ってはもう潔白が証明されてるからあとはナリドの事とか諸々聞いて怪我も治して帰らせるから」

「こいつ、ひでぇ怪我だからさ。。。まずは俺たちの署内にある医療室で治療させな」

バァン!!!!

「ひゃぁぁぁぁぁぁぁ邪魔だぁぁぁぁぁ!!!!」

ドバァァァァァン!!!


惑星警察がミナの腕を掴んだ瞬間

ドアが勢いよく開き

カナトが走ってきて

ミナ以外の周りの人たちを吹き飛ばし壁に打ち付けた


「ミナ!!!!間に合ったよ。。。!ようやく。。。。ようやく君に僕の赤ちゃんを孕らせることができるんだ!!!」グ。。グググ

「な。。。何言ってるの?意味わかんない!!!」

「ほら。。。みてこれ、この注射を打つとね女にある子宮ができるんだ!!!」


カナトはポケットから注射器を取り出し

ミナに打とうとしたが

ミナはその手を押し除けようとした


「地球は素晴らしい!最近は男女平等を目標に男でも妊娠が可能な技術の研究があめりか?っていうところで行われていてね!にほん?というとこからは遠かったけど、同じ研究者仲間だと自己紹介したらすぐに研究内容とサンプルをくれたんだ!」

「やめ。。。。なさい!!!」

「女性ホルモンを一気にたくさん入れると危険だからね少しずつ入れて体を慣らさせないと。。。。ねぇ!!!!」


注射器はミナの腕にゆっくり近づいていた

ミナは力を入れて吐血しながらも一生懸命押し除けようとした


「Dr.ナリドの唯一の誤算はミナを最初は女として作るつもりだったが遺伝子に不具合が起きて、男性として生まれてきてしまった。。。。。。マザーと揉めたのはその一件で、マザーはなんとかしようとミナを女性としてメイドの1人だったやつに育てさせ、全ての惑星の技術力を調べ上げた。。。。。その結果地球の技術力は世界一だっていうのがわかった!だから僕は率先して地球に技術を教えにもらってたんだ!何日も!何ヶ月も!」

「だからって。。。。。あたしは。。。嫌だ!」


ミナはカナトの手を強く振り払った

サンプルの注射器がコロコロと愛美の方へ転がり

愛美はそれを拾い上げ

カナトの方へ駆け寄り

手を差し出した

が、目の前で落とし

ゴミを見るような目で

足で踏み潰した


「。。。。ミナさんの尊厳を破壊するお前は死ね!!!」

「ああああ!!!!何やってんだこのアマァァァァァァァ!!!!!!」


カナトは散らばっている注射器と液体をかき集めていたがその首根っこを惑星警察の1人が掴み

腕を後ろに回した


「カナト・サンクリナ・メイクーン!お前を逮捕する!」

「僕を逮捕する?どんな罪状だい?。。。。。答えられないだろう?だったら邪魔しないでくれるかな?僕は今からこれをかき集めるところだからさ」

「罪状は惑星条約第26条『他惑星の技術力を他の惑星に持っていくのは地位が王族のものしかできない』。。。。。お前は王族じゃない、お前は王族の養子になっただけの一般人だ」

「ハハ。。。。そうだ、王族になればいいんだな!?だったら何年経とうが僕は必ず王族になってやる!!!!」

惑星警察に連れて行かれた

ミナは愛美の頭を撫でおでこにキスをして

一例をし優しく微笑み

ありがとうと静かに言葉を溢し

惑星警察に連れて行かれた


「さてと。。。。私達はこの結末をフェアリーヴィーナス様に報告しないといけないわね」

「そうね、まっほとんど私の活躍だけど」

「あんたは何もやってないじゃない」

「なにを!!」


ファミラとフェレナが取っ組み合いの喧嘩を始め

シノブが仲裁に入った


「。。。。二人とも、話があるでござる」

「なによ?」

「。。。。。拙者は愛美殿の近くにいるからフェアリーヴィーナス様の元には二人で行ってはくれぬか?」

「なんで!?だって貴方あんなにフェアリーヴィーナス様の元につきたいからって勉強も頑張ったのに」

「すべてのことが終わったらまた帰ってくるでござる。。。。。。その間は少しでもあの子の隣にいないとダメな気がして」


止めようとするフェレナを

ファミラが手で止めシノブの前に立った


「。。。。。もし貴方はあの子が自分の気持ちに気づいて、生涯をあの女男と一緒に暮らすといったらどうすんの?」

「拙者は武士を目指し武士の心を持ってるでござる、だから。。。。だから」

「貴方は一度でも好きという感情を消したあの女男が許せない。。。。。だからあの男がまた間違った判断をしないためにあの子の隣にいたいんでしょ?」


シノブはしばらく考え

首を縦に振った

ファミラはため息をつきシノブに助言をした

シノブはまだ納得できない表情だった





「マサキ、地下室を見つけた」

「Dr.ナリドがそこにいるかもしれないって?」

「そうや」


マサトとマサキは2人だけで

地下室への通路を降りていった

その先に腹の大きくなった女性たちが牢に閉じ込められていた


「。。。。。。貴方はマザーの仲間ではなさそうですね、もう全て終わったのですか?」

「そうや、君は。。。。。変幻族の女騎士か?」

「そうです、私はディガ・ジェーン・ゼノ

変幻の里に所属している兵士です。。。。もう全て終わったのですね?なら」


ディガは腰の袋から毒瓶を取り出し

全員に配った


「な。。。なにをしてるん!?」

「私達はマザーの子を身籠りました、これは死んで詫びるべきと全員で判断をいたしました」

「そんなことをする必要はない」


マサトは女性たちの前に行き

魔力を使用した


「妊娠が。。。。。消えた?」

「わいの魔力でマザーの子を孕んだ事を無かったことにした、だから死ぬのはやめろ。。。。。お前たちには里や国の復興があるやろ」


マサトの言葉に

女性全員涙ぐみ

首を縦に振った


「あなた方の素性は存じ上げませんが、皆様を代表して御礼を言わせてください。。。。。ありがとうございました」

「。。。。。。教えて欲しいことがあるんやけど」

「はい、何なりとお申し付けください」


マサキは自分の素性を明かし

自分とミナが里から離れたログハウスで

平和に暮らしていたところに

マザーが襲って来た

その情報を知っているのは

マサキとミナと

城にいる者のみ


「。。。。。。誰や?情報を漏洩させたものは?」

「。。。。。。王女と王妃でございます、あの人達がマザーと思われる人物に地図を渡しているのをマザー軍の貨物船から隙間からですが見ておりました」

「そっか、情報ありがとう」


マサキの拳が小刻みに震えているのを知り

マサトはマサキと女性たちを外に連れ出した


「マサキ、大丈夫か?」

「。。。。。あいつらを復讐で壊したい!王女は無理でも王妃はいけるはずやろ!?あいつらが居場所を教えなかったら今頃ボクは!」

「マザーはどんな形であれ必ずお前らを捕まえにくるぞ、特にミナがいる場合はな。。。。。少なからずあいつの考えはミナを自分の作った星に監獄みたいに閉じ込めたいというのが狙いやったはずやからや」


マサキは俯きながら

目を閉じ

深く深呼吸をした


「おちついたか?お前はミナのことになると周りが見えんくなるからな、それに復讐心を持つのは止めんがその負の感情がマザーの好物になる事を覚えておけ。。。。次行くぞ」

「え?今度はどこに行くん?」

「。。。。。地下室の奥深くに精密な機械が沢山ある部屋があった、おそらくそこがDr.ナリドの研究室や」


マサトとマサキは奥深くの部屋の扉の前に来たが扉には厳重な鍵がしてあったが

マサトが魔力でドアごと破壊した


ドゴォォォォォン!!!!

「加減」

「しらんわ、どうせ時期にここも使えんくなるからな。。。。。。これは資料が」


マサトはケースに入っている

資料を見た

最新の資料にはジュウイチのことが書かれており

ケースの奥に入っている

ボロボロの資料にはミナのことが書かれていた


「。。。。。「女性として細胞を育てて行ったが

育つごとに男性としての部位が小さいながら生えているのを確認、マザーの反応次第でこいつは処分」。。。。。。なるほどな、つまりミナは女性として育てられていたのは細胞を女性として作ろうとしていたんやな」

「なぁ、奥に誰か寝てる」



マサキが小部屋を覗くと点滴に繋がれた

メイド服を着た女性が寝かされていた

マサトはそれを見ると近くに寄り

体を譲った

その時に女性のポケットから写真と小さく畳まれたおくるみが落ちて来た


「。。。。。写真には紫の髪の男の赤ん坊と、おくるみには刺繍で ミナと書いてある」

「まさか、その人がミナを育てていた?」

「可能性はある、そしてここで点滴繋がれて寝てるってことはマザーに歯向かって寝かされている。。。。。という考察ができる」


マサトはそういうと惑星警察の1人を呼びに行き

マサキはその小部屋を調べた


「。。。。。日記?」


○月○日

ホムンクルスだって言われたけど

私が抱いた瞬間可愛い産声を上げた

今日から私がママだよ

○月○日

この子の名前はミナってつけた、もちろんマザー様には内緒

○月○日

この子寝返りもハイハイも覚えるのが早かった。。。。成長が早いのかな?少し寂しいな

○月○日

離乳食を嫌と言わずに食べてくれた

私のことをママって言いながらついてくるの

可愛い。。。。。マザー様に渡したくないな

○月○日

ご め ん ね


「連れて来た。。。。。どうした?」

「この人。。。最後までミナを渡さないようにしてた、最後の文章自分の血液で書いてる」

「こいつが例の重症患者か?協力感謝する」


惑星警察は

可動式のベットごと音を立てながら

救急パトカーに乗せた

その後部座席にはすでにミナが乗っており

ミナはマサキに気づくと

笑顔で手を振った


「。。。。。。マサキ、お前のことはワイが送り届けるがそれ以降のことは自分でやれ」

「最初からそうするつもりや、ミナもいないし。。。。自分でなんとかしないと」


マサトはすごく心配そうな顔をして

ディガの元に行き

経緯を説明して護衛を頼み

優里と向日葵達に一旦イストワールドに戻れと命令をした

優里と向日葵はマサトの命令通り

一旦イストワールドに帰り

これまでのことを話し合った


「じゃあ、お前と愛美ちゃんは変幻の里?っていうところに行って飛鳥ちゃんは魔界に」

「僕くんは私達の施設で暮らそうか」

「おれ かすとる」

「カストル君っていうのね、強そうな名前だねぇ〜そのピア。。。。イヤリングは誰かからの贈り物?」


向日葵はピアスと言いかけたが

耳に挟むようになっているのを確認し

イヤリングといい直した

その様子を見ながら

優里はマルホトゥに連絡をとっていた


『あら、じゃあ施設ごと変幻の里に移動すればいいのね?』

「あぁ、頼めるか?これでお前たちの手を借りるのは最後にするからよ」

『そんなこと言わないでよ、あたしだってあんたの苦しみはわかるから。。。いつでも頼ってきなさい』

「。。。。ありがとう」


優里は優しく微笑み

電話を切った

渚は飛鳥と愛美を強く抱きしめ

大声で泣いていた


「痛いよ、渚ちゃん」

「だって。。。。だってぇ!!!」

「私達は無事だったのですから、そんな泣かないで」

「。。。。俺、お前達が本当にいなくなってしまうんじゃないかって心配してたんだ!!!!」


渚は2人を強く抱きしめ大声で泣いた

その様子を優里は安心した様子で見ていた

しかし飛鳥は自分の胸に手を当て

自分の体の違和感を覚えていた


(確かにあの時誰がが私の体に入っていく感覚があった、けどあれは一体なんだったんだろう。。。。)

「飛鳥さん」

「愛美ちゃん、どうしたの?」

「。。。。いえ、元気がなさそうに見えたので大丈夫かなと」

「大丈夫だよ、心配ありがとう。。。。。愛美ちゃんこそ大丈夫?」


愛美は飛鳥の問いに

少し戸惑い微笑み返した


「愛美ちゃん、私がねなんであんなことを言ったのか知ってる?」

「あんなこと。。。。飛鳥さんが自分の体を差し出したことでしょうか?」

「そうだよ」


愛美は深く考え

いろんな可能性を示した

しかし、その全部も飛鳥は首を横に振った


「正解は希望を信じてるから、だから渚ちゃん達が助けてくれるって信じてたから私は私の体を差し出すことに賭けたんだよ。。。。。。愛美ちゃんも希望を信じて」

「。。。。励ましの言葉ありがとうございます」


愛美は一例をし

笑顔を見せた

その笑顔に安心したのか飛鳥は

渚とこれからのことを相談しに行った


「。。。。。。希望か」

-----お前は神によって殺されようとしている--------

-------たとえ神に運命という理を使って貴方が殺されようとしてるんなら私はそんな理はぶっ壊して愛美ちゃんに希望と笑顔を届ける-----


「。。。。。ちゃんと迎えにきてくださいよ」


愛美はそうつぶやき

自分の部屋へと戻り

変幻の里で暮らすための

支度をしていた


「あ、これミナさんがくれた本。。。。。。の下になんか。。。日記?」


愛美は本の下から出てきた

ボロボロになった日記の中身が見えたので

つい読んでしまった


○月○日

カナトくんやコユキってやつに無理矢理イストワールドというところに連れてこられた

どうやらここはマザーが作った星らしい

ほんと、反吐がでる

早くこんなところから出ないと

○月○日

あれから2ヶ月が経った

なんか体が重たい、多分マザーは

変幻族が住めない星の空気を空に抽出してるんだと思う

○月○日

どうやら地球から子供を1人攫ってきたらしい

コユキがあたしたち含む全員を集めて

あの子の負の感情を高めるためにあの子の助けになるようなことはしないようにと言われた

けど、あたしは

○月○日

愛美ちゃんの誕生日

ケーキを作る材料はないけど

あたしの想像の能力で何とかできないかと

考えた結果、完璧にはできなかったけど

甘いショートケーキが一つ出来上がった

本当はホールでみんなで分けたかったけど

愛美ちゃんはショートケーキを半分に切って

あたしにくれた

本当に優しい子

こんな子をマザーに差し出させるわけにはいかない

絶対に阻止してみせる


「ミナさん、なんで日記を置いていくんですか。。。。まるで」

「貴方に見てもらいたいって意図じゃない?」

「はわわ!?」


愛美の後ろから向日葵が顔を出したことに

愛美は驚いて日記を落としてしまった

その時しおりがあるページが開いた


「日記にしおり?伝えたいことここに書かれてるんじゃないかな?」

「勝手にみたらダメですよ!」


愛美の阻止虚しく

向日葵は開かれた日記のページを見たが

しばらくの沈黙の後

そのページを無言で真実に見せた


『これを見ているということは

全て終わったのかな、あたしは五体満足で

マザーに勝った?五体満足じゃなくても愛美ちゃんを一生抱きしめられるようになっていたらいいな

一つ愛美ちゃんに隠してたことを謝らないといけない、ごめんなさい

あたしは貴方の母親と面識があって

貴方の母親、ミソラは貴方が生まれることをとうの昔に知っていた

そして、殺される運命なのも知っていた

だから生まれた子供をあたしに託したの

愛美ちゃんの名前の漢字から

きっとミソラは貴方を愛している

という意味でつけたのね

そして、貴方はミソラの思った通りの優しい優しい子に育った

あたしが保証する

貴方は凄く優しくて自分より

他人を思いやれるいい子

貴方の運命は今これを描いてる時点で

わからない

でも、あたしは地球へ送りたい

貴方は父親と共に暮らさないといけないから


「うーん。。。。その願いも叶わなくなったんだよねぇ」

「ミナさん、ここまで考えてくれていたんですね」


でも、あたしのもう一つ考えてる最悪なパターンは

コユキが貴方の父親を殺すこと

きっとあのずる賢い女のことだから

証拠を隠滅するために貴方の父親を殺す

そうなれば貴方は地球で暮らすことは

困難になる

前に話に出てきた悪いヤクザさんの元へ暮らすより

うちで預かっていたほうがいいと思うから

もし、そういう最悪なパターンになった場合

そうすることにするわ

まぁ、そうならないことを祈ってるけどね


「。。。。。ミナって人も色々考えてるんだね、まぁ貴方を守るためにあんなにボロボロになってたんだもん普通の人なら死んでる」

「。。。。。死んでねえってことはあの人は普通の人じゃねぇってことだ、あれが例のホムンクルスか」

「うひゃあ!?優里ちゃん!?」


向日葵の後ろに優里が立っており

驚きのあまり向日葵は愛美の机に腰をぶつけた


「ちょっと!」

「すまんな、お前の声が聞こえて来たんで。。。。。。そんでそれが事実だとするとあの人が惑星警察の元から帰ってこられる確率は50。。。。。。」


優里がそう言ったところで

愛美の表情が曇り

向日葵に小突かれた


「すまない、あくまで私の推測に過ぎないが。。。。。でもそういう可能性もあると心に留めてくれ」

「ごめんね?優里ちゃんも悪気があったわけじゃないの!」

「そうだ、私達が渚を助け出すって希望を信じたようにきみも希望を信じたらいい」


優里は空気が悪くなると察して

向日葵の肩をポンと叩きその場から離れた


「。。。。でも、私がわからないのはなぜ貴方をそこまでして助けたいのかっていうのがわからないの」

「。。。。。私がお母さんの子供だからですよね?関わりがあるっていうのですから」

「うーん。。。。どうなんだろうなぁ、少なくとも私はそうじゃないと思うんだけど」

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「あの方があの方が居てくださらないとこの大樹はいずれ枯れ。。。エルフの森は滅んでしまう。。。。なんとかあの王女から我らの王女を取り戻さないと。。。。変幻の里に住む・・・王女」

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「あいつの暴君をこれ以上許していいのか?」

「お母さーん。。。。お腹が減ったよぉ〜」

「喉乾いたぁ〜」

「ごめん。。。。ごめんねぇ。。。食べるものも飲めるものも国民は制限されてるのに」

「あの糞王子は王様になった途端俺達の食糧を制限しやがって。。。。。あの方が王になる決断さえしてくれれば。。。。。」

「リュウ王子。。。。。」

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「大人達は身勝手だとは思わないか?俺たちの体に一つでも障害があると施設に捨てたり。。。。。でもそれももうこれで終わりだ。。。。大人達に天罰を俺達恵まれなかった子供に幸せを」


ということでフェアリーリング

飛鳥達の物語はここで終わりなんですが

まだその他のキャラのその後を描いた物語を

公開予定でございます

1話目はマサト・ダークグルッダ

2話目はマサキ・ファルマーテ・ジャダイ

3話目は?????となって

フェアリーリングとしての物語は

ここで終わりですが

飛鳥達の物語はまだまだ続きますので

次の話でお会いしましょう

それでは、皆様ごきげんよう

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