↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/14

なんでもするから!

ひさしぶりの投稿です。

 ゾクゾクッ


 得体しれない寒気がして目が覚めると、ベッドの横には西宮と香苗が座って睨み合っていた。スマホを見ると12時40分。昼休みに入ってから10分ほどたってるな。てことは午前中丸々寝たことになる。たっぷり寝てスッキリしてるはずなのに、この落ち着かない雰囲気はなんなんだ?


「お前ら何してんだ?」


「光輝君大丈夫?」

「こうちゃん起きたぁ?ごめんねぇ?昨日私が夜更かしさせちゃったから」


「あぁ、結構寝たから《《眠気》》はなくなったよ。」


「よかった!夏希ちゃんから保健室行ったって聞いてびっくりしたよ~!」


「私も梨花子から委員の仕事で保健室行ったらこうちゃんが寝てるって聞いて飛んできたんだよぉ。」


「梨花子さんが?そっか、来てたのか…」


「………」

「………」


 片桐梨花子かたぎりりかこは香苗の友達で俺もよく知ってる人だ。

 はっきり言うなら俺がちょっと好きな人。だけど梨花子さんには彼氏がいるんだよなぁ。

 来ていたメッセージを開くと、梨花子さんからも来ていた。


【こうくん寝てたみたいだけど大丈夫ですか?起こすのも可哀想だったのでそのままでていきました。一応香苗ちゃんには言っておきます。】


 とりあえず返事は返しとくか。


【梨花子さんなら起こしてくれても良かったのに】


 既読はつくが返事はこない。まぁ、彼氏いるからこんなもんか。


「心配してきてくれてありがとな。俺は腹減ったから教室もどるぞ?」


「「先に戻ってて」」

 ハモった!


「お、おう」


 なんだ?仲良くなったのか?


 ━━━━━━━━━


「さて、光輝君は教室に戻ったわけですが、ただの従姉妹先輩。さっきの反応見ました?梨花子さんとはだれですか?情報の共有を求めます。報酬は、体育の時に体操服のすそで汗を拭いた時のへそチラ写真でどうでしょう?」


「いいでしょう。後でメッセID教えるので送ってください。後、従姉妹先輩呼びはホント凹むのでやめてください。そして片桐梨花子はクラスメイトでもあり、私の幼馴染みでもあり、親友です。こうちゃんも昔から知ってて昔は三人で遊んだりもしてましたねぇ。そしてさっきのこうちゃんの何かに焦がれるような反応は今までで初めて見ました。不満です。」


「もしかしてまた増えるんですか?」


「いーえ、梨花子は一年の時から付き合っている彼氏がいますよぉ?その事はこうちゃんも知ってますし…」


「それを聞いても不安がきえないんですけど」


「私もですよぅ」


「「はぁ…」」


 ━━━━━━━━━━


 さぁーて、メシメシ!


「おい後藤、売店いくぞ!」


「んあ?おぉ、光輝戻ってきたのか。悪いが俺は見てのとーり、もう買ってきて食べているから無理だな!」


「俺のは?」


「ない!昨日みたいに弁当はないのか?」


「昨日だけだよ。ありゃ、ただの残飯処理だったからな。どれ、売店行ってくるか…」


 ━━━━━━━━━━


「…………ただいま」


「やけに早いな!」


「もうこれしか残って無かったからな」


 そう言って何の味もしないコッペパンを見せた。これはパンと一緒に惣菜を買って挟んでこそ輝くものなのだ!切り込みだけ入ったコッペパンなんてむなしいだけだ。

 まぁ、文句言ってもしょうがないので、コーヒー牛乳と一緒にいて流し込むか…


「さ、佐々木君!これ、良かったら食べる?わたしもうおなか一杯だから…」


 女神だ!女神がいた!俺の目の前にはおかずの王様とも言うべき唐揚げ様が降臨なされた!しかも二個!キャベツ付き!


「ひ、姫川いいのか?唐揚げだぞ!唐揚げ様なんだぞ!?」


「様?う、うん。お口に合えばいいけど」


「ありがとう!この恩は必ず!俺に出来る事ならなんでもするからな!」


「な、なんでも……」


 コッペパンの切り込みを開き、そこにキャベツを敷きその上に唐揚げを乗せて挟む。唐揚げパンの完成だ!

 そして一口………


 うまぁーーい!(服は脱げません)


 冷えても味が薄くならないようにしっかりとした濃いめの味付け。その濃さがパンに合う!そして中はジューシー、それでいて外はカリっとした食感。これはコーンフレークを砕いたものをまぶして揚げているな。これはうまい!


「これ、めっちゃうまいぞ!姫川の母さん料理上手なんだな!」


「えーっと、お弁当は自分で作ってるからそれもわたしが作ったの。お口に合って良かったな。」


「自分で作ってんのかー!すげぇな!これ、もっと食べたいくらいだわ!」


 空きっ腹プラスうますぎてテンション爆上げ問題。


「えっ、じゃあ、また…作ってこよう……かな?」


「まじか!頼むわ!」


「~~~~!うんっ!」


「あ~あ、知らねーぞ俺」


「なんだ後藤。そんなに見てもこの唐揚げパンはやらんぞ?」


「~♪」


「そうじゃない、そっちじゃないんだよ…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。